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シャッフルでたまたま流れてきた音楽を、とばさずに聴いてみる人生

 今週は人生について、いろんなことを考えさせられた1週間でした。大好きな高校の友人に会って「社会人2年目なっちゃったね」なんて言いながら、仕事の話をたくさんして。私が人事をやっていると知って、就活の相談をしてくれた後輩もいました。  

 みんな、将来について真剣に悩んでた。そんな私も、完璧な社会人生活を送っているわけでなくて。人事という会社の代表になる仕事をしながら、時には「今のままでいいんだろうか」とか思いながら生きてたりします。  

 もちろん、今の会社は大好きで、とにかくここで成果を残して会社への恩を還元するんだと強く思ってます。ほかの道を歩こうとは、今全く思わないです。

 だけど本当に「今いる場所が、自分の自己実現の最適の場所か」なんて答えは、正直誰にもわからないですよね。もしかしたら会社のエースでバリバリ仕事をしているあの人も、自分の本当の居場所を探しているかもしれない。会社を設立した社長だって、すべての責任を投げ捨てて会社員に戻りたくなる夜も、あるのかもしれない。  

 シンプルに考えてみんなエスパーじゃなくて、人間です。そりゃ理想の未来があればあるほど、今の自分に物足りなさを感じることだって絶対あるはず。だから、「今のままでいいのか」と思うことは当たり前の悩みだと思うんです。 


人生は、シャッフルされたプレイリスト

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  余談ですが私はApple Musicとyoutube premium両方契約するほど、音楽が大好きです。毎日聴くもんなので、決まりきった順番で音楽を聴くのがあまり好きじゃないです。だからいつも、選曲はAIに任せます。自動で私の好きそうな音楽を並べてくれる「あなたへのオススメ」をタップして家を揚々と出ます。

 「お、いいね〜今この気分だった!」という曲が来る時もあれば、「ちょっとまって、今それじゃないんだよなあ」という曲が来ること、ありますよね。結局今日のオススメはセンスがない!と思って、自分で作った安パイなプレイリストを開くことのほうが、なんなら多かった。みなさんも、こういう経験ないですか? 

  今週いろんな人の人生観、仕事観、そして改めて自分の価値観を考えていて、ふと思いました。なんか人生って、このランダムなプレイリストに似てる。ある程度予測はできるけど、完全に予想を当てられるわけでもない。時に音楽の神に裏切られて、突拍子もない曲が自分に降りかかってきたりする。 

 何がこの先自分に起きるかなんてわかんないし、一体いつ終わるのかもわからない。そんな「気まぐれ」さが、すっごい今の状況に似ているなと思ったんです。


 流れてきた曲を即飛ばすのではなくて、「一度聴いてみる」を仕事で学んだ

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 私はとてつもなくせっかちです。チカチカの横断歩道は走って渡るし、エレベーターも閉じるボタンを押してから階数のボタンを押します。(笑)完全に、人生生き急いでる系人間の部類です。だから韓国の文化に心地よさを感じたりするんですよねえ。(この話はまた今度) 

 そんなせっかち人間だから、私も入社してまだひよっひよの半年目だったときに、「すぐ飛び出して次に行きたい」現象に駆られてしまったんです。成果のせの字もだしていないのに。(笑)

 今となっては可愛いなあって笑い話ですけど、上司に姿勢を鍛えてもらったりして、当時は本当、大変でした。(笑)あの時の上司の言葉があるから、今の私がいるんだなあ。 

 その時期いただいた言葉を一言でまとめると、「置かれた場所で咲く努力を、あなたはしているのか」という言葉でした。

 何でも環境や人のせいにして自分の足を動かしていないのではないか。または「これはこうだから」と決めつけて、進もうとしている道を自ら塞いでいるのではないか。

 「そんなんじゃ、どこにいっても、一生自分の楽園なんて現れない。そうやって自分の理想を探し続けるだけの人生になってしまうよ」 入社半年の子には厳しい言葉かもしれないですが、当時の私には本当に深く突き刺さった言葉でした。 

 音楽の話に戻りますが、みんなも、そして私も、「今これじゃないんだよな」「いや違う」とどんどんスキップボタンを押すのではなくて、そこをぐっと堪えて、その曲をじっくり聴いてみる。すると意外にも「こんな歌詞だったんだ」とか「なんだ今の気分に結構あってるじゃん」とか、いろんな発見があるかもしないよ、ということにこの1年で気付いたんです。 


 「置かれた場所で咲く」って実は超きびしい言葉

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 かっこいいですよねこの言葉。社会人になる前は純粋に「めっちゃポジティブな言葉やん」「まあ結局、人生運任せってことかあ」とだけしか捉えられてませんでした。 

 だけど、1年間尊敬する会社の人たちに大事なことを教えてもらって、今はちょっとこの言葉の意味がわかる気がします。 

 置かれた場所で咲くって、超超自責で、厳しいことです。 

 環境や他人など、置かれた場所=自分の変えられないこと は一生経っても変えられない。だから「自分の変えられることに目を向ける」という意味だと思うんです。 

 いや想定外〜!ということも、いや〇〇さんのせい〜!と思ってしまいたいことも、まるっと違うんやでと。常に「じゃあ自分はどう行動する?」という言葉を胸に、自分の手と足で、気持ちのいい環境に、人生にするべきなんだ。その方が、人生ずっと楽しいし、ずっと楽。 

 この自責状態は、やっている最中は辛いかもしれないです。だけどだんだん、自分の人生の舵を自分で動かせている感じがして、自分を誇りに思えてくると思います。

 さらにそんな自分の人生に現れてくれた周りの人たちが、とてつもなく誇りに思える。感謝するべき人に、感謝の気持ちを持てる。なんていう、最高な循環のオマケつき。 


 正解な会社なんて、正解な人生なんて、正解な曲なんて、無い。だからまるっと肯定して、自分で正解にしていく。

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 遠回しなタイトルだったけど、今日綴りたかった想いはこれです。正解を探して焦ってスキップしまくるんじゃなくて、まずはその場所でその場所のキレイなところを感じてみたいね、っていう想いです。 

 今働いている会社の代表が説明会の時に言った言葉、今でも憶えていて。 「就活生のみなさん、良い会社探しして無いですか?気持ちわかります。でも、残念ですが、良い会社なんてないんです。会社も人間と同じように、良いところもダメなところもある。それをお互いが補い合いながら、成長していきませんか。だから、ぜひ本音で、スッポンポンで、面接しようね。」

  最後の一文はブッと吹き出しちゃう言葉ですが、私はこの言葉に強く共感して、選考を受けて、そして入社をしました。 

 未来に期待をしている社会人1年目のみなさん、2年目の私たち、そして社会で働くみなさん。働いていないけど一生懸命毎日を生きている人。自分の道を正解にするために、一歩、いや半歩でもいいから足を動かしてみませんか。

 私も社会人2年目、毎日壁だらけで。明日も滝修行(普通に出社)しに行きますが、元気に足を動かします。 

 死ぬ時に、ああ私の人生でよかった。そう言いたいです。

 えいえいお^^

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