【桜井】ママさんサッカーのコーチに就任した話

サッカー好きで知られるMr.Childrenの桜井和寿さんですが、プレイヤーにとどまらず、コーチもするようになったみたいですね。
2021年、STVラジオ「KANのロックボンソワ」にて、桜井さんはママさんサッカーのコーチをしていると話しました。
30代中盤から50代前半の15人が参加しているチームのコーチを、仕事で行けない時以外は毎週しているとのことです。
このラジオの収録直前にもコーチしてきたようでした。

■コーチのやりがいについて

【桜井】

組織って、チームって、色々大変だなーって思うんですよね。
でも、そんな中でも声をかけ合ったり、良いところを褒めたり。
あと、「いつもあなたのことを君のことみてるよ。昨日より今日のプレーいいよね」みたいなことを声かけることで、チームがちょっとずつ良くなったりもするじゃないですか。
そういうの、チームを良くする一つの歯車になれればいいなと思って。
今までミュージシャンなんて、そんなことやってこなかったじゃないですか?
会社の中でも僕らはあんまりたくさんの所属アーティストがいない、ちっちゃい事務所なんで、大組織みたいなものを経験したことがないんですよ。
今までやってなかったこと、自分が歯車になって、チームを円滑に動かす、または、力強いチームにするということに生きがいを感じています。

■全員が試合に出れるようにマネージメント

【桜井】

レギュラーを決めてっていうのが嫌なんですよ。
特に部費をいただいてるチームなんでね。
だから、「ブヒ払ってんのに試合に出れないっ」てどういうことって・・、特にママさんたちですから・・・ちゃんと全員が・・・。
例えば、ドリブルとか足が速くなくても、チームの中でこれをやることで犠牲になって、囮になって動いて、ドリブルうまい人がそこのスペースを使うみたいなことを覚えてもらったりするんですよ。
上手い人だけがスーパースターだけが点をとってスポットライトが当たるんじゃなくて。
それを活かすためにどうやってチームが、影の動きとなっているのか。
で、点を取る人もその影の動きをわかりながら、「ありがとう。あなた、ボール触ってないけど、ここでディフェンスを引っ張ってくれたから私フリーになりました」っていうのをチーム全体がわかり合うっていうのを感じてもらいたくて。

■チームプレーの喜びを意識付けけ

【桜井】

子供のサッカーのコーチをしてるんだったら、ドリブルの練習とかまだまだ伸びるじゃないですか。
だけど、お母さんたちってそんなに伸び代ないから。歳取るに従ってスピードも落ちてくるだろうし、怪我もしやすくなってくるだろうし、そんな中でどんだけチームプレーに喜びを感じてもらうかっていう・・・。
一つ一つの無駄な動きのように思えて、こんな動きがチームのためになってるんだよっていうことを・・・。
それはサッカーだけのことじゃなくて、会社でもそうだし、社会全体のことでもきっとそういうことがあるんだろうし。
そういう地味だけど、とってもチームのために役に立つ尊い役割っていうのがあって、そこに僕も着目したいし、ママさんサッカーのお母さんたちもそこを感じられるだけで、社会の中で家事をやってても、「あっなんでこんなことやってんだろう」っていう風な悲しい思いじゃなくて、よりアグレッシブに家事とかも楽しくできるんじゃないかなって思ってて。
暑苦しいですけど(笑)



桜井さんの語るママさんサッカーのこれらの話はミスチルの楽曲「The song of praise」に通じるところがあるように思うんですよね。この話を踏まえて「The song of praise」の記事を書いてみました。

▶️頑張りに拍手を ~Mr.Children「The song of praise」


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