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自発的成長に向けた日本における「リーダーシップ開発」の課題とポイント――世界最大規模のリーダーシップ調査から読み解く

劇的に変りゆく外部環境に合わせて、いかに人材の成長を促進させ、組織力を高めていくか。これは経営層や人事にとって、大きな課題と言える。その解決の糸口になるのが、組織を率いていくうえで重要な「リーダーシップ開発」だ。本講演では、MSC/DDIが隔年で実施している世界最大規模のリーダーシップ調査「グローバル・リーダーシップ・フォーキャスト2023」の調査結果をもとに、日本と海外を比較しながら、持続可能な組織をつくるうえで必要な日本の「リーダーシップ開発」のポイントについて解き明かす。


1.これからの日本のリーダーシップ開発のポイントは、「意図的」な変化を起こすこと

★国内外で「人」に関する課題が上位に

湯本氏 今年で10回目となるグローバルで最大規模のリーダーシップ調査「グローバル・リーダーシップ・フォーキャスト(GLF)」をMSC(株式会社マネジメントサービスセンター)/DDIが実施し、世界50カ国以上、13,695人のリーダーと1,827人の人事担当者からの回答を得ました。それでは、どのような調査結果になったのかを今からお伝えします。

まずは、一つ目の論点。日本と世界のリーダーシップはどう変化したかです。初めにグローバルのCEOにとって最大の課題は何かを見ていくと、トップ3は「優秀な人材の獲得と定着」、「次世代のリーダーの育成」、「エンゲージメントの高い従業員の維持」でした。やはり人に関する課題が上位に挙げられています。日本の人事担当者が選択したビジネスの最優先事項では、「組織の人材力強化」、「従業員のエンゲージメントの向上」の順。日本においても人に関する課題の注目度が高くなっています。

そして、人材を育てるためのスキルが今のリーダーにどれぐらい備わっているのか、どれぐらい自信を持っているのかを確認すると、「将来を担う人材を特定し育成する能力」に関して非常に優れていると答えた方は全体の10%。劣っている、またはある程度優れているという方が90%でした。人に関する課題が大きいものの、現在の日本のリーダーを見ていくと、育成する能力に自信を持っている方はまだ少ないといえます。

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2.アーカイブ動画のご視聴

人的資本経営の重要性が叫ばれ、働き方の多様化が進むなど、企業と働く人を取り巻く環境は目まぐるしい変化を続けています。

将来予測ができない時代において、前例主義だけで勝ち残ることは困難です。いま起きていることを客観的に捉え、データに基づいた思考法とバイアスに左右されない判断力を身に着け、オリジナルな戦い方を見出すことが、いま求められています。

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3.おすすめコンテンツ&ソリューション

4.会社概要

会社名:株式会社マネジメントサービスセンター
創業:1966(昭和41)年9月
資本金:1億円 (令和 2年12月31日)
事業内容:人材開発コンサルティング・人材アセスメント

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