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自転車で走ると地形の恐ろしさがよく分かる

2006年の夏の自転車旅行記も書き終わりました(8記事)。

*自転車旅行マガジンの説明はこちら

こんな風に記事をペタペタ貼っちゃうと本文に到達するのに時間かかっちゃいますよね。お手数かけます。

この旅行も少し振り返ってみたいと思います。

* * *

長かった。。

この旅は25日間の行程でした。

今回まとめた旅行は私の人生の中で2番目に長い自転車旅行です。

長い旅行だと、疲れもたまってくるし、怪我をしたり、自転車が故障したり、モノ(携帯とか)失くしたり、メンバー同士で喧嘩しっちゃたり、逆に恋が芽生えちゃったりと色んなことが起きます(note中では全く触れてません笑)。

そういうことも今思えばとても楽しい思い出であるものの、当時の局面局面では色々と大変です。諸々乗り越えながらちゃんと日々のスケジュールをこなして最後まで走り切っているという事実は、手前味噌ながら凄いなと思います。

特に私にとって思い出深いのは、旅のメンバーである大学の後輩達(1年生女子)をダウン寸前にまでにしてしまったこと。栗駒山(秋田)と北上山地(岩手)で、彼女達にとってかなりキツいコースを設定してしまったためです。

とにかく配慮が足りなかったと反省しかないものの、彼女たちが、旅の終わり頃には力強い走りが出来るくらい成長してくれたのは唯一の救いでした。

大変な苦難も乗り越えてしまえば、成長の大きな糧となり、次のステップに進めるものです。「苦労は買ってでもせよ」とはよく言いますが、若かった私にとってはまさにその言葉が身に染みた旅行でした。

自転車で走ると地形の恐ろしさがよく分かる

昔(近代以前)は、地形によって大きく人々の活動圏は制限されていました。峠があれば、命を懸けて越えなくてはならないし、川を渡るために何日も水が引くのを待たなくてはならなかったと聞きます。

それがいまや、橋やトンネルがある上に鉄道や車を使うことによって、自然(地形)がもたらす制約は極限的に小さくなっています。

*ただし、昨今の気象災害は改めて自然の恐ろしさを感じさせられます。

旅行は「楽しむ」ことに純化されていて、「移動すること」に伴う苦しみは非常に小さいといっていいでしょう(文明に感謝!)。

そんな中、自転車旅行は、もちろん橋やトンネルを使わせてはもらうものの、昔の人が経験したであろう旅の苦労を1/10くらいは身をもって知ることが出来ます。

今回の旅行では、奥羽山脈、北上山地、三陸リアス式海岸、男鹿半島等、幾多もの峠(アップダウン)を越えさせて頂きました。

どれもこれも、昔の人達は同じ地形を歩いて(しかももっと悪い路を)越えていたのかと思うとゾッとするくらい大変でした。。

一方で、峠の頂上に着いた時の達成感も格別です。かつての旅人も同じように達成感に満たされていたのではないかとシンパシーが湧きます。

最近は、観光も「体験型」がキーワードだそうです。

昔の人々の旅を少しではありますが「体験」するために、自転車はおすすめです!地形の恐ろしさがよく分かります!

*ちなみに、私は鉄道旅行もドライブ旅行も大好きです。違った楽しみがありますよね!

* * *

まだまだ旅行のストックあります(まだ2006年の分)ので、引き続き記録作り頑張ります!

それでは!

*カバー写真:小安峡のカブトムシ(秋田)【2006年】

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