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OMM LITE/BIKE HAKUBA, OTARIのキャンプを快適に過ごすために(2022)

先日OMM LITE/BIKE HAKUBA, OTARI 2022に参加してきました。

OMM LITE/BIKEとは

OMM LITE/BIKE はOMM(The Original Mountain Marathon)という競技のハードルをグッと下げたイベントです。

そもそもOMMとは

The Original Mountain Marathonは「自分自身の山岳スキルをテストする場」として1968年のイギリスで、山を愛する有志たちによって創られました。
以来50年以上の間、毎年開催されているもっとも歴史ある山岳レースです。

https://theomm.jp/omm-japan-2022/


と説明されています。
”本戦”と呼ばれるOMMは衣食住の必要装備を全てバックパックに背負い、紙の地図とコンパスを頼りに山の中に配置されたチェックポイントを2日間にわたり巡っていくハードな競技です。

一方OMM LITE/BIKEは

OMM LITE(ラン&ハイク)は、安全に楽しく、OMM JAPANに参加するために必要なナビゲーションスキルと経験を学ぶ最高の機会です。そしてこのイベントを通してナビゲーションスポーツに必要なコンパスワークや、ナビゲーションの基礎知識、経験、プランニング等を学ぶことができます。

OMM BIKE(自転車)は、トレイル、ダート、アスファルトなどの多彩なルートが用意されている広大なエリアを舞台に、ナビゲーションとルートチョイスによる戦略で、より多くのポイントを回り競い合う新感覚の自転車競技です。ルート選びはもちろん、多彩なコースに対してどのような車体で参加するかも戦略のひとつとなるでしょう。

OMM LITE/BIKEいずれも、体力・知識・経験の有無に関わらず、誰でも気軽にご参加ください。そして、このイベントの楽しみはレースだけではありません。 レース後のキャンプでは夏の白馬という素晴らしいロケーションを存分に堪能しながら、家族や仲間とともに最高に楽しくリラックスした時間を満喫できます。

https://theomm.jp/omm-lite-bike-hakuba-otari-2022/


とあり、ベースは本戦のルールを元にしていますが、比較的誰でも楽しめるイベントとなっています。また、説明にキャンプとありますが必須ではなく、周辺の宿泊施設に宿泊しての参加も可能です。

私は昨年初めてOMM LITEに参加し、2年連続の出場です。

CPに向かう私のチーム

LITEと名前がついていますが真夏の日中に4〜5時間を外を走り回るのでめちゃくちゃ疲れます。
参加した時に”競技の時間以外をいかに快適に過ごし、疲れをとるかで翌日のパフォーマンスが決まる”と身をもって感じましたので競技終了後は
「来年も出たいけど、疲れすぎるからペンションにでも泊まろう」
と言っていました。
しかし今年はチームメンバーが1人増え、本人の希望と初参加で会場の夜の雰囲気も感じてもらいたかったので、昨年同様キャンプ場で泊まることに。
それならばと、今年は昨年の反省を活かして楽しさと快適さを両立するためにいくつか工夫をしたのでそれを紹介しようと思います。

注意
OMM LITE/BIKEはイベントとして競技の要素はもちろんありますが、全体的にフェス的な雰囲気もあり、楽しみ方は人それぞれです。
この記事に書かれていることはあくまで私の個人の話ですので、参考程度ご覧ください。

一般キャンプorオートキャンプ?

OMM LITE/BIKEにはキャンプスペースが一般キャンプスペースとオートキャンプスペースの2種類あります。

一般スペースは車の乗り入れは出来ませんが草原の中にテントを立てて、自然を感じながら過ごすことができます。また、メイン会場の目の前に位置してるので会場の雰囲気を感じやすいです。
一方オートスペースは車で乗り入れすることができます。
通常駐車場として使われているエリアのようで地面がかなり固い砂利なのでテント設営には注意が必要です。

LITE出場者は一般スペース、BIKE出場者はオートスペースが多い印象です(自転車のメンテもしやすいので公式もお勧めしてます。)

今回オートスペースを選んだ理由は主に次の3つです。

  1. 一般キャンプスペースには斜面が多い

  2. 荷物の運搬

  3. 駐車場の心配をしたくない


1.一般スペースには斜面が多い

一般スペースは冬になるとスキー場として使用されるエリアを流用しています。
緩やかではありますが斜面になっている部分が多く、平らなポジションを確保するには早めに会場入りする必要があります。

奥の緑地が一般スペース
奥にいくにつれて斜面になっていきます

一方オートスペースは前述したとおり砂利の駐車場なので、基本的には全面平面です。
寝床のストレスを減らし、少しでも疲れを癒すためにもオートスペースを選択しました。

2.荷物の運搬
昨年は2人での参加だったのでそれぞれ小型の登山用テントで寝ましたが、今回は3人での参加だったのとテントないの快適な居住性を求める大きな4人用のテントを用意しました。
一般スペースだと駐車場から荷物を運搬しなくてはいけません。
準備はまだしも2日間動き続けた後に片付けをすることを考えるとゾッとします。
その点今年はオートスペースだったので車はテントの横に置くことができ、設営がスムーズに行えました。
(片付けはめちゃくちゃ疲れてる中やるのでどっちにしろダルいです。)

