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久しぶりの23Km走で感じたこと

暑い時間帯を避け、今日8/17の早朝4:30から久しぶりに長めに走りました。このランニングでの頭の中をメモしておきます。

まずは結論・・・

  1. やりきった感すごすぎ

  2. 身体が重すぎ

  3. メンタル鍛えるよりも、十分な練習がしたい


1. やりきった感すごい

10Kmとか5Kmのタイムアタックは主に心肺が試されるけど、20Kmくらいになってくると心肺・脚を中心に、身体の全てが試される。

長く走れば走るほど、毎日とは違った風景の場所まで行ける。今回はさらに早朝4:30スタートを選んだので、これも毎日にあまりない時間帯。

全身の力を発揮し、非日常の空間、時間を味わい、総じて、やりきった!という清々しい気持ちでいっぱいになれた。やっぱり走るのはたのしい。


2. 身体が重すぎ

このランの様々な過程で、すでに「身体の重さ」を感じていたのが今回の振り返り。そりゃそうだよなぁ、体重も、体脂肪も増えすぎてしまっているから。 場面を分解して考えてみた。

  • 走り出しの時点ですでに身体が重い

前日寝るときは、「4:15に起きて、4:30に走り出すぞ! 早朝RUNって何かいい感じがする!」とウキウキと予定していた。にも関わらず、4:15のスマホアラームを聞きながら、「やっぱり辞めようかな・・・」とうだうだベットで転がっていた。身体が重い。起きられない。

眠いのではなく、身体が重たい。血の巡りが悪いのか、なんかぐったりする。最近、この感覚がある。歳かな、飲み過ぎかな、とか、何となくこの感覚があることを諦めつつあるけど、目覚めがよくなる対策、何かしたほうがいいのかも、と感じた。

そして、走り出して1~2Kmは身体が温まらない。

うーん。寝起きと、走り出しの重さ。
これは、身体がめちゃくちゃ硬いことが影響しているのかも。

  • 坂が登れない

坂をリズミカルに登ることが、まったくできなかった。身体ができていないから、スピードが落ちることは致し方ないけれど、とにかく登れない。進まない感じ。

以下の画像は、青線がPace、灰色が高度を示している。

青線:Pace 灰色:高度

①は多摩川から瀬田の交差点に抜ける結構急な上り坂+歩道橋で、②が玉川通りから折れて馬事公苑に向かうダラダラした上り坂。
①で一気にペース(青色)が落ち、②でさらにPaceが落ちる。
ま、ここは単純に身体ができていない、特に登るための脚ができていないということ。

身体はある程度できているから、坂道に耐えられる脚をつくるには、やっぱりトレランだね。早めに高尾山~陣場山ピストンに行こう。

  • 最後粘れない

最後、まったくスピードが出せなかった。今日は、だいたい6’00ペースで揃えたかったけど、後半だいぶ遅れた。

左端:走行距離/キロ 赤枠:キロタイム

15Km地点くらいから坂道なので、17Kmくらいから一気に落ち込み、ペースがふらふらしてなんともコントロールできなかった。脚が言うこと聞かない。

こちらは、シンプルに脚の弱さと体脂肪の多さ(=筋肉質になっていない)が原因かな。

2020年1月の同じコースベストのRapと比べると一目瞭然。同じコースでも、最後の追い込みができる底力が全く異なる。キロで1:30くらい差が出てしまう。。もっと身体を軽くしないと、ここまでのタイムはいけないなぁ。

Bestコンディション時の同コースタイム

3. メンタル鍛えるよりも十分な練習をしたい

  • 苦しいときとの向き合い方(駄目なパターン)

走っていて、12kmくらいの中間地点、あとは、17kmくらいの坂道の後が本当にしんどくなった。

こういうときに思い出す、人生初マラソンの相当な失敗経験。その失敗理由のひとつが、「あと残り◯Km」と考えすぎたこと。これは自分の思考の癖。マラソンで苦しいときにあと◯Kmと逆算し始めるのは、本当に辞めたほうがいいと思う。 

自分で自分を、今は苦痛の時間である、それはあと◯Kmで終わる、という思考に追い込んでしまう。 今は苦しい、という刷り込みにしかなからない。

  • 苦しいときの向き合い方(今後目指したいパターン)

空を見る。風景を見る。身体を感じる。
ただ、それだけでいたい。

あー空がひろいな。
川が流れているな。
肺の下の方が痛いな。

だからどうということはなく、結局は、一歩ずつ前に進んでゴールに辿り着くしか無い。そうであれば、この「今」に集中し、そこを感じる。

あと◯Kmなんて考えるのは論外だし、脚の動かし方を考えたり、ペースを考えたり、頭を使うと、今が苦しいというへの対峙でしかなくて、どんどん身体が固くなる。

今回も、空を見たり、脚の重さを味わったり、今、に集中することで、久しぶりのロング走を走りきれた。

  • メンタルを持ち出すのは辞めたい

ここで踏ん張れなくてどうする! ペースを上げろ! 甘えるな!

というのは、以前走っていたときにはいつも頭にあった考え方。

でも、今回、走りながら苦しくなっているときに空を見ながら、メンタルをマラソンに持ち出すのは、これは違うのでは、と感じた。

すべては、練習の目的次第。 今日はロング走。 今の自分が、長く走るとどうなるかを知ることが目的。インターバルでタイムアタックをする練習の日も、決めたタイムで走るだけであって、メンタルを持ち出す必要はない。

マラソンの場合、メンタルを強くするのではなく、脚と身体を強くする。これにつきる。

結果、自分がきっちり鍛えるべきを鍛えたという自信の蓄積によって、メンタルが強くなって、狙った成果を出せる。

メンタルが弱い、という思考は、練習が甘いことへの言い訳になってしまうのでは、と思った。 メンタルが弱いからスピードが出ないのではなくて、単にスピード練習が不十分なだけ。メンタルの弱さでなく、準備不足。

毎回の練習の目的を明確にして、それをやりきる。ただ、それだけだし、その練習の目的によって得られる身体の感覚(やばい、無理、苦しい、まだ走れる、いける)を、ただただ、その瞬間に味わっていればいい気がした。

そして結果を振り返り、また次の練習メニューを修正する。その地道な繰り返しで、描いたランナーとしての姿に近づいていける気がする。

晴天ではなかったけど、広い空を見ながら、気持ちよく走れた朝でした。

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