見出し画像

30代のキャリア、新しい世界を見るために、学ぶのは楽しい。Ms.Engineer0期生体験談

仕事を懸命に続けてきた30代なら、一度はキャリアについて悩んだことがあるはず。それくらい、30代のキャリアは多様で、転換期。数年築いてきたキャリアと、これから叶えたいキャリアへの考えを行き来しながら、今後の生き方について考える人も多いのではないでしょうか。

『Ms.Engineer』では、女性が新しくキャリア開発する際、選択肢に “エンジニア”が加わる未来を創るべく、女性のためのオンラインプログラミングブートキャンプを実施しています。エンジニアは世界中どこでも人気職種であり、時間や場所を問わず続けられる素晴らしい職業です。

今回のインタビューでは、今後のキャリアを考えて『Ms.Engineer』0期生としてスターターコースを受講したSatokoさんとMeiさんにインタビューを実施。Ms.Engineerの講座の特徴はもちろん、お二人が講座を受けたことでキャリア観にどんな影響があったかもお伺いしています。

画像6

知識ゼロからのスタート、待っていたのは本格的なプログラミング授業

――今回のスターターコースを受けたきっかけを教えて下さい。

Satoko:転職の可能性を考えていた時に実感したのが、30代になった今から異業種に転職する難しさでした。だけど一方で、あらゆる会社で技術的知識が求められており、技術職が様々な会社で募集されていることも実感したんです。その状況を見て、もし自分に技術的なスキルがあったら、もっと将来の選択肢が広がるのではと思ったんですよね。

スクリーンショット 2021-09-24 20.47.12

ただ技術職って、理系のイメージがあって。私は文系なので、まずは自分がプログラミングに向いているかどうか確かめるためにスターターコースを受講しました。

Mei:私は、今Web系の制作会社に勤めているんですけど、主に担当しているのがディレクションや既に完成しているサイトの簡単な修正作業なんですね。

スクリーンショット 2021-09-24 20.53.58

今後のキャリアを考えた時に、「私はこんなスキルがあります」「こんな仕事ができます」ともっと言えるようになりたかったし、任せてもらう仕事も増やしたかった。元々のスキルとしてはHTML・CSSを少し触ったことがあるくらいだったんですけど、今回のスターターコースでさらに知識を得て、現在の仕事に活かしたいと考えていました。

――実際に受講してみて、大変だったことはありますか?

Mei:スターターコースと聞いていたので、HTMLやCSSから学ぶのかなと思っていたんですが、いきなり最初からJavaScriptが出てきてびっくりしました。あとは、最初に授業を受けられる環境を整えるのも難しかったですね。ダウンロードしなければいけない新しいソフトが沢山あったし、説明書が英語だったりして。

Satoko:私も知識ゼロだったので、本当に何からはじめていいのかわからない状態。例えばコードを書くためのVS Codeといったソフトをダウンロードするものの、どういうものなのか全然理解できていない。「本当にコードが書けるレベルになるのかな?」と不安でした。ただ、メンターの方々が「なんでも聞いて!」という雰囲気だったので、もう「画面が開きません!」みたいなレベルの事から全部聞いて、なんとか乗り越えていました。

仕事の質が変わった。受講後早速感じたプログラミング知識の価値

――それは大変ですね……。逆に楽しいことはありましたか?

スクリーンショット 2021-09-24 20.54.29

Satoko:私の場合は30代になって、新しく勉強をはじめたということ自体が楽しくて。新しく何かを学ぼうとする人と、何かをゼロから学ぶという環境自体が良い経験になりました。Ms.Engineerの0期生には、20代から50代の女性たちがいたんですが、お子さんが3人居る方や妊娠中の方など、多様な人たちが1つのことを一緒に学んでいく姿を見ることで、学ぶことも多かったです。

――具体的にはどんなことを学ばれたんでしょう?