3.駐車場の心配をしたくない
競技前後に温泉や買い出しのためには車移動が必須です。
温泉は会場近くの温泉の割引券が配布されるのでそこに歩いていく人が多いようですがめかなり混むとの噂を聞いているのと、競技後はバテバテすぎて全く歩く気が起きないので車で別の温泉に行っています。
また食料品に関しては本当に徒歩圏内で買えません。
一般スペースだと離れた駐車場まで歩いていく必要があります。また帰ってきた時に別の車に駐車されてしまい、さらに遠くの駐車場に止める羽目になることがありました。
オートスペースだと車はテントの横にあり、常に駐車エリアは確保されてるので駐車場や車に関して考える必要がなくなりとても気が楽でした。

写真後方のスペースがオートスペースです
(わかりづらくて申し訳ないです…)

以上3つの点でオートスペースを選択しましたが、結果として大正解だったと思っています。
強いて言えば雨が続いていたこともあってかオートスペースに大きな水溜りができている箇所がいくつかあり、遅く会場入りしたチームはキャンプの場所を選ぶのに苦労していましたが、こればっかりは天気次第なのでしょうがないかなと言う感じです。

肉を焼きたい気持ちを抑えて・・・

続いては食事に関してです。キャンプなので周りでは炭火でBBQをしている方や美味しそうな食事を作っているチームもたくさんありますが、私たちは基本的に調理不要なもの、または湯煎だけで食べられるものを選んで準備しました。

池尻ハイキングクラブさんで紹介されてた
大国屋本店で馬刺しを購入

私たちのチームには1日中走り終わった後にBBQの準備や片付けをする体力残っているタフガイはいません。また焼くなどの調理の工程がでると洗い物が発生してしまうのでなるべく手間を省くことを優先してこのような食事を選びました。
徹底することで準備や後片付けが非常に楽になりましたが、正直なこと言うとめちゃくちゃ肉を焼いて食べたいです。次回参加時にはどうにかして焼肉にチャレンジしたいと思っています。
また洗い物を減らすために取り分けるお皿も紙皿を使用しています。これは疲れてる中で洗い物がしたくないという理由はもちろんですがキャンプ場が本来キャンプ場として運営されている場所ではなくいためシンクが少なく洗い物の混雑を避けるためもあります。

あとわかりきってることですがお酒はほどほどにしましょう。

白馬のスーパーにはクラフトビールも豊富
会場の雰囲気も相まって飲みすぎてしまいがち
サノバスミスが買えるのが個人的に神すぎる

今年の反省点

キャンプを快適に過ごすために工夫し、概ね快適に過ごすことができましたが反省点もいくつかありました。他に比べて対策が弱かったなと感じた部分なのでこちらも紹介します。

夜が予想以上に寒い
関東の7月では考えられませんが夜かなり冷え込みます。
寝ている間はブランケットで問題なかったのですが、夜中にトイレに起きたときに想像以上に寒く、震えながらトイレに向かいました。
比較的寒さに強いわたしでも寒かったので大袈裟かもしれませんがお守りにフリースやコンパクトな薄手のダウンをもっていけば安心できるかなと思いました。

最大の敵 ブヨ
オートキャンプエリアを選んだ理由の一つがブヨ対策でした。
通常のキャンプサイトは草地で虫が多く、特に嚙まれるとレースだけでなくその後の生活にも支障が出るブヨが沢山います。
昨年一般キャンプサイトで前夜祭の時点で噛まれまくり、足をパンパンに腫らしながら競技に挑んでいました。
実はブヨ対策も考えて草地から離れているオートキャンプサイトを選んだのですが、気づいたら見事に噛まれてしまいました。
各キャンプサイトどころかレース中のコースにもブヨがいたので虫除けとステロイド配合の痒み止めは必須です。
来年はさらに対策を徹底しようと思いました。

昨年のOMM LITEでブヨにやられて以来
エマージェンシーキットにはムヒアルファEXを常備してます。

それぞれの楽しみ方ができるイベント

今回はOMM LITE/BIKEのキャンプ場で快適に過ごす方法を紹介しました。
OMM LITE/BIKEではそもそもキャンプは必須ではなく、周辺宿泊施設に泊まることも可能なので、そちらに泊まってしまえば食事も、風呂も、雨も、風も虫も準備や片付けも気にすることなく快適に過ごすこともできます。

今回行ってやはりキャンプだと会場の雰囲気楽しめるので可能な限りキャンプで参加したいなと感じました。

競技はほどほどに楽しんで夜の仲間との宴会を楽しむも良し、上位目指して限界まで走って夜は爆睡するのも良し。人それぞれ楽しみ方を選択できるイベントだと思うので興味のある方はぜひ参加してみてください。

お酒を飲みながらのライブは最高です。


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