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じゃんけんパックンチョ

こんばんは。Mr.チキンです。
今日は負けたら怒る子についてお話します。

とりあえずクールダウンで良いの?

クラスに負けず嫌いな子、いませんか?
負けたら怒り出してしまったり、相手に攻撃的になってしまったり、
気持ちを切り替えるのに時間がかかったり・・・
負けたら怒る子に対して、どうして良いかわからず、
とりあえずクールダウンをする・・・という時期がMr.チキンにもありました。

とりあえず冷やせー!!

でも、状況はなかなか変わらず。20代の頃のMr.チキンは、
あの子も、その子も、どの子も・・・とりあえずのクールダウンで良いんだろうか?と考えることが増えました。

負けると怒る子=?

どうして負けると怒るんだろう?
Mr.チキンは、困った時は観察することにしています。
子どもたちを見ていると、

①負けると怒る子はゲームで負けることが多いということ
②負けると怒る子はADHD傾向が強い子に多いこと

がなんとなくの傾向としてあることに気付きました。
(毎度のことながら、肌感覚ですみません。)
①については、勝つことに満たされていない ということです。
満たされていないと、余裕をもつことができないのは
大人と同じですね。
②については、

に書いてあるとおり、あそびの中のゲームに勝ったとしても、
報酬系が反応していない可能性
があります。
みなさんのクラスの、負けると怒る子はどうですか?
一度観察してみてください!

つまり負けると怒る子には・・・をすれば良い!

つまり、負けると怒る子には
①勝つことに満たされる感覚を身に着けさせる。
②報酬系が反応するくらい強く”勝った!”という感覚を感じさせる。

という2点が必要なのです。
え?どうすればいいの??
答えは簡単です。
「先生 対 みんな」でゲームをすれば良いのです。
ポイントは2つ。
先生を相手にするということ、
そして、みんなで協力するということ。
子ども同士だと本気バトルですが、先生は大人なので、加減ができます。
自然な形で子どもたちを勝たせてあげましょう。
※演技力が求められます・・・!!
そして、力を合わせて強敵を倒すということは、
何よりも脳に刺激が与えられるイベントです!

そんな時に、じゃんけんパックンチョ

どんなことをすればみんなが協力するだろうか・・・
Mr.チキンは必死で考えました。
そして生まれたゲームは、その名も”じゃんけんパックンチョ”!
とても簡単なゲームですが、盛り上がりますし、
継続することで、”負けても怒らない”という子が増えてきます。
やり方はこんな感じです。

じゃんけんパックンチョのやり方

みどりんちょ
あかんちょ

こんな感じのパックンチョを画用紙で切って作ります。
”みどりんちょ””あかんちょ”なんて名前を付けると盛り上がります。
裏に磁石を付けるのを忘れずに!
そして、第1回目の時は、この段階ではまだ子どもたちに見せません。

黒板にチョークで点を描きます。
急に黒板に点を描き始めると、子どもたちはザワザワしはじめます。
数を数えて、「これはかけ算の問題だね。」なんて勘ぐる子もいます。

そして、パックンチョをセットします。
「みどりんちょがみんな、あかんちょが先生だよ。食べられたほうが負けね。先生は負けないぞ~。」と、自然な流れで 先生対みんな の構図を作ります

勝ちは2、あいこは1、負けは0

実際にパックンチョを動かしながら説明すると、わかりやすいです。

じゃんけんで勝ったら、縦・横に2粒進める。
じゃんけんであいこなら、縦・横に1粒進める。
じゃんけんで負けたら、進められない。
※じゃんけんの負けも辛い子がいたときは、
 勝ち3、あいこ2、負け1 と、負けても動かせると良いですね!

先生対子ども のじゃんけんを何度も続けていきます。
すると、こうなります。

王手!

この状態になると、もう教室のボルテージは最高潮です。

勝利の瞬間!

ひゃー!みんなの勝ちだ~!!
みんなで勝てたことを精一杯喜びましょう。

まとめ

負けると怒る子には
勝って満たされる状態を作ってあげる
みんなで協力して勝つ状態を作ってあげる

ということが大切だということ。
そのために
先生 対 みんな を作る
じゃんけんパックンチョはおすすめ☆

ということをお伝えしました。
実は、このじゃんけんパックンチョ の他にも
FAサッカー なんていう、
負けに敏感な子のためのサッカーも、Mr.チキンは開発したので、
今度紹介しますね!
では、またね!

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