Z世代の流行語「Delulu」ってなに? 意味と使い方を徹底解説
大好評の「Z世代の流行語」シリーズ。
こちらの「What the Sigma」の記事をはじめ、このnoteの中で多く読んでいただいているのが「英語の言い回し」「流行語」系の記事。
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さて、今日のZ世代の最新流行語は「Delulu」。「デルールー」と読みます。うちのZ世代が北米の学校生活でよく使っているこの言葉、さてどんな意味なのでしょう。
徹底解説していきますよ!
「delulu」の意味は「モテるって勘違いしてるイタイやつ」
「delulu」は、「delusional(妄想的な)」という英単語の省略形です。若者世代で、「妄想はいっちゃってるヤツ」「うぬぼれ屋」という意味の形容詞として使います。特に、恋愛的な文脈で、「自分のことをモテる・(意中の人に)好かれていると勘違いしちゃってる人」のことを指して使うようです。
「delulu」の語源
この言葉の語源は、K-popファンのカルチャーからだそう。2014年頃にK-popの「OneHallyu」というファンフォーラムで初めて使われたとされています。
当初はK-popアイドルに対する過度な期待や、自分の推しのアーティストが自分のことを好き、という妄想を持つファンを揶揄するために使われていました。
そこから端を発し、現在では「delulu」はK-popファンの間だけでなく、より広く若者の日常生活で使用されるようになっています。TikTokやInstagramなどのソーシャルメディアでよく使われています。
「delulu」の使い方
Z世代の当事者はこんな風に使います。
相手に直接「あなたってdeluluだよね」のように使うというよりは、「あいつらdeluluじゃね?」的に会話の外にいる人が第三者的に使うことが多い、と、うちのZ世代は言っています。
「hi-key」は「非常に」といった意味合いで強調したいときに使う頻出スラング。「really」とほぼ同じ意味の若者用語です。
あとは、
というフレーズも流行しています。「Delusion is the solution(妄想が解決策)」の意味ですね。「妄想かもしれないけど、信じるって大事だよね!」といったニュアンス。モチベーションをあげたり、自己肯定感を高めるためのフレーズですね。
こんなふうに、言葉の最後を「lulu」でそろえるなど韻をふむのは、英語あるあるですね。
SNS上の「delulu」の例
TikTokで「#delulu」を一躍有名にした、といわれているのが、マレーシア出身でロンドン在住のインフルエンサー、「Tube Girl」ことサブリナ・バスーン(Sabrina Bahsoon)。
彼女が昨年、ロンドンの地下鉄(tube)で撮影した自撮りダンスビデオは大バズりしました。そのときのハッシュダグか「Delulu or manifesting(妄想か、実現化か)」。
自信満々でちょっと知的。そんな彼女はイギリスの名門ダラム大学の法律学部を卒業した才媛。地下鉄の窓から吹き込む風をミュージックビデオの演出のように使って、ミュージシャンになりきって魚眼レンズで自撮り、というスタイルが「delulu」の精神を体現している感じです。
彼女のメインの活動はTikTokだと思いますが、著作権配慮でYoutubeで貼っておきますね。
(マレーシア出身、と聞くと親近感♡)
みなさんも「delulu」使ってみてね
以上、最新スラング「delulu」の解説でした。
「delulu」はユーモラスでポジティブなニュアンスが人気。可愛らしく使いやすいので、若者のみなさんはぜひ使ってみてくださいね。
若者、といえば。
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