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23-79. 実家とお金|愛とお金は同じものでできている
WLP縛りでnoteを書いていた期間も終わって、さあ~自由に書くぞ~!とウキウキしながらタイピングしているわけですが、何書こ。
WLP第1期は
おかげさまで満席となりました🙏
先日実家に帰ってたので、いま一番記憶に新しい「家族とお金」の話題にしてみたいと思います。
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わたしの実家は母方の実家に近く、かなりの地方にあります。
近所に、まあまあ大きな病院があるのですが、母の父、つまり祖父は一代でその病院を創ったそうです。
祖父は昨年亡くなったのですが、わたしが小さいころは祖父の誕生日会が盛大に行われていた記憶があるし、葬儀もたくさんの人が来ていました。昔は御付きの人、みたいなのもいらっしゃいました。きっと、人に愛されるお金持ちだったのですね。
母の実母は母が中学生のときに亡くなっています。そのあと後妻が来られたのですがこの方がかなりクセが強い方で。笑
まあ軽い感じで聞いていただきたいのですが、1つエピソードを挙げてみます。
コロナ渦が一度落ち着いたころ、何年ぶりかに私が娘を連れて実家に帰ったとき、外食好きな祖母がランチに誘ってくれました。
いつも会うとなにかしら嫌な思いをするので渋々行ったのですが笑、会うなり「都会から来た人たちはこっちに近づかないでね」と言われたんですね。笑
漫画でよく、ヒューと風が吹いて、全員が凍り付くシーンがありますがまんまそれでした。ナチュラルにそういう人っていますよね。どうしてそんなこじらせちゃったん?っていう。
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わたしは中学生のころ家族でフィリピンに住んでいました。3年ほど赴任していたのですが、帰国する時期がちょうどわたしの高校受験と重なり、それを機に両親は母の田舎に家を建てることにしたそうです(父はそこから7年くらい単身赴任)。
そこから母は祖母のクセの強さにかなり手を焼き、わたしは毎日のように愚痴を聞かされてマジでウンザリしてました。笑
祖父の病院を手伝っていた母は、三姉妹の末っ子で、根っからのお人よし。
ずっと専業主婦でブランクも長く、家族とスタッフとの板挟み、義母はワガママ、夫は単身赴任、加えてひどい更年期、っていうのでかなりメンタルがやられてしまって。
夜中に、高校生の多感な娘(わたし)の部屋に入ってきて、相談しに来るくらい疲れ果ててました。
いや〜あの頃はわたしもけっこう大変でした。笑
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祖父が引退するときに病院を継ぐ人がおらず、病院を外部に売却。
晴れて自由の身になったとたん、母は人が変わったように元気になり、ほんとうによかったなぁと思いました。
無理して合わない仕事を続けるのは、家族にとって本当に良くないこと、と全身でインプットしたのはこのときです。わたしもほんとに辛かったので。
そして昨年、祖父が他界。血のつながらない祖母と母をつないでいた存在がいなくなったことで、母の祖母に対する態度も変わったように見えました。さらにお金の問題がかなり出てきているようです。詳しくは知らんけども。
いま祖母は施設に入っているのですが、なにかあると母に連絡がくるみたいで。(そりゃ親族が母しかいないんだから、そうですよね。)
書類や手続きなど、世話してくれる人は母しかいないのに感謝はない、そして、お金は全部自分のもの、というなんとも難しいおばあさんになっているご様子。
人を遠ざけるお金持ちですね。
母は普段キャピっとした明るい人なのに、祖母の話になると打って変わってものすごく悪い波動を放つので、相当何かあるんでしょうね笑。わたしもしんどいので、なるべく触れないようにしているため、詳しい内情は知りません。
家族ってマジで複雑です。とくに血のつながらない家族に、お金と愛情が複雑に絡んだ関係性は、ヤバいです。血がつながっていても大変なことはたくさんあるのだろうけれど。
そんな家族を、とても近くで、けれどすこし俯瞰して見てきたわたしは、お金の価値観がけっこう特殊かもしれません。
