BPECを活用した事例集の紹介その②
はじめに
本日はBPECの活用事例を新たに2つご紹介します。
第一弾の記事については9/13【BPECを活用した事例集の紹介】をご一読いただけますと幸いです。
CASE1.BPECで自動化の難所を特定
ご相談の背景
業務で使用する紙がとにかく多く、RPA導入を刷新すると同時にペーパーレス化を実現したいと考えていた。
BPECの【追跡調査機能】がペーパーレス化のための要件を満たすことを確認し、BPECを導入することにした。
BPECを使った取り組み
①ほとんどの業務は最初のインプットは紙ベースだと判明した。
②入力してから紙に出力し再び入力するような工程が見つかった。
③業務が複雑で、ペーパーレス化や自動化に壁があることが分かった。
業務改善の成果
まずはAI-OCR(Optical Character Reader)を導入することで紙からの入力作業を削減。
AI-OCRとは‥AIを活用し画像データのテキスト部分を認識し、文字データに変換する光学文字認識機能のこと。
業務プロセスを明確化することで簡素化すべきポイントを発見、プロセス自体をRPAが動くことを前提としたものに変更した。
RPA導入の優先順位として、BPEC負荷分析から業務量の多い業務を選定。RPA化の要望が出されていた業務であっても、負荷の低い業務は改善の効果が薄いため今回は見送りとした。
結果として少ない投資で大きな効果を出すことに成功した。
CASE2.トラブル0の基幹システム再構築
ご相談の背景
新たなシステムを模索していく中、何度かコンサルタントに依頼して調査したものの、どれも期待したものでなく、度重なるヒアリング等の調査に会社全体が業務調査に対して後ろ向きになり非協力的であった。
そこでアンケート調査で業務の棚卸から分析ができるBPECを採用した。
BPECを使った取り組み
今まではシステムを導入することが目的になっていたが、今回のプロジェクトではシステム導入=業務改善という視点でシステムを導入する動機となった。
BPECの定量調査により、システムが導入されることでどのくらいの効果があるかを数値化することもできた。
業務改善の成果
多くのシステム開発では業務が充分に可視化されていないため、仕様が何度も変わったり、最終的に仕様漏れなどが発生したりする。
業務を漏れなく可視化し、業務ベースのシステムを構築することで、カットオーバー初日のトラブルゼロで、基幹システムを刷新した。
また年間2億円のコスト削減に成功した。
最後に
Mt.SQUAREのBPECのページにホワイトペーパーを掲載いたしました。
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