vol.18【くせのうた/星野源 の歌詞考察】” 知りたいと思うこと 謎を解くのだ夜明けまで”
こんにちは。
本日は、【くせのうた/星野源】について、考察をします。
星野源さんとの出会いは、この「くせのうた」でした。普通の毎日を生きる男性の心情を歌った名曲です。きれいな言葉ではなく、等身大な言葉で綴られています。
リリースされたのが、2010年。もう10年以上前。どのフレーズも見事で、色褪せませんね。
分類するなら、「ラブソング」です。ですが、他のラブソングとは毛色が違いますね。星野源さん独特の表現がたくさんあります。注目してください。
・男性目線の恋愛心を知りたい人
・等身大の言葉で語る恋愛を感じたい人
・付き合う前のもどかしさを感じたい人
にぜひ読んでほしい、考察になっています。
”特別な関係になる前”だからこその言葉選び
この曲の素敵な点は、“自身の葛藤を繰り返すことで相手への想い “を歌っている点です。特別な関係になる前だからこそ、の感情が歌われています。
先日紹介した”くだらないの中に”も同じく至極のラブソングとなっています。よければそちらもどうぞ
1番/君の癖を知りたいが ひかれそうで悩むのだ
出だしのワンフレーズが絶妙ですね。
“君の癖を知りたいが ひかれそうで悩むのだ”
このフレーズで、相手との関係性が目に見えるようです。
そんなふうに思ってなかったのに
いつしか、あなたのことを知りたいと思うようになってしまった。
気にならないことまで、気になるようになってしまった。
だけど、相手はそんな気持ちを露知らず。
聞いたら、びっくりを通り越してひくんだろうなぁと。
気になればなるほど、違いが気になる。
その違いに気づくことに、嬉しささえ感じる。
そのわずかな違いに、恋愛の姿を感じます。
2番/寂しいと叫ぶには 僕はあまりにくだらない
普通の友だちには話せないような、そんな暗い話だって
僕は聴きたいと思う。
打ち明けてくれた気持ち、ひとつだけで
夜も眠れないくらい、何度だって思い返してしまう。
それだけ、君を知ることが嬉しくて仕方ない。
そんな純粋な気持ちを感じる言葉ですね。
同じように、同じ時間を生きている。
それなのに君と共有できないのが、寂しく感じるようになってしまった。
それを寂しいなんて言う資格は、僕にはないのだ。
気持ちも伝えてない、気づかれてもいない。
まだ何もしていない僕に、そんなことを言う資格なんてない。
そんな情けなささえも感じます。
大サビ/謎を解くのだ夜明けまで
この大サビの歌詞が大好きです。
日々、いろんな人と、いろんな時間を生きて行く中で
しなくてはいけないことに追われる日々だけど
そんなことはどうでもよくって。
僕が知りたいのは、君のことで
夜が明けるまで、君のことを考えていたい
そんな純愛を感じるワードセンスが琴線に触れます。
終わりに/ 日常を歌ってみたら、恋をしていた
先日、“くだらないの中に“も紹介しましたが
星野源さんのラブソングはどれも表現が素敵ですね。
恋愛感情で、恋を歌うのではなく
日常を歌ってみたら、恋をしていた
そんな自然で無理のない歌詞に、何度も耳を傾けたくなります。
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