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「話し方」の本がなぜ売れるのでしょう?

あなたは学校で「話し方」を習ったことがありますか?

僕は学校で「話し方」を習ったことがありません。
実は日本の学校では、「話し方」を教えていないことをご存じでしょうか。
学校では言葉を習い、授業では発表の機会をもらって問いへの答を述べます。しかし、言葉の誤りは指導されても「話し方」については具体的指導がありません。
「ちょっと待ってよ、高校入試の前に面接の受け方を教わったじゃないか」との反論も聞こえてきますが、その時習ったのは面接試験ではどんな質問が出て、どんな受け答えをすれば合格点が取れるかという方法じゃなかったですか。
これは、文章においても同じです。文章の書き方は教えず、合格する回答の書き方が教えられています。
「話し方」も「文章」もどういう風に話したり、書いたら良い点が取れるかに終始しています。つまり「試験に通る方法」で「話しを通じさせる方法」ではないのです。
これでは、自分の思いを話したり、書いたりするコミュニケーションに悩む人が増えるのも当然だと思います。
「どう言えばいい、どう書けばいい」とばかり聞いてくる新入社員が多いのも頷けますね。
(話を通じさせる方法は、後の記事で追々お話ししますね)

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