シオツマ

ディズニー・スピルバーグ・藤子F不二雄先生・手塚治虫先生を尊敬する人に悪い人はいません…

シオツマ

ディズニー・スピルバーグ・藤子F不二雄先生・手塚治虫先生を尊敬する人に悪い人はいません。ダメなパパが娘に読ませるため書いた ”おはなし” なのに「あーあ」な情けない結果に…。せめて、ひそやかにすみっこに置かせてください。

マガジン

  • とりあげてくださったnoteさん

    noteでとりあげてくださった記事です。あとでニヤニヤ読み返します。

  • シオツマのねごと【エッセイ】

    つらつらすみません。

  • "COPY BOY" ぼくのクローンは小学生【まとめ】

    ワケあって、僕はクローンと暮らしている。小学2年生。8歳の子どもだ。 顔は、幼い頃の僕と全く同じ。ホクロもすべて同じ位置にある。 生意気にも同じ相手に恋をする。ジャンケンすると決着がつかない。 なんで、こんなことになったのか。よかったら、そのワケを聞いてほしい。

記事一覧

パパ、透明人間はじめました。

ボクは家族に見えないらしい。 それに気がついたのは、ここ数年。 娘が中学生になる頃からだ。 「ただいまぁ。」 しーん。 毎日、家に帰っても誰も気づかない。 目線も…

シオツマ
2年前
251

【感謝⑪】とりあげていただきました。

記事にとりあげていただきました!ありがとうございます!2つも。 連載した「COPY BOY」と、日々の単発記事「サザエさんの息子」。 とても優しく温かくご紹介してください…

シオツマ
2年前
137

弁当の甘いヤツに醤油かけてしまうとです。

シオツマです。 いつも幕ノ内弁当に入っている 甘いヤツに醤油をかけてしまうとです。 シオツマです。 両手に持ってるゴミじゃない方を 捨ててしまうとです。 シオツマ…

シオツマ
2年前
174

サザエさんの息子

「サイフを忘れて愉快な…」ことなんて、しょっちゅうだった。 ボクの母ちゃんは、 ちらし寿司を作って桶ごと冷ましていたら、 玄関でピンポンと鳴って「はーい」と足を…

シオツマ
2年前
263

ばい~ん おじさん

「ばい~ん」です。 「アイーン」ではありません。念のため。 飛び乗った車内は、ガラーンとしていた。 年が明けたばかりの夜遅い時間だからか、 東京メトロの乗客はまば…

シオツマ
2年前
178

【感謝⑩】とりあげていただきました。

今回はたくさんご紹介させていただきます! ■記事にとりあげていただきました! ①野やぎさま!  ②グース@日日是好日さま! ③、④いずるんさま! (2022.01.04および2…

シオツマ
2年前
193

サンタさんのミス

困った。 まだ娘たちがサンタさんへの手紙を書かない。 これじゃ、何が欲しいか分からないじゃないの。 いつもギリギリでサンタさんを困らせているのに。 シオツマ家の…

シオツマ
2年前
290

"COPY BOY" ぼくのクローンは小学生【おはなし】

【★おはなし本文の前に…】 ダメなパパが娘のために書いた”おはなし”。 どんな”おはなし”かを、 noteやtwitterの皆様が温かく紹介して、 なぐさめてくださっていま…

シオツマ
2年前
171

【感謝⑨】とりあげていただきました。

記事にとりあげていただきました! 楽しくて斬新な企画でご紹介してくださいました! 南口綾瀬さん、ありがとうございます! 『お気に入りの小説、芸能人だったら』と、 n…

シオツマ
2年前
145

メガネに負けた日

テレビニュースを見て驚いた。 「遠藤周作で詐欺」 思わず二度見。 「え?遠藤周作でサギ?あの小説家の?」 どういう事件なん!? 電話で『オレオレ、遠藤周作だけど』…