Satoko:元々、「何故お子さんのいるママが、平日週2日3時間とさらに土曜日まで使ってプログラミングを勉強するんだろう」と気になっていたんですけど、お子さんの世代でプログラミングが必修になると聞いたことをきっかけに勉強をはじめられたそうで。

自分の子供が育っていく姿を見てキャリア観が変わって、新たなことを勉強されているのを見ると、「今から始めても遅い」とか「今はじめても失敗するんじゃないか」とか、そういう恐怖やためらいを脇に置いて、まずはチャレンジしてみるという方法が、とても素敵だなと考えられるようになりました。

――それはとっても素敵ですね。

Satoko:今回、みんなで勉強したことがすごく私は楽しくて。「何かを新しく勉強するって楽しいよ」っていうことを沢山の人に知ってもらいたいです。いわゆる “女子の習い事”って、その場の楽しみみたいなものも多いかなと思うんですけど、もちろんそういう楽しさも理解しつつ、何か興味を持ったことについて学ぶと、その知識の習得はもちろん、学びを共有する環境自体からも学べるチャンスもあるよ、と思いますね。

もちろん、スターターコースも無料ではないので、迷われる方もいらっしゃると思うんですけど、今は満足に海外旅行も行けないご時世だし、「海外旅行1回分で新しい知識を身に着けよう」と考えると良い体験ができると思います。

――Meiさんは、新たにJavaScriptを学んで、よかったことはありますか?

スクリーンショット 2021-09-24 20.54.25

Mei:まず、仕事でこれまで見ていたWebサイトの見方が変わりました。サイトの動きを表現するところにJavaScriptが使われていることがわかるようになって。日々見ているサイトについても、注目するポイントが増えましたね。

――なるほど!実際に仕事でその知識が活きた経験はありましたか?

Mei:すでにスキルアップを実感しています。エンジニアさんから「このJavaScriptの部分、どうやって書いたらいいかな」と相談をいただいて。一緒に調べながら提案したら、本当にそのとおり実装されてすごく嬉しかったですね。

――できることが増えた感覚ですね。

Mei:JavaScriptの基礎から、技術の組み合わせまで教えてもらえるので、Webサイトで表現できる幅でいうと、100倍くらいできることが増えたような感覚があります。新たな可能性が沢山見えるようになりました。

スクリーンショット 2021-09-24 20.53.29 (1)

質問Slack、メンター制度、クラス制。Ms.Engineerだからこそ、できたこと

――お二人が講座を最後までやりきるために心がけていたことはありますか?

Satoko:”ミニマム目標を立てる”という作戦で乗り切りました。最後のテストをパスするまでは、「最低限、一日一行は書くぞ!」と決めていましたね。プログラミングのコードって、最低三行くらいにはなるので、机の前に座って少しでもプログラミングに取り組めば達成する目標なんですけど、ダイエットと一緒で目標を高くしすぎると挫折しちゃうので。続けるための小さな目標を立てていました。

――とはいえ、授業に加えて宿題もあると、時間を確保するのも大変だったんじゃないですか。

Satoko:私の場合、リモートワークをしていない職場なので、授業のある日は、「絶対この電車に乗るんだ!」という強い気持ちで仕事を終わらせてました。

講座が始まる前は、「週2日だし、余裕でしょ」と思っていたんですが、仕事の忙しさにも波があるし、思ったよりも残業時間が伸びちゃうこともある。そうでなくても、想定よりも疲労が溜まっていることもあるし、時間や体力の確保は大変でしたね。

――Meiさんはどうでしょうか。何か学習する上で伝えておきたいコツなどはありますか?

Mei:早めに自分の学習スタイルやペースを把握することが大事だと思いますね。私の場合は、言われたことをその場で理解して、すぐ実行するということが苦手で。事前に公開されている授業のスライドを見ておいて授業に臨んでいました。予め内容を頭に入れておいて、わからないところは質問、その後に宿題をやるということを繰り返していました。そうでないと、授業についていけなかったですね。次の授業までに基礎演習までは必ず解けるようにしておくということも、徹底していました。

スクリーンショット 2021-09-24 20.54.27

――Satokoさんが先程クラスで勉強する楽しさを語ってくれましたが、Meiさんにとって、クラス制の学習スタイルはいかがでしたか?

Mei:みんなバックグラウンドはバラバラだけど、勉強していることや目指すゴールは一緒なので、「助け合ってやっていこう」という雰囲気があって学びやすかったです。メンターの方が開催してくださるものの他に、自主的に自習室(オンラインで一緒に宿題などを進める場)を設定してくださる方がいて、そこで「これ、わからないよね」って相談したりいろんな話をしたりして仲良くなりました。

――その他に、準備されている環境で役立つものはありましたか?

