人格も、善悪も、シンプルには分けられない
先日見かけたツイートや、見た映画から感じたことのメモ。
人格は分けられない
善悪は分けられるものだと思い込んでいたし、人格は矛盾すべきではないと思っていたから生きるのが難しかった。
実際、人は多面的で、善悪は混じり合っている。人間が考えるほどこの世はシンプルに二分できるものではない。それをわかっただけでだいぶ気持ちが楽になった。
善悪は分けられない
「バットマンダークナイト」「ジョーカー」
ジョーカーといえば、世界的な有名ヴィラン(悪役)。大悪党です。悪の中の悪、悪のカリスマとも呼ばれている。彼は悪に固執していて、金や損得には見向きもせず、人間の負の感情を奮い立たせることばかりに執着している。
そんな彼の過去、悪のカリスマとなる前の姿を描いた映画「ジョーカー」を見て、悪事や悪人についての考え方が少し変わりました。
シンプルに言えば、完璧な善人も悪人もいない、ということ。ジョーカーの中にも善良な心はあり、バッドマンの行動にも悪い動機が伴う。
ヒーローとヴィランを分けることは簡単だけれど、そう簡単に両者は分かれているわけでもなく、善悪が混濁したものがこの世の事実だ、ということを見事に描いたシリーズだと思います。
ブレイキングバッド
最初は「家族に財産を残したい」という動機から麻薬製造という悪事に手を染めた主人公ウォルター。売人や麻薬カルテルやDEA(麻薬取締局)との抗争から、次第にウォルターの言動は過激化していき、元の"善良な"ウォルターの見る影はどんどんなくなっていく。
様々なキャラクターの良心、悪意、エゴが渦巻いて複雑に話が展開していく様を見ていると、「誰が善人なのか、どこから悪意が始まるのか」がどんどんわからなくなっていく。
でも、それがスッパリ切り分けられて決め付けられないのが、逆に心地いい。
最近まで、善悪を分ける考え方に執着していたMUJUNですが、映画やドラマの鑑賞を通じて、「矛盾している」人間の人格や、善悪の観念について少し寛容に捉えられるようになってきました。
少し生きやすさが上がった気がする〜。
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