シオツマ
2年前
211

誕生日には焼そばU.F.O.を

ボクの家は雨もりがした。 子どもの頃の話だけど。 大雨が降ると、ぽっちゃん、ぽっちゃん。雫が天井から落ちてくるので、鍋やドンブリをかき集め部屋中たくさん並べた。…

シオツマ
2年前
237

【感謝⑧】とりあげていただきました。

Twitterでとりあげていただきました!つぶやいていただきました~! めちゃくちゃ嬉しいです! strawberrymoonさん、ありがとうございます!勇気を頂きました!! Twitter…

シオツマ
2年前
141

【感謝⑦】とりあげていただきました。

記事にとりあげていただきました! 優しさにあふれた温かい語り口でご紹介してくださいました! メンタリスト彩-sai-さん、ありがとうございます! なんと2回も読んでい…

シオツマ
2年前
134

"COPY BOY" ぼくのクローンは小学生【全文まとめ】

■第1話 はじめに ワケあって、 僕はクローンと暮らしている。 そいつは「チビ」。小学2年生。8歳のまだ子どもだ。 顔は、幼い頃の僕と全く同じ。姿も同じ。ホクロも…

シオツマ
2年前
182

【皆さまへ】”COPY BOY” 御礼&あとがきにかえて…

◆【本当にありがとうございました。】 『”COPY BOY” ぼくのクローンは小学生』全34話。なんとか最終話までたどり着くことができました。シオツマの拙いおはなしにお付…

シオツマ
3年前
184

"COPY BOY" ぼくのクローンは小学生㉞最終話【未来へ】

ワケあって、大学生の僕はクローンと暮らしている。ヤツは小学2年生。8歳の子どもだ。 顔は、幼い頃の僕と全く同じ。ジャンケンすると決着がつかない。 なんで、こんなこ…

シオツマ
3年前
168

パパ、透明人間はじめました。

ボクは家族に見えないらしい。 それに気がついたのは、ここ数年。 娘が中学生になる頃からだ。 「ただいまぁ。」 しーん。 毎日、家に帰っても誰も気づかない。 目線も合わない。 泥棒ネズミのように、冷蔵庫をゴソゴソあさって、冷たい残り物を食べる。 「おやすみ。」 しーん。 きっと、明日の朝、なぜか減っている食料に家族は驚くのだ。 「ボク、透明人間になった?」 確かめようと、コンビニで商品を持って出口付近をウロウロしたら、 レジの人と目が合った。 「温めますか?

【感謝⑪】とりあげていただきました。

記事にとりあげていただきました!ありがとうございます!2つも。 連載した「COPY BOY」と、日々の単発記事「サザエさんの息子」。 とても優しく温かくご紹介してくださいました! ぱんだごろごろさん、本当にありがとうございます! ◆「COPY BOY」については、 もったいないお言葉…こちらの方が泣けてしまいます。 見つけた時は、えっ?となって、ビックリして、ドキドキして、感激して、嬉しくなって、ほわほわしました。 最終話から半年以上経過するにもかかわらず、身に余る光栄で

弁当の甘いヤツに醤油かけてしまうとです。

シオツマです。 いつも幕ノ内弁当に入っている 甘いヤツに醤油をかけてしまうとです。 シオツマです。 両手に持ってるゴミじゃない方を 捨ててしまうとです。 シオツマです。 アーティスト名と曲名、 どっちかわからないことがあります。 シオツマです。 コンビニおにぎり、 毎回上手く開けられないとです。 シオツマです。 パソコン画面の矢印が動かないなと思ったら、 隣の人のマウスを使っていたとです。 シオツマです。 家に帰ったら、リビングで娘たちが「ルンちゃん買っ

サザエさんの息子

「サイフを忘れて愉快な…」ことなんて、しょっちゅうだった。 ボクの母ちゃんは、 ちらし寿司を作って桶ごと冷ましていたら、 玄関でピンポンと鳴って「はーい」と足をつっこんだ。 テレビの視聴者プレゼントに応募しようと、 スーパーのチラシの裏に大事に応募先をメモっても、 必ずどこかへ失くした。 家に来客があったとき、 うっかり犬のご飯を作る鍋でお茶を沸かした。 あわてんぼで、おっちょこちょいだった。 また、いつもおどけた冗談を言って、家族を笑わせた。 「シオツマ、シオ

