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気になる投稿~わたしが見た建設業「かわいい土木」が物語る地域建設業の仕事~

はじめに

全国建設業協会のこんな投稿を読みました。
土木をこういう見方も出来るんだね、って感じです。

■建設業の本質を語る名作コピー誕生

地図に残る仕事。」―建設業に関わる方なら誰もが、それ以外でも多くの方が、一度は耳にしたことのあるキャッチコピーだと思います。このコピーが誕生した1990年代の初め頃、私は大成建設の広報部に在籍していました。直接の担当ではなかったものの、あのときの世の中からの熱狂的な反響は、いまでもはっきりと覚えています。
現在も同社のCMなどで見かけるこの息の長いコピーは、全国の地方紙に展開する全段広告シリーズのために作られたものでした。広告の制作段階で、建設業の醍醐味を尋ねられたダム現場の所長が、「なんと言っても、この仕事は地図に残りますからね」と語ったひと言がもとになった、と聞いています。

全国建設業協会noteより

大成建設

地図に残る仕事。
土木の一面を言い得ている表現で、好きなキャッチコピーです。

所謂大手ゼネコン5社のキャッチコピー(らしきもの)を調べたところ、清水建設のようにコーポレートメッセージとして纏めている会社もありました。

清水建設

子どもたちに誇れるしごとを。

子どもたちに誇れるしごとを。

コーポレートメッセージには、こんな想いを込めました。“子どもたち”―これは次の世代、次の時代へのつながりを示唆するとともに、当社を見つめる社会の純粋な目を象徴しています。私たちは誠実さと強い責任感を持ちながら、社会人として恥じない、そして専門家として誇れるような仕事をし、次の時代に財産となるものを残していかなければなりません。そして、あらゆるプロセスの業務、一人ひとりが取り組むすべての活動や行動に、その姿勢を反映させるという固い決意、約束をこのメッセージで宣言します。

鹿島建設

100年をつくる会社

竹中工務店

『想いをかたちに、未来へおくる』

大林組

つくるを拓く MAKE BEYOND

土木学会選奨土木遺産

意識的に少しずつ建設関係の仕事を増やしていった私は、あるとき土木学会誌の仕事を通じて 「土木遺産」の存在を知りました。土木学会では、全国各地に遺る歴史的土木建造物を「選奨土木遺産」として顕彰しています。ウェブサイトでリストを見ると、私の大好きな給水塔やトラス橋、アーチ橋、水門などさまざまなインフラ施設が並んでいました。「こんなに素敵なものがあまり知られていないのはもったいない!一般の人たちにもぜひ紹介したい」と強く思いました。

全国建設業協会noteより

これはわたしも感じていることです。
先代たちが築てきたもの、築いてきたこと。
その一部が土木遺産なのだと思います。

わたしも、各地を訪れて土木遺産に触れたいと思っています。

守る仕事

古くから土木や建築の工事を手がけ、地域の人たちの困りごとを解決してきたのは、まぎれもなく地域建設業の方々です。なかには地図に残らない、小さな仕事もあるかもしれません。しかし、建設業のあらゆる仕事は「国土を守る仕事」であり、「暮らしを守る仕事」です。各地の土木遺産に触れるたびに、そのありがたさ、尊さを思う気持ちが強くなっています。

全国建設業協会noteより

とてもいいことを書いているなと思って読みました。
先ほど挙げた大手ゼネコンとは違う、もっと身近な土木。
メンテナンスや緊急時の対応など、わたしたちの暮らしを守るのが地域の建設業。
有名な構造物や巨大構造物をつくる仕事も大切ですが、地域の暮らしを守る仕事をしてる会社や技術者たちに、もっとスポットライトが当たって欲しいと思うのです。

では。

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