見出し画像

オンライン研修を成功させる5つのコツ(動画付きバージョン)

1.概要

オンライン・ラーニング・ジャーニーの一環としてオンライン研修をいつ、どのように、なぜ導入するのか考慮する際、評価すべき鍵となる要素が5つあります。

リーダーに必要なスキルの育成に、オンライン研修を利用する時は、以下の点について留意が必要となります。


2.オンライン研修を成功させる5つのコツ

①目的に対する適合性

オンライン研修は素晴らしいトレーニング手段ですが、常に適切な解決策になるとは限りません。例えば、トレーニングの目的が大量かつ複雑な情報の提供である場合、文書形式による配布の方が望ましいこともあります。

決め手となるのは、何を達成しようとしているのかということです。従って、オンライン研修に取り組む前に、以下について自問するとよいでしょう。

・オンライン研修を利用する相応の理由があるか?
・双方向のやり取りを伴うものか、あるいはメールや文書で代用できるか? ・達成しようとしている成果は何か?

これらの問いに明確な回答を見いだせる場合のみにおいて、オンライン研修成功への一歩を踏み出すことが可能です。

②双方向性

オンライン研修の一番の長所は、参加者が物理的にどこから参加しようと互いにやり取りできる点です。技術の進歩により、今ではほぼすべてのオンライン会議プラットフォームに音声、ビデオカンファレンス、およびリアルタイムのチャット機能が備わっています。

DDIのバーチャル・クラスルームのソリューションには、さらに画面上のアノテーションツール(注釈ツール)、投票機能、少グループでのディスカッションやブレーンストーミング、実践練習などを可能にするバーチャル分科会室なども備わっています。

機能性としては充実していますが、現実的にこのレベルの双方向性が自身の学習設計に必要なのかどうか、確認してみてください。これほどのデジタル双方向性が不要であれば、オンラインセミナーを用意するだけでも十分かもしれません。一旦、立ち止まって自問するとよいでしょう。

③多様性

オンライン研修は、あたかも実体験のように感じられるとはいえ、単独で十分な結果を得られると考えてはなりません。物理的な教室の代用品とはいえ、優れたトレーニング・デザインを決定づけるすべての要素に取って代わるわけではないのです。

事前準備、自己診断、ジョブエイド、フォローアップのアクティビティやその他さまざまなマテリアルが、研修の効果を高めます。いかなる研修も、これらを正しく組み合わせることで、本来の目的や目標を達成することが可能となります。

④技術的な不具合を最小限に

研修カリキュラム内容やデザインがオンライン研修の成功に大きく寄与する一方で、技術面も非常に重要となります。すなわち、使用するオンライン研修ツールの性能の問題です。また、それを適宜操作することができ、回避可能な不具合に対処する力量も必要となります。私たちの経験則上、不具合を避ける最善の方法は、対象のプラットフォームを適切に扱い、参加者の技術サポートができる要員を各研修に1人配置することです。これにより、ファシリテーターが学習コースの進行に集中することが可能となります。

⑤優れたファシリテーター

上述の通り、オンライン研修は物理的に教室で行われる学習と同様に効果的です。しかしながら、参加者にとっては同様の学習でも、ファシリテーターにとっては異なる体験となります。

オンライン研修には、これまでとは違う形の課題が存在するためです。技術面はその一つですが、リアルタイムのフィードバックや反応が得られないというのも顕著な課題です。ファシリテーターは、参加者のボディランゲージや表情から、その集中や理解の度合いを量りますが、オンライン研修の場合、彼らの様子を読み取るのは難しく、また動画を使わない場合は、まったく見ることができません。

3.関連ソリューション

4.おすすめコンテンツ

5.会社概要

会社名:株式会社マネジメントサービスセンター
創業:1966(昭和41)年9月
資本金:1億円
事業内容:人材開発コンサルティング・人材アセスメント

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?