59.なるほど!SDGs!「60分でわかるSDGs超入門を読みはじめました_15

どうも、飯島裕基です。

テーマ

前回、SDGsは法的強制力がなく、ペナルティを設定しているわけではないですが、社会のSDGsの意識が高まっているため、ペナルティがあるのと等しいレベルで社会的な強制力が働いている状況が広がりつつあるというお話をさせていただきました。

そこで今回はSDGsを大事にすることで、後押しとなる施策や社会の流れについて書かせていただきます。

PRI(責任投資原則)

2006年4月、当時の国連事務総長のコフィー・アナン氏がPRI(責任投資原則)を発表しました。

PRIとは何か。

機関投資家(生保・損保、銀行、年金基金など資産保有者から資産運用を受託している機関)が投資を行う際に環境(Enviroment)、社会(Social)、企業統治(Governance)の3つの要素を投資対象の決定に取り込むように求めているものです。

PRIに法的拘束力はないが、機関投資家に持続可能な社会に貢献する企業に投資することを促したことで、投資対象となる企業はESGへの配慮に積極的になっています。

PRIをきっかけにESG投資が注目を集めることに

投資家が投資対象の企業を選定するにあたって重視していたのはキャッシュフローや利益率などの財務情報だけでしたが、非財務情報であるESG投資が重視されるようになりました。

<ESG投資の例>
E(環境): 地球温暖化対策
S(社会):ジェンダー平等、児童労働禁止
G(企業統治):コンプライアンス

ESG評価の高い企業は、事業の社会的意義、成長の持続性などが優れた企業で投資家に利益をもたらす可能性が高いため、選ばれるようになってきているということです。

まとめ

SDGsが及ぼす影響の大きさを感じる内容だったんじゃないでしょうか。

もはや意識しない理由がないのではないかと感じてきております。日本ではまだまだこれからなので体感レベルで言うと、あまりないかもしれませんが、当たり前になる前に行動するからこそ投資先に選ばれやすいです。企業がいいじ戦略にどう組み込んでいくのかがキーになっていくでしょう。


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