「終わりよければすべてよし」と言いたいけどやっぱり
大学を卒業した。
いっときは留年するかもと思っていたが、なんとか現役で卒業できた。
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33歳のとき、人生初の大学へ入学した。通信制なので、周りには自分より年上の生徒もたくさんいた。
通信制の大学というのは、1年くらい留年するのが普通らしい。それはそうだ。みんな仕事や家庭と両立しながらやっているのだから。
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大学のレポートを書くための研究で「終わりよければすべてよし」というのが、もともとはイギリスの戯曲のタイトルだったのだと知った。
ほんとうは「All's Well That Ends Well」という。
とても美しい翻訳だと思う。
今では日本語としても普通に使われるフレーズになった。
ちなみに、よくある言い回しの「陽はまたのぼる」も本来は英語だ。
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自分の大学生活を振り返ったとき、卒業できたからといってその過程すべてに納得できるかというと、そうでもない。
いまだに納得いかない思い出もある。
ただ、いまから大学に行って、誰かと何かを話しあってまで解決したいかというと、そうでもない。
つまり、問題はあくまで私の内部に宿っている。
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ということは、これからも何かをやり切ったり、やり終えたり、成し遂げたりしたあとで「終わりよければすべてよし」と思えない日が来るのだろうか。
人生観について、最後に笑えたらとか、最後の最後に納得できたらそれでいいという人もいる。
本当にそう思えてるのかな?
結果がすべてだ、みたいな考え方は、私には合わない気がする。私は途中が好きだ。
#最近の学び