ばい~ん おじさん

「ばい~ん」です。 「アイーン」ではありません。念のため。 飛び乗った車内は、ガラーンとしていた。 年が明けたばかりの夜遅い時間だからか、 東京メトロの乗客はまばらに、ぽつん。ぽつん。 シートに深く沈めたボクの疲れた体には、真っ暗な窓外で鉄骨のレールと車輪が激しくぶつかり合う音がうるさかった。 だから、ボクは最初「その声」に気づかなかった。 「ばい~~~~~ん」 ああ、疲れた。今日こそ早く帰ろうと思ったのに。 「ばい~~~~~ん」 あそこで同僚に「シオツマさん

【感謝⑩】とりあげていただきました。

今回はたくさんご紹介させていただきます! ■記事にとりあげていただきました! ①野やぎさま!  ②グース@日日是好日さま! ③、④いずるんさま! (2022.01.04および2022.01.30追記です) ⑤りゆーすさま!(2022.04.03追記です) ありがとうございます!感激です!恐縮です!嬉しいです! さらにこちらは、 ■マガジンでとりあげてくださいました! ⑥よぴ【YOP】WEBで生きている人さま!  ⑦ねこよんこごころっこさま! ⑧中庸さま!  ⑨上達の探求(

サンタさんのミス

困った。 まだ娘たちがサンタさんへの手紙を書かない。 これじゃ、何が欲しいか分からないじゃないの。 いつもギリギリでサンタさんを困らせているのに。 シオツマ家の子どもたちはクリスマスが近づくと、小さなクローゼット台の上に欲しい物を書いた手紙を置いておく。イヴの夜には焼いたクッキーとミルクも用意。 すると、クリスマスの朝には枕元にプレゼントがある。 台には、少し飲み残したミルクと、かじられたクッキーが残されて。 パパはひとり焦る。 街はクリスマスイルミネーションに彩ら

"COPY BOY" ぼくのクローンは小学生【おはなし】

【★おはなし本文の前に…】 ダメなパパが娘のために書いた”おはなし”。 どんな”おはなし”かを、 noteやtwitterの皆様が温かく紹介して、 なぐさめてくださっています。 ありがとうございます。 そもそも”COPY BOY”というおはなしは、 ダメなパパが思春期の娘をビックリさせようと書いてみたら、 「あーあ」と情けない結果になってしまったモノです。 ↓↓↓ こーんな風に… 【★おはなし本文です】本文のみをまとめました。全33話。 読みやすい挿絵画像ありのオリ

【感謝⑨】とりあげていただきました。

記事にとりあげていただきました! 楽しくて斬新な企画でご紹介してくださいました! 南口綾瀬さん、ありがとうございます! 『お気に入りの小説、芸能人だったら』と、 noteの皆さんの小説の登場人物が、南口綾瀬さんの脳内で誰に変換されているか?芸能人に例えると誰なのか?について述べられています。noteならではのユニークな試みですね! 『COPY BOY』の主人公、汐妻ユタカを⇒山崎樹範さん。 …なるほど!と納得してしまいました。 おはなしの中では、主人公の見た目の描写はあま

メガネに負けた日

テレビニュースを見て驚いた。 「遠藤周作で詐欺」 思わず二度見。 「え?遠藤周作でサギ?あの小説家の?」 どういう事件なん!? 電話で『オレオレ、遠藤周作だけど』とお年寄りをダマした? んなワケない…? 頭が混乱しつつ、よーく見てみると、 「遠隔操作で詐欺」 なーんだ。 パソコンで誰かを「遠隔操作」して何かをしたサギだった。 「遠藤周作」と 「遠隔操作」‥‥。 数年前、やたらと見間違いが多くなり始めた時期があった。 「ヘビーローテーション」と書いてあるボトル。

