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金曜日の定番あいさつ「Have a good weekend」のカッコいい別案について、ネイティブにきいてみた

日常生活のなかで繰り返し使われる表現の代表例の一つが「Have a great weekend!」

これは金曜日にやり取りする人すべてと交わすあいさつ、といっても過言ではありません。学校関連などのグループチャットでも、金曜日の投稿の締めのあいさつとしてに使ったりしますね。

さほど親しくない間柄で「友達、っていうほどでもない人」であれば、最も一般的な「Have a good weekend」「Have a great weekend」あたりを言っておけばOK。
でも、個人的に約束してお茶やスポーツを一緒に楽しむような間柄や、これから親しくお付き合いしたい/いま現在親しくしているママ友などであれば、「ちょっとひとひねりした言い回し」を用いて親しみを表現できるといいです。

(案外と、こうしたひとことの工夫からお互いの親しみが徐々に深まっていったりするものだったりします)

また、いろいろな言い回しを考えることは、自分の語彙や表現広がりにも役立つし、言葉のニュアンスを考えるきっかけにもなるのでおすすめ。
そこで、「週末のあいさつは他にどんな言い方があるのか」についてネイティブに聞いてみましたよ。

気の利いた英語のあいさつの文言を探している人は、参考にしてくださいね。

この記事のサマリー(概略)と私について


この記事では、週末に交わすあいさつのバリエーションについて、海外子育て5年目・カナダ在住のYurikoが書いています。2人の子どもが通っているのはカナダの現地校(小学校・中学校)。子どもたちの英語レベルは現地の同年齢のネイティブレベルと評価されている日英バイリンガルです。私は英語勉強中の中級者です。

私自身も、機会があるごとに学校でボランティアをしたり、先生とお話ししたり、ママ友と遊んだり、ソーシャル(社交)イベントに参加するなどに努めています。「英語学習」と「多文化理解」が私の趣味です。

さて、
上記の王道のあいさつ以外は、「Great」を別の形容詞に置きかえるものになります。目次がサマリーになっていますので、まずは目次をどうぞ。


では、お時間のある方は以下から詳しく見ていきましょう。


まずは王道のあいさつを軽くおさらい


もっとも一般的でよく交わされるのは

Have a great weekend!

Have a good weekend!

(Have a nice weekend!)

あたりです。

上記の中ではGreatは「とてもいい」、Good /Niceは「普通にいい」という感じです。
(Niceも普通に使うと聞きましたが、私は個人的にはあんまり聞かない気がするので()をつけました)

「Enjoy your weekend!」もよく聞くかな。

ポジティブさを強めにうちだすのが北米文化なので、私の身近な範囲で見る限り、日常会話・テキストメッセージ・学校関連のお知らせで親しみのこもったタイプのお便りなどでもっともよく使われているのは「great」を使った表現、「Have a great weekend」かな、っと思います。

まずは上記3種のどれかを使っておけば問題なけど、どれか1つに絞るなら「Have a great weekend」がテッパンかな、っと思います。迷ったらこれをどうぞ。

「Wonderful」にはワクワクした「感情」が伴う


上記の「Have a great weekend」と同程度の良さ(とてもいい)で、ちょっとワクワク感をプラスしたい場合は、「Have a wonderful weekend」というのもよくあります。

普段から感情豊かな表現をする人が「Wnderful」を使う傾向がある感じ。または、何か週末に素敵な予定が入っていることがわかっている人に対して言うのに最適です。

「Lovely」は温かみと親しさをプラスしたいときに


「Have a lovely weekend」も、主に女性からよく聞くあいさつです。

日本語の「ラブリー」という言葉は過剰にデコラティブな印象(ものすごいフリルが付いたドレスのような)ですが、英語の「Lovely」はまったくそんなことはなく、「魅力的な」「愛らしい」「楽しい」「素敵な」という意味を持つ形容詞です。特にイギリス人は何かというと「Lovely」を使う印象があります。カナダ人もわりと多用します。

爽やかに晴れた日のことを「Lovely day」といいますし、親しみやすく笑顔が似合う好感度の高い女性のことを「Lovely lady」と言ったりします。

「Have a lovely weekend」というと、感情的な温かみや優しさを伝えるニュアンスがプラスされる感じ。ポジティブで温かいニュアンスを添えたいときに使いたい表現です。


