スーパーマーケットで/を鑑賞する
●行為概要
数人の人間で集まり、一定の時間を決めて特定のスーパーマーケット自体やそこにある商品、人々などを鑑賞する
※鑑賞時間は1.5~2時間程度を想定。鑑賞中、もしくは鑑賞後にそれぞれの気が付いたことや得た知見を共有しあってもよい。
※通常よりも大分長い滞在時間が想定されるため、出来ることであればなるべく広く、清潔で、イートインカフェなどが併設されている店舗が基本的には好ましい。
スーパーマーケットに非常に多くのものがある。
数えきれないほどの生鮮/加工の商品群、それらのデティール(形、色味、大きさ、味、匂い、重さ、湿り気、温度、動き、音...)、パッケージの文章、単語、記号、配置、製造者の歴史、保存の方法、包装紙の貼り付け方、発色、形態)、商品の配置(なぜこの商品がここにあるのか、その並べ方、什器のデティール)、各店員さんやお客さんの在り方やその挙動、自分に向けられる視線。照明、床や壁紙、積もった埃、店内の音楽、エスカレーターの動き方、それらから感じる自分の連想や変化、存在する自分、建物そのものの在り方、他の参加者・・・。
スーパーマーケットのほとんどすべてのものは手に取ることができ、購入することができ、食べることができ、捨てることができる。そこで話してもいいし、壁にもたれてもいい。泣いたっていいし、床に寝ることもできる。歌ってもいいし、酔っぱらってもいい(もしあなたが望むなら)。
その圧倒的な豊かさを鑑賞の尺度でたちあげることにより、何が目を覚ますのか。
※参考
●ダニエル・スぺ―リ 1961年のコペンハーゲンでの展覧会
●クレス・オルデンバーグ『ザ・ストア』(1961年)
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