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会社を辞めた。

ついに退職した。思っていた以上にあっと言う間だった。

こうなってしまうとあっけないものだね。

前回の話はこちらです。

退職日

お世話になった先輩たちは温かい言葉で送ってくれた。僕の目標を応援してくれたし、僕が辞めることを悔いてくれた。本当に周りの人たちに恵まれたな、と思った。

辞めることがもったいなく、寂しく感じたのは正直なところだ。


弊社は(もう退職したので、弊社、というのは違うが今日までは弊社と呼ぶのを許して欲しい)本当に良い人ばかりだった。こんなに人間関係で不快な思いをしない組織も珍しいのではないだろうか。

それとも僕の性分にあっていたのか、どちらかわからないが、いずれにしてもこの点に関しては非常に惜しいな、と思う。

もう少しこの仕事に僕が興味を持てていたら、違う結果だったんだろう。

とにかく退職日に強く感じたことは、

「この人たちと働くことができなくなることが寂しい」

ということだった。逆に、そう感じながら辞められるのはとても幸福なことだとも思う。



また、とてもお世話になっていた何人かのお客さんにもひっそりと伝えた。

一番お世話になった、ひょっとしたら社内の先輩よりも多く指導をしてくれたあるお客さんは、熱い熱い激励の言葉をくれた。

やりたいことをやるのが人生だと、選んだからには精一杯やってこいと、言ってくれた。営業所にいるにも関わらず、目頭が熱くなった。

営業とお客さんという関係を超えて、自分にここまで熱心な言葉を贈ってくれる人がいることに、自分がこの会社で働いた意味を少しだけ感じることができた。

本当にありがとうございました。


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少しセンチメンタルな気持ちにはなったが、辞めたことについて、今のところ特に後悔はない。

そして、これから先も自分の選択を肯定できるような時間にしていくことが肝要だし、それが送ってくれた人たちへの礼儀だと思って、明日からの時間を過ごしていこうと思う。

10年後に振り返ったときに、この選択をした自分を褒めることができたらいいな。




そういうわけで、会社を辞めました。


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