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【読書メモ】勇者たちの中学受験

お疲れ様!
今日は「勇者たちの中学受験」を読んだ感想について投稿していくね☺
中学受験といえば、私たちが出会ったのも中学受験のとき。小学5年のときかな。いやーほんと長い仲だね。もう20年以上前よ(笑)
友達に勧められて、こちらの本読んでみました。最近出たばかりの本なんだけど、結構売れてるみたいです!



内容は、実際に中学受験を経験した3組の家族の受験レポ。特に、受験本番の1週間位を中心としたレポになっていて、かなり当時を思い出すよ。生々しいレポートです。
中学受験、自分も一生懸命がんばったし、これから息子たちをどうするかって問題もあるし、都内に住む限り、考えなければいけないテーマだなぁと思ってる。考えた事を3つほど紹介します。

1親が9割はうそ 本人が9割


最近は、「受験は親の戦いだ!」「親の意識次第だ!」みたいな風潮があって、一生懸命になっている親がとっても多いらしい。この本の中に出てくる家族も、父親がExcelで計画シートを作っていたり、親向け受験ノウハウ本を読み込んでいたりして、ほんと熱心。
でも、著者も訴えるように、親が9割と言うのは嘘。私もそう思う。受験するのは本人だからね。「親が9割だ!」なんていうのは、受験産業の戦略だと思う。そうやって親の意識を変えないと…みたいに洗脳して、たくさんお金を出させたいわけよ。
なんてったって受験するのは本人。本人の能力と頑張り次第。あんまり親が、私のやらせた方が悪いんじゃないか…とか悩みすぎるのは禁物だと思う。

自慢じゃないけど、私は親に「勉強しなさい」と言われたことがない。塾の勉強が楽しかったし、合格したかったし、勉強に関しては勝手に1人で頑張った。親は、送り迎えをしてくれたり、お弁当作ってくれたり、もちろん高い塾代を払ってくれたり、勉強以外の面でサポートしてくれた。だから、その親の勉強以外のサポートという1割には感謝してるけど、勉強に関しては、自分自身の努力とか能力が9割だったと思う。
親が、「9割は私たちの力で合格したのよ!」なんて言ってきたら、おいおいおいってならない?笑

2努力は報われると信じた弊害


受験で落ちると、いろいろ悔しい思いをしたり、絶望を味わったりするよね。
でも、じゃあ全部受かったら大勝利、大成功、受験万歳!となるかと言うと、そうでもない。
もちろん、努力するっていうのは大切なことなんだけど、努力しなければダメなんじゃないか…みたいな脅迫観念を持つようになる気がする。まさにそれが私…
なんだろ、手を抜けなくなってしまうというか、努力していないと気が済まないみたいになってしまうというか…悪いことが起こりそうと思ってしまうというか、、

もともとの気質もあるだろうけど、中学受験の影響もあるんじゃないかな…なんて自分の人生見直しました。
中学受験、よくも悪くも劇薬だよね。ちょうど小学校高学年という思春期なんて、かなり洗脳されやすいから、あれほどの競争社会に身をおくっていうのは、与える影響は結構大きいと思う。

3危なっかしい家庭は避けた方が無難


繰り返しになるけど、中学受験はやっぱり劇薬。
親子の関係が不安定な家庭が、中学受験をすると、もう一生修復できないような溝を作ってしまいかねない。親も子もかなりストレスかかるからね。
だから、親子関係が健全な人は、挑戦してみても良いかもしれないけど、親子関係がうまくいっていないのに手を出そう…というのはかなり危ない気がした。親子関係だけでなく、夫婦関係も危なっかしいなら避けた方が無難かな…
息子に受験をさせるのかはまだまだ先の話だからわからないけど、子供の能力だけじゃなくて、(自分たちが)中学受験という劇薬に耐えられる親子関係、夫婦関係なのかというのも判断材料にしたいなと思う。

いやーほんとにさぁ、とんでもない世界だったよね(笑)チョーク飛んできたり、先生が壁を叩いて、時計が落ちてきたり… (笑)毎回みんなの前でテストの点数を言わされるなんて当たり前だったよね。
自分の人生の中でもなかなか衝撃な経験だったから、いまだにこういう本面白いわ。
ではではーまる

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