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竹や草と格闘する~抜里(島田市)にて~

大げさに格闘なんて言葉を使ってしまったけど、少なくとも竹と草と数時間戯れて、通路を清掃し、作品の周りの草取りをしたことは間違いない。

午前中はのこぎり1本がわたしの味方。
竹を切った。
倒れた竹は何本あっただろう。
竹はなかなか朽ちない。

倒竹が里道を塞ぐ
里道を下ると茶畑が広がる

長い竹が多かった印象がある。
それらを途中で切断して片付けた。

元々里道がある場所。
倒竹があれば、里道を通るひとは減り、草が茂りはじめ、やがて敬遠されるに違いない。

ひとが歩いた場所は踏み固められ、やがて道となる。

わたしが復旧した道は地元の方たち、抜里を訪れた方たちの道になるかどうか。

着手前(左)
完了(右)

午後からはのこぎりを鎌に持ち替えて、草を刈った。
とりあえず、背の高い草が茂っていた国道との交差点部分を刈った。
見通しもよくなるに違いない。
そして、誰かの目に留まるに違いないと信じて。

作品

道での作業後は、作品で気になっていた場所の草を刈ることにした。
鎌だけで十分だと思ったけど、鉈や鋸も貸してもらって。

ぼいんぼいん山を登り、作品に到着。
作品は『本人/ #さとうりさ さん』。

草が増えてきた

いかにも『シダ!』という蕨が成長した状態のものが茂っている。
また、ここは以前は耕作されなくなったお茶の木が植わっていた場所。

鎌で刈って集積する。
集積した草は、作品からは見えないように山へ返した。

足元を見ると、切り株からお茶の葉っぱが出ていて、力強さを感じる。
茶ノ木の葉っぱは残しておこう。

そうだ。
またどこかの茶ノ木を刈らないとな。
『本人』から見ても、刈りたい場所はたくさん見える。

あとは刈る理由が欲しいかな。

刈られる茶ノ木だって、『毎年刈られてはたまったもんじゃない』くらいのことを思っているかもしれない。

草刈を終えて周囲がスッキリした作品には、気持ち良さを感じる。
刈って良かった。
成果を味わう。

着手前(上)
完了(下)

草刈後には、わたしも『本人』に腰掛けて、じぶんを問い感じる時間にした。
わたしはどこに進んでいくのか。

結果は既に見えているかもしれない。
意識的に見ようとしないようにしているのかもしれない。
そもそも踏み出さない方がいいのかもしれない。
気にしても仕方がない。
ありのままに、気の向くままに。

帰り道

#ヌクリハウス までの帰り道、顔に当たる風が気持ちよく感じられた。

さて、次回はどこを刈るんだろうな。
草か、茶ノ木か。
自然と共に気の向くままに。

茶畑のある風景

では。

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