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失われた少女性を追体験した3冊

昔わたし自身確かに少女だった時期がある。
しかし今はもうその当時のことを思い出そうとしてもうまく思い出せない。
そんな時は少女を主役に配した小説が読みたい。
「少女」という言葉の持つ不思議な魔力に導かれて