そういう価値観のもとでは、何もしないことはとても悪いことのように思える。
仕事してないことを「何もしてない」と言うことがある。
ニートの人に対して、「あの人は何もしてない」というふうに使う。
本当はいろんなことをやっていると思う。ただ、たぶん生産的なこととか、社会のためになることをやってないんだよ、みたいな意味で「何もしてない」と言うのだろう。
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初対面の人に対して「何やってるんですか」と尋ねたら、それはほとんどの場合、職業が何なのかを質問されてることになる。
自己紹介のあとすぐに職業の話になるのは、日本とアメリカでよくあることなのだそうだ。
それを風刺した「メリーに首ったけ」という映画もあった。
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へたすると、遊びにもコスパが求められているかもしれない。
仕事の生産性を考えるとき、そこに時間や手間がかかることは悪いことだ。
同じように、遊びに対しても、そこに時間やお金がかかることと、どれくらい喜べるのかを考えて、両者のバランスを気にしている人もいるかもしれない。
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そういう価値観のもとでは、何もしないことはとても悪いことのように思える。
ほんとうはいろんなことをやっているはずなのに。