マガジンのカバー画像

こだわりが強すぎて生きるのが面倒くさい話シリーズ

34
できないことが多い。できるけどやり方が人と妙に違っていてやりづらい。そういうことを時々書きます。
運営しているクリエイター

記事一覧

できる仕事・できない仕事、の話

発達障害(ADHD/ASD)で会社員ができなくなった私は、仕事を辞めてからも「どういう条件・環境があれば自分は活躍できるのか?」を考え続けてきた。 今のところわかっているのは、 ・文字や数字をたくさん読まなくていい仕事 ・複雑な工程がない仕事 だ。 さらに、得意なことだけをピックアップすると、 ・フィジカルでシンプルな仕事 ・コミュニケーションがメインな仕事 ・センスがいらないものづくりの仕事 具体的にいうと、アート教室の講師や、イベントの出演者などをしていたときは

やるべきことをやる安心感、の話

やるべきことをなくやっている時と言うのは精神がすごく落ち着く。 落ち着かなかったり焦っていたり悲しかったりする時はやるべきことから逃げているのかもしれない。 やるべき事は多分どんなことでもいいんだと思う。 床の掃除だったり食器を洗うとか洗濯をするとか。 もう少し頑張れそうなら、書類仕事をするとか、事務手続きをするとか、何か先延ばしにしていたことをやる。 そっちのほうがもっと充実感が大きいけれど、それが無理ならやっぱり床に落ちている服を拾うとか植木に水をやるとかそういうので

憧れるもの、大好きなものについて

憧れの人物像や状況、地位、好きなインテリア、好きな時代、好きな仕事。 今までの前世で、ずっとそれらからは自分が遠くて、憧れ続けていたから好きなのだ、と考える人もいるようだがそれはちょっと苦しいと思う。 過去に全てそれらは私に属していたもので、今好きだなぁと思うのは、懐かしがっているのだ、と思うと安心するし、たとえ今世で手に入らなかったとしても、悔しがったりしなくて済むように思う。 懐かしい気持ち、いとおしい気持ちはそのままに、今世で別の物に目を向けることができるような気

スキ > フォロワー の話

noteでは今のところフォロワーが1名しかいない。(その一名の方、ありがとうございます。) でもちゃんといろんな記事には様々な方がスキを押してくれて、たまに10件以上のスキをもらう。 Twitterとかと連携してないのが悪いのだろうけれど、元々あまり双方向コミュニケーションの激しいSNSで思想を発表することが苦手な私は一応MUJUNのアカウントも持っているのだけれどほとんど呟いていない。 スキにだいぶ救われているというか、何かしらのフィードバックがあることで元気をもらっ

秋は落ち込む季節、の話

このところ、気温と気圧の急降下が多いからだろうか。 物凄く深く落ち込む頻度が上がっている気がする。 単純に近しい人と接触する機会がないということもあるだろうが、それにしても異常なほどの孤独感や無気力に苛まれる。 趣味であるはずの映画鑑賞にも集中できず、ずっとスマホを見ては誰かからメッセージが来ていないか狂ったように確認している。 一人でいると内省する時間も増えるから、考え事や様々な「生活の仮説(哲学のようなものをこう呼んでみた)」も増えていく。それらは本来こういった場

「恋愛」だけは他人と比べて安心する、の話

こんなこと言うと怒られそうだけど、人の生活をの話を聞くことで「まぁそんなもんか」と感じて、自己肯定感が上がることがある。 特に恋愛のことがそうだ。 イケてるJKから彼氏の話を聞いたり、幸せそうなカップルを見つけたり、安定した夫婦を見つけると、最初はすごく憧れている。 しかし、本人たちから詳しく話を聞いてみたり、近くで観察していると、「あぁ、この男性は彼氏としてはたいして魅力的じゃないなぁ」とか、「このカップル、自分たちが闇抱えてることに気づいてないなぁ」とか思ってしまう。

Xジェンダー、の話

私の性別の話をする。 体は女に生まれた。 心はどちらかわからない。男寄りの気がする。 性的対象は男だ。 でも恋愛感情については、男女とも好きになる。 これをFtXと記載するらしい。 (Femaleに生まれたが、Xジェンダー(心の性が男女どちらにも決まっていない)) ちなみに服装は、女性の格好をすることが多い。心は男性とはいえ、見かけを男性にしたい欲望が低いのと、単純に女性の格好の方が似合うし、女性の格好をしている時の自分の方が見かけとして好みだからだというのもある

