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キャリアってなんだ

最初に述べておくが、これから読んでいただくことに回答はない。ただの心の中での反芻に過ぎないので、重く受け止めないでほしい。



今まで、転職を2回経験している筆者であるが
実は2回とも転職サイトや求人への応募〜などは活用せず実現している。

よく言えばリファラル。要するに縁故である。
別に縁故が悪いと言いたい訳ではないので誤解しないでほしい。
一般的に会社も求職者も安心の制度だからだ。

しかし、筆者が悩んでいることは、とどのつまり
できることで食うのか、やりたいことに挑戦するか。
というテーマである。

みなさんも人生に1度は通る道ではないだろうか。

筆者の人生語りはまた別でするとして、
やりたいこと・興味のあることに挑戦する期間のなんと短いことか。
ほとんど学生時代に見つけて取り組んでおかねば、社会に出てからでは遅いのである。
まして1社目〜で積んできた経験とは別畑での分野であったならどうだろう。
社会もとい就職面接では、「なぜこの業界に興味をお持ちになったのですか」などとご丁寧にも定型文で聞いてくださるのだ。

「お前が会社にできることはなんだ。」と

筆者は曲がりなりにも人事面での経験もある故、そこら辺は社会人・ビジネス人として至極当たり前の質問だと思っている。

しかし、そこではないのだ。

やりたい気持ちはある、年齢や今までの経験・能力についても客観的に見えているとする
だから、、だからこそ見えてしまうのだ

未経験にそんな力はありません….

何を言おうが実績がない自分には、自分の未来に投資してもらうための、自己PRにしかならないのである。

筆者は同じ会社の仲良しのHさんに聞いた。
彼女は物作りが好きで、Webデザイナー志望で入社したらしい。そんな彼女は今人事を担当している。

筆者
「Hさん、Webデザイナーになれないとわかった時、転職しようとは思わなかったのですか?」

Hさん
「私、気づいたんです。自分の好きなことを仕事にできなくても、必要なお金さえ手元に入る状態であれば、趣味として続けていけることに。
その代わり、私の仕事の優先度は人生において高くはありません。
自分の時間を最大限有意義に、好きなことに取り組むためのお金を作っているに過ぎないのです。
筆者さんも、考えてみてください。
好きなことは仕事にしなければ、本当にいけないのですか?
私は今のままである程度は幸せですよ。」


この時、筆者の脳裏に浮かんだのは
仕事に一所懸命になれなければ、私は何に時間を使えばいいのかわからない…

そうなのだ。
筆者は、別に仕事人間ではない。と思って生きてきた。
ワーカホリックなんてナンセンスだと思っていた。

でもどうだろう。
振り返れば、いつでも必要以上の仕事をしていないといけないと思っている自分がいる。
誰かに何かを頼まれて、嫌々やったとしても感謝の言葉でまた頑張れる自分がいる。
仕事で失敗したメンバーのフォローで、クライアントに頭を下げに行ったのも一回や二回ではない。

自分では、気づかなかったけど
私は仕事が好きなのだと思う。
仕事によって、人と関わって、人を好きになって、そんな人たちの力になれることに、自分の価値を見出しているのだ。

ともなれば、
仕事は自分の人生で、すごく意味のある時間のかけ方で
願わくば健康でいられるうちは、何かしら仕事をしていきたいと思う

そうともなれば、

今少し立ち止まって
給料や条件ではなく、自分が心からやりたいと思うことに
仕事としての時間を使って取り組みたいと
やはり思ってしまうのだ。

今すぐに、何か会社にとって価値のあるものを作り出せなくても
必ず今までの経験とこれからの頑張りで、
価値をつくってみせる。

その心意気を、どうか買ってくれる会社が
この世の中にあるかどうか
それを探してみるのも、
最初の挑戦なのかもしれない。






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