誕生日には焼そばU.F.O.を

ボクの家は雨もりがした。 子どもの頃の話だけど。 大雨が降ると、ぽっちゃん、ぽっちゃん。雫が天井から落ちてくるので、鍋やドンブリをかき集め部屋中たくさん並べた。 中に新聞紙を突っ込み水を吸い取らせ、外に跳ねないように工夫するハイテクシステムも考案した。真っ暗な部屋で寝ていると、トントトトントン、音がPOPで、まるで陽気なラテン音楽のようで気分がアガった。 また、 ボクの家には牛肉がなかった。 「カレーライス」は「豚肉」しか知らなかった。 CMのカレーには四角い肉が入っ

【感謝⑧】とりあげていただきました。

Twitterでとりあげていただきました!つぶやいていただきました~! めちゃくちゃ嬉しいです! strawberrymoonさん、ありがとうございます!勇気を頂きました!! Twitterを見ていたら、偶然見つけてビックリと嬉しすぎで小躍りしました! 『あれ?目から水が…。』最高のお言葉です!!嬉しすぎです! 最終回まではるばるお付き合いいただいて、strawberrymoonさん、本当に本当にありがとうございました! ◆ 「strawberrymoonさん」はnot

【感謝⑦】とりあげていただきました。

記事にとりあげていただきました! 優しさにあふれた温かい語り口でご紹介してくださいました! メンタリスト彩-sai-さん、ありがとうございます! なんと2回も読んでいただけたなんて… ありがたすぎて僕の方こそ泣いてしまいそうです…。 僕の敬愛する藤子F不二雄先生の絵のタッチを例えにご説明されたり、読み手の受け取り方の多様さを推察されたりと、「なるほどぉ…」とうなってしまう、さすがな書評でした。 とても深い洞察と温かい眼差しで、僕のおはなしを優しさで包んでいただいて本当に

"COPY BOY" ぼくのクローンは小学生【全文まとめ】

■第1話 はじめに ワケあって、 僕はクローンと暮らしている。 そいつは「チビ」。小学2年生。8歳のまだ子どもだ。 顔は、幼い頃の僕と全く同じ。姿も同じ。ホクロもすべて同じ位置にある。 21歳大学生の僕と、好きな食べ物も同じ、爪をかむクセも同じ。 生意気にも、同じ相手に恋をする。 僕たちは、とっさの言葉や行動が同時にシンクロすることがある。テレビの双子タレントみたいに。 ジャンケンするとなかなか決着がつかないことも。 この世にクローンがいる。 …なんて、もちろん信じて

【皆さまへ】”COPY BOY” 御礼&あとがきにかえて…

◆【本当にありがとうございました。】 『”COPY BOY” ぼくのクローンは小学生』全34話。なんとか最終話までたどり着くことができました。シオツマの拙いおはなしにお付き合いいただきまして、本当にありがとうございました。 数行でも、チラ見でもしていただけた方すべてに心から感謝いたします。ましてやもしも全話読んでくださった方がいらっしゃったなら、震えるほど泣いちゃいそうです。これ、本当なんです。 なにせ、誰にも読まれず捨てられていく運命だったおはなしです

"COPY BOY" ぼくのクローンは小学生㉞最終話【未来へ】

ワケあって、大学生の僕はクローンと暮らしている。ヤツは小学2年生。8歳の子どもだ。 顔は、幼い頃の僕と全く同じ。ジャンケンすると決着がつかない。 なんで、こんなことになったのか。よかったら、そのワケを聞いてほしい。 (※第1話へ) <次の春、最終話(第34話)> …というわけで、以上が、 僕がクローンと暮らしたワケだ。 それから、どうなったかって? 世の中は変わった。 犬巻が約束してくれた通り、クローンの人権を守っていく法案が国会で提出された。おまけに、同じ人間が同