うちは転勤族だったと先に言いましたが、父は貧乏性、倹約家で。実際に当時はお金がなかったんだと思いますが、わたしが小学生のときは、家賃3万くらいの社宅のボロアパートに住んでました。
で、そのあとフィリピンに移ってからは、住み込みのメイドさんとドライバー付きのタワマンに住んでいて、家の中で母は社交ダンス習ってた。マンションの35階なのに家の中のリビングに大木(さすがに造花)が生えてました。
帰国して父の単身赴任で2世帯になってからはまたお金がなくなって。大学受験は、絶対国立!ってかんじで。笑
父は倹約家。
母はエンゲル係数高め。
祖父は愛されるお金持ち。
祖母は愛されないお金持ち。
お金は人を助け、幸せにしてくれるものだとは思うのですが、祖母を見ていると、下手にお金を持っているせいで人が悪くなっている気もして……なんとも複雑な気持ちになります。
一体なぜ祖母がそこまでお金を囲い込むのかというと「孤独」だからだと思うのですよね。
誰も愛せないから、誰にも愛されないし、自分で稼いだお金じゃないから、余計に執着するのかもしれません。
最後にひとりぼっちになってもいいように、せめてお金だけはって思ってるのかな。ことごとく周りの人を遠ざける人なので。本当のところは知らないけど。
もともと祖母は結婚前、当時にしては珍しくお勤めされていたそうです。そこからなぜか祖父のもとに後妻で嫁ぎ、血のつながらない3人の娘を育て、義母を介護し、祖父を世話して、今に至ります。
そのまま働き続けていたらどうなっていたのでしょうね。
祖母は会うとデリカシーのないことをお上品に言うので、あまり関わらないようにしてきました。なので、わたしは祖母のことを何も知らないですが、一つ確かなのは、愛情がお金で買えると思っている節があるということ。お金をばら撒けば人がついてくると思っています。
お金のために結婚したのか、させられたのか分からないですが、そんな祖母にとって、お金=愛情なのかもしれません。人を自分の思い通りに使うためのものでもあります。
そう思うとお金がほんとうに必要なんでしょうね…。クセが強すぎて、家事代行さんも、遠方の親戚からも愛想を尽かされるくらいなのです。お金がないと誰も助けてくれないなんて、ほんと孤独の極みですよね。
働くという選択肢がない祖母にとって家族に依存しないために、自分が主導権を持つために、お金を囲い込むことは何がなんでも必要なのでしょう。
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今回の帰省の直前に父方の祖母が腰を骨折しました。90歳で腰を折ったらそれはそれは大変なのです。
そして周りの親戚が無償でたくさん助けてくれて、わたしたちも、はるばる、家族みんなで片道2時間かけてお見舞いに行きました。
行かざるを得ないというのもありますが、父方の祖母のことは好きなので心理的な抵抗がなく、むしろ「お見舞いに行きたい」と思いました。
そんな父方の実家はそんなに裕福ではないと思いますが、わたしが小さい頃から、お年玉、お祝いのたびにたくさんお金をくれました。
愛情表現をカタチにしたものがお金なのは、母方の祖母も、父方の祖母も同じなのに何が違うのかというと
分け与えるか、独占するか、の違いですよね。
愛もお金もエネルギーです。
分け合えば、循環し、
独占すれば、孤独になる。
お金って精神的な自立のためのツールでもあります。会社や夫、家族に依存せずに生きていくにはお金が必要だったりします。
「世話は焼いてもらうけどお金も愛情も一切やらん」っていう祖母を持ってしまった母。
血がつながらないからっていうのもあるのかもしれませんが、祖母のおかげでわたしも母も多くのことを学んだ気がします。
豊かなお金持ちは愛情を循環させ、
ケチな金持ちは孤独になるんだなあ。
今持っている資産を今後どう循環させていけるか。自分と周りの人をどれだけ幸せにできるか。
自分と人は区別できないので、
自分を満たし、周りを満たすために
お金を有効に使っていかなければ
という学びでした。
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~書くことで自分を知る30日間~
9/11〜第1期は
公式LINE先行募集にて満席となりました。
ライティングライフプロジェクトは
さめじまみおさん考案のプログラムです。
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