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ナモナキヒト11

いやあ、10日以上小説を書いてないことに気がつきました。
私の記事をご覧いただいている方は気づいていると思いますが、本格的に絵の勉強に熱中してしまいまして、この小説の主人公の気持ちになろうとしたり、私自身の表現の幅に挑戦している最中です。

では本題。
前回はこちら。


僕は、家に帰ると、スケッチブックが無いことに気づいた。
その日は雨だけれども、この絵を描きたいという情熱で傘を刺さずに近くの文房具屋さんに向かった。



土砂降りだったけれども、そんなことは気にならず、文房具屋に着くと、一目散にスケッチブックを手に取った。

「お客さん、それじゃあ商品が濡れちゃうよ、買い取ってもらいますよ」

あ、じゃあこれください。
店主はむすっとしながらも、スケッチブックをレジ袋に入れて、こんな土砂降りだ、傘をさしていきなさい、と優しい顔をして傘を貸してくれた。


あ、愛子の分も買ってあげればよかったな
まあいいか


家に着いて、落ち着くと、まず、何を描こうか考えた。

んー何がいいのかなあ最初は、そういえば、絵の描き方がわからない。
教本も買えばよかった。

僕はいつもこうだ、やると決めると早いしすぐにでもやる。
けれども、それは、やる気だけで、中身がない、空っぽな気がする。

どうしたらこの空っぽは埋められるんだろう。
あ、そうだ、心臓を描きたい。

携帯で心臓と調べたら出てきた絵を真似をしよう。


描いてみた


音楽を聴きながら、好きな歌詞をそのまま書いた。


よーし、明日は、愛子に見せびらかそう。
どういう反応をするだろうか。


よろぴく!