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✓祝祭の子

▽あらすじ
14年前、宗教団体<褻>が運営する
施設内で大量殺人事件を起こし、
世間を震撼させた。
団体トップの石黒望がコミューンで育った
子供たちに信者らの殺害を命じたのだ。
子供たちは<生存者>と呼ばれ、
事件後も後ろ指を指されている生活をしている。
そのうちの一人・夏目わかばは警察から
石黒の遺体が発見されたことを聞く…


▽感想
あらすじを読んで面白そうだなと思って
読んでみた。
設定が今の現代にもありそうだなと思って
リアル感がかなりあったと思う。

人を殺した人たちが普通の生活を
送れるはずなんかない…
彼女たちの苦悩と乗り越えたい気持ちが
凄く伝わってきた。
加害者でもあり被害者でもある彼女たちが
一致団結したとこからの物語の
スピード感は最高です。
話の展開も面白くて文章も読みやすかった。

最後の終わり方が少し残念だった…

祝祭の子/逸木裕/双葉社

↳試し読みもありますので、ぜひ

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