「Enjoyable」は楽しい予定がある場合に


相手になにか「楽しい、快適な」プランがあることがわかっている場合、「Have a enjoyable weekend」というのもぴったりです。

趣味の活動があるとか、新しいアクティビティに参加するとか、興奮度は高くなくても快適で楽しい予定がある人に対して言うとハマります。


「Memorable」は特別なイベントや旅行がある場合に


週末に結婚記念日や家族の誕生日などの特別な日を迎えるとか、もしくは遠方への旅行など思い出に残るようなイベントを控えている人には、「Have a memorable weekend」という表現も素敵です。

「記憶に残る」ようなイベントが予定されている人に使うといい感じ。

「Have a memorable trip!」「Have a memorable celebration!」という言い方もいいです。

旅行や、ドレスアップするようなお祝いなどがある場合、「I can’t wait to see the photos!」なんてひとことを付け加えてもいいですね。


「Delightful」は少しかしこまって上品さをプラスしたいときに


Delightful」は「非常に楽しい」や「喜びを与える」といった意味を持つ形容詞で、ただ楽しいだけでなく、ある種の上品さや洗練された楽しさを感じさせるというニュアンスも含まれる言葉。

ちょっとリッチな旅行や、上質な空間でのんびりとくつろぐ素敵なプランがある人などに向けていうとぴったりきます。
言い方もちょっとかしこまって「Wishing you a delightful weekend」なんていう表現がいいかも。


「Thrilling」は冒険的な予定のある人に


スカイダイビングやラフティングなどのアドベンチャーな予定がある人に使えるのが「Thrilling」という表現。

「Have a thrilling adventure this weekend!」などと使ってみましょう。


「Peaceful」ならインドア派や予定がない人にも使えます


忙しい予定をいれずにのんびり過ごす人や、慌ただしい1週間を過ごした多忙な人などに向けて言いたいのが「Have a peaceful weekend」のひとこと。「平和な、穏やかな」という意味ですね。リラックスしてね、という温かい気持ちを込めましょう。

特に予定がない、といっていた友達に向けて言うのも気が利いてますよね。


「Joyful」は大成功の後や困難を乗り越えた後に


喜びを表す言葉で上記以外に思いつくのは「Joyful」かな、という感じですが、「Joyful」は普段使いするにはちょっと大げさな雰囲気のある言葉だそう。
たしかに、クリスマスの讃美歌に「Joy to the World(邦題:もろびとこぞりて)」という歌があるなど、宗教的な感謝や祝福の文脈でも使われる言葉なのでそういうニュアンスがあるのも納得です。

使うとしたら、プロジェクトを大成功させて成果が認められた!とか、入院していた友達が家族のもとに戻って久しぶりに一緒に過ごす週末とか、もしくは結婚○周年など特別なイベントがあるときなどに、特別な祝福の気持ちを込めて「Have a joyful weekend!」と伝えるならよさそうです。


お誕生日やイースターのときには


その他、お誕生日のときは「Have a wonderful birthday weekend!」、イースターのときは「Have a joyful Easter weekend!」などの言葉が交わされます。

イースターはつい先日でしたが(だいたい毎年3月末~4月頭にある、イエス・キリストの復活祭のお祝い)、身の回りではとても多くの人が「Happy Easter!」とか「Have a wonderful Easter!」などと交わしていました。

いろいろなバッググラウンドの人が参加する学校関連のチャットグループなどでも、その日はイースターエッグやうさぎの可愛らしい画像やGifであふれます。多くの人が参加するグループならイスラム圏の国から来た人やユダヤ教徒の人などもいるはずですが、特に不快に思う様子もなく、他の人のお祝いの気持ちを尊重しているような感じです。
(これはマレーシアでも同様でした)


週末のあいさつの工夫で、親しさUP&語彙力UP


というわけで、今回は「Have a great weekend!」のカッコいい別案についてのお話でした。ぜひいろいろなバリエーションを使って、親しさUP&語彙力UPに役立ててくださいね。

おまけの本紹介:
今日の本紹介は、おうち英語の本。
「ムリなく、ムダなく、18歳でバイリンガルに」
と掲げる著者は、名古屋にある金城学院大学の教授で「おやこえいごくらぶ」という英語教室を主宰し、自身の2人の子どももバイリンガルに育てた女性。「最小限のお金と労力」「英語が苦手なパパママでも大丈夫」とするおうち英語の指南書です。

【画像クリックで無料試し読み可能】英語習得にはいろいろな考え方がありますが、やはり「聴く」が最初であるのはどのメソッドも共通。0歳から中高生までのロードマップがあるのが、他の本にあまりない特徴かな。参考になります


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