今年1回目のピックアップです。タイトル少し短くしました。
ダメですね、正月気分・お年玉気分で今月は少し買い過ぎてしまった。大きく分けて佐久の蔦屋書店や富士見のmountain bookcase、今井書店や上田の平安堂・・・出かける度にちょっとずつ増えて行って。猛省。
では早速。
”例の騒ぎ”も5月でひと段落というカタチのようですね。(個人的には、もう・・・。)
そうなると家族でトライしているカミーノ、ポルトガル人の道・・・もグッと近くに戻ってくる。
もうこれは思い入れの一冊、ですね。
我が信州の誇る信濃毎日出版社より・・・少しB級な感じのする表紙もあって敬遠していましたがこれはひょっとして・・・?という思いもあり、仲間入りです。
地方、山間部・・・に暮らしているとどうしてもぶつかる暮らしの軸たる要素が、仕事です。それを考えるヒントのための一冊。
テーマ自体はもう明確に感じていること・・・もう日本・世界がトップスピードでノリノリだぜ!なんて感じている人はいないでしょう・・・なのですが何故かこの本が気になったのはそのクドいほど膨大なデータ提示にあるのかな?なんて思っています。典型的正月の勢いで求めた一冊・・・ですかね。
カベルナリア吉田といえば名作「沖縄の島へ全部行ってみたサー 」(朝日文庫)でその軽妙なリズムと観察眼ですっかりお気に入りとなって以来読み続けていますが、これは時々混じるシリアスタッチ(?)。ウポポイの説明の後の”だが・・・”がこの本のキモなのでしょうね。
単なる旅本好き・・・と言う以上に、平日昼間出かけている仕事・・・”世を忍ぶ仮の職場”でも「発達障害」という言葉に出逢い、向き合う機会がありまして。店先でパラパラやって「これは!」とフィーリングで選んだ本。
自らの環境から、フィーリングで選んだとなると次の一冊もまた、です。
少し前から注目している国、フィンランド。著者は母親で自分は父親・・・ではあるのですがそれを飛び越えて感じる、学べることがあると感じた。
少し前に本屋仲間の間で話題だった、というのも背中を押してくれましたかね。
本屋仲間からの薦め。ソイツのススメの切れ味鋭い・・・ことを差し置いても今月の”ヘソ”かな?と思う。感じる。
全ての”布団の中の人”の蜂起を夢見る。
・・・なんて書きたくなる力を秘めた一冊。
石川直樹は大概読んでいるのだけれど、抜け落ちていた一冊。うん、石川の国内旅はそう読んでいないと思う。それだけで愉しみ。
本屋仲間が2月はチベットを旅する、と言っていた。羨ましい。
そんな彼女にもこの本と石川を勧めておいた。その後もまた、愉しみだ。
coldmounatinstudyは図書館でもありますので、この手の話題はいつも気になります。猪谷千香は「つながる図書館」(ちくま新書)もよかったので。
前からに来なっていた一冊。放哉も山頭火も好きです。特に山頭火は昨年松山を訪れて以来個人的に気になり続けています。
こんな感じの”近過去”の話を読みたいと思っていたタイミングでもあるので、引っかかって来たのでしょうね。仲間内で歌や句が注目されつつある、というのもまた理由のひとつか。
最後は、もはや安定の発酵食品絡み。
文庫化される前から購入を迷っていた一冊。ちなみに単行本の表紙がわが敬愛する発酵調味料・お隣新潟の「かんずり」の製造風景であったことも気になる一因。
小倉ヒラクさんは早くから近隣・甲府の味噌蔵とお仕事されいたり、何かと近さを感じる方です。
この本は旅絡みでもありますのでよりたのしみですね。
と。
ちょっとボリューム多めの今月ですが来月もすでに気になる新刊が並んでいます。
しばらくは欲望と戦う・・・多くは敗北する・・・日が続くか、です。
※リンクがamazonなのはamazonで買って欲しいということでは決してなく、単に見やすい・調べやすい・・・ということです。誤解なきよう。
http://www.coldmountainstudy.com/
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coldmountainstudy 店主:鳥越将路