Mei:受講生が入っているSlackがあって、その中に質問チャンネルがあるんです、そこに、過去に他の受講生の方が質問された履歴が残っているので、わからない問題があったときにはそこを検索すればよかったので便利でした。検索してもヒントが出てこない場合には、そのチャンネルで自ら質問も書き込めたりして。

Satoko:メンターの方々がいらっしゃったのもすごく心強かったです。受講生もびっくりするような面倒見の良さでした。わからないことを質問したら、1時間でも2時間でも付き合ってくださるし、ご自身の仕事の合間に時間を作ってオンラインの勉強会に参加してくださるし、沢山助けていただきました。勉強や"エンジニアという職業"について知るための文献や本、YouTubeやSNSアカウントなども教えてもらってありがたかったです。

さらに、メンターさんが今回男女で二人いらっしゃったのが有り難かったですね。1人は、今も現場でバリバリ仕事をされている方で、もう1人は今産休を取りながら仕事をされている方だったんですが、私は周りにエンジニアの方がいないので、タイプの違うエンジニアさんの異なる暮らしや働くスタイルを見られて、印象的でした。

プログラミング以外も、沢山の学びがあった5週間

――お二人は応用コースであるブートキャンプを今後受けられるのでしょうか。

スクリーンショット 2021-09-24 20.53.49

Satoko:今後のキャリアのために、まずは自分の性格がプログラミングに向いているのかどうか確かめたくて講座を受けたんですけど、正直、スタータコースが終わっても自分に適性があるのかはわかりませんでした。

ただ、一番の不安だった「理系じゃないと駄目かな」という心配はなくなりました。コードを書く上で数字を使う機会はあるけれど、難しい計算をするわけじゃない。むしろ、コンピュータに計算をしてもらうためにプログラミングするイメージに変わりました。『こういうケースのときはこうする』ということが基本的な考え方なので、どちらかというと語学に近いかも知れません。

私はブートキャンプに進んでプログラミングを学び続けようと思っています。その理由は、元々の適性を判断すること以上に、プログラミングに興味関心が湧いて「もっと勉強したい」と思ったから。寄付講座として、freeeさん(freee株式会社)で働くエンジニアさんの講座も受けて「こういう風に働けたら素敵だな」という刺激も受けたので、この機会にキャリアチェンジも視野にいれて頑張ってみようと思っています。

――素敵ですね。プログラミングを楽しいと思えること自体が適性の大きな一つかなと思いました。Meiさんはいかがですか?

スクリーンショット 2021-09-24 20.55.00

Mei:私も、最初はブートキャンプは受ける予定がなかったんですけど、スターターコースの最終日に「もう終わるのか、プログラミング面白いな、もっと知りたいな」と思って。テストを受けたり、ブートキャンプを目指して勉強している人たちと勉強しているうちに、興味が湧いて申し込むことにしました。

――お二人とも、引き続きブートキャンプ頑張ってください!その他に、プログラミング講座から学んだことはありますか?

Mei:コードの知識はもちろんなのですが、問題解決能力があがった気がします。解けない課題が出た時にどう解決しようかと考える力とか、どうしてもわからないときは人に頼るマインドとか、難しくて自分じゃ解けない課題にぶつかった時の問題解決能力の部分も今後活かせそうかなと思っています。

Satoko:本当に、粘り強さが3倍くらいにはなったと思います(笑)Ms.Engineerの方針は「考えることが大事」というもの。本質を理解してほしいという意識をものすごく感じます。なので、正解に安易に導くような計算ドリルをこなすような勉強ではなく、とにかく考えさせられる。「わからないよー!」ともがきながら問題を解いていった結果、考える力や粘り強さが身についたと思います。

Mei:プログラミングって、答えが一つじゃないんですよね。正解となるコードが一つじゃない。それに、色々試行錯誤して、実際に動かしながら問題に取り組むことができる。そういったプログラミング自体の面白さも、私たちを粘り強くしてくれたんだと思います。

Satoko:そうですね。楽しかったから頑張れました!これからも楽しみながら頑張ります!

■Ms.Engineer 4期生募集中!

新規受講生募集

Ms.Engineerは未経験から最短6ヶ月でハイクラスエンジニアを目指すことができる、女性のためのフルリモート型プログラミングブートキャンプです。
あえて女性のみの学習環境であることで、女性ならではのライフスタイルに寄り添った学びやすさやサポート体制を提供します。

Ms.Engineerでは、新規受講生募集を開始しています。

仕事や学校を続けながら受けられる4週間の初心者コースを、女性だけのクラス、全てオンラインの授業で受けることができます。

ご興味ある方、または受講ご検討の方には、無料カウンセリングを承っています。お気軽にHPからお申し込みください。

------------

インタビュアー/記事を書いてくれたひと:りょかち