不愉快な気持ちを記憶から流す

先日親戚と3日間過ごして非常に不愉快な思いをした。何か決定的なことを言われたわけではないが、ボディーブローのようにじわじわと効いてくる不快な言葉を投げかけ続ける人だった。 家に帰ってきて一人になった途端、どっと疲れが溢れ出た。会話のやり取りや、不快な脳の動きが止められず、繰り返し自己否定的な考えを持ってしまって大変だった。 忘れるために、眠る時と同じ方法を採用してみた。全てのことを考えないようにする方法だ。 考えが浮かんできたら、その瞬間にすぐ遠い風景の彼方にそのイメージ

なんとかなる

Netflixの「こころをダイジェスト」という番組が面白い。第3回の「不安」から抜粋。 ・不安症の人々は、過去の嫌な出来事から「嫌な対象」を膨らませて関係のないものまで結びつけて怖がってしまう。 ・対処法が色々紹介されていたが、有益なのは「薬」「マインドフルネス」「認知行動療法CBT」「暴露療法」など。 (※暴露療法は面白そうだった。不安に思う妄想を自分の言葉で語ったものを録音し、なんども繰り返し聞く。不安がピークに達したところで、「不安がこんなにあっても自分は生きている

モーレツに人と話したい時ほど弱っている時。その対処法。

ものすごく人とおしゃべりしたい日があるけれど、学んだのは、そういう日こそ誰とも関わらずに自分を養生したほうがいいということ。 日記を書いて発散したり、 映画やドラマをみて心を潤したり、 買い物や旅行やスキンケアなど体を潤したり。 それをしばらく続けていると、自分は何かが有り余っているのではなくて、足りていなかったのだと気づく。 そう、おしゃべりをしたい時って、なんだか自分の中がパンパンで、誰かに聞いてもらうことで吐き出したいような感覚に陥っているけれど、実は違う。

おしゃべり好きなのに友達がいない

頭の中に大量に浮かぶ考え事。それは長くなってしまうことも多い。 ツイッターに書くけど、できれば誰か友人に話したい。でも友達は多くないので、電話をするにも気を遣う。さらに、友人には話しにくいトークテーマもある。 恋人のことを惚気たい時とか・・・ しょうもない小さな発見とか・・・ 自慢したいこととか・・・ みんなどうしているんだろう?

まわりと比べて、わたしはまだ何者にもなっていない。と思った時に見る

「23号室の小悪魔」というドラマで、自由奔放で気ままで友達思いのクロエが良いこと言ってた。(シーズン2第1話) 両親にお金を出してもらって、大学院(MBA)まで取ったのに、念願のウォール街で働く夢は叶わず、小さなアパートでルームシェアしながらカフェでアルバイトするジェーン(主人公)。 昔の友人3名に好きなドラマの新作が出るということで連絡を取ってみたら、「商務次官で税法を変える仕事で忙しいから」「可愛い子供が3人もいるから」「大学で教鞭をとっていて、論文を書くから」と断ら

来世に一言伝言を残せるとしたら

輪廻転生すると記憶が消えてしまうイメージがあるけれど、もし来世に今世からの知識を一つだけ、前任者からのアドバイスのように伝えることができるとしたら、 「人生には”この時間、何?”と感じる時間があるかもしれないけれど、人生には無駄な時間というものは一瞬も存在していない。もしその時間が不愉快に感じられるものならば、取り除くよう尽力してみてもいいかもしれないけれど、"時間を無駄にしてしまった"とか”今わたしったら何をしているんだか”なんて思う必要は1つもないよ」 と伝えたい。

人格も、善悪も、シンプルには分けられない

先日見かけたツイートや、見た映画から感じたことのメモ。 人格は分けられない 善悪は分けられるものだと思い込んでいたし、人格は矛盾すべきではないと思っていたから生きるのが難しかった。 実際、人は多面的で、善悪は混じり合っている。人間が考えるほどこの世はシンプルに二分できるものではない。それをわかっただけでだいぶ気持ちが楽になった。 善悪は分けられない 「バットマンダークナイト」「ジョーカー」 ジョーカーといえば、世界的な有名ヴィラン(悪役)。大悪党です。悪の中の悪、悪の