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ショートショート#3 回想列車

エス氏が目を覚ますとき、ちょうど列車の扉が閉まる音がした。

「ああ、またやってしまった・・・どうやら寝過ごしてしまったようだ。」

ここ最近、残業続きで寝不足であったエス氏は、
最終列車の中で気を失うかのようにぐっすりと寝てしまっていた。

「最終列車だったというのに参ったな。一体今ここはどこなのだろう。」

列車の窓の外を見ると、そこは終着駅であった。
しかしドアが閉まるやいなや、ゆっくりと列車は走り始めている。

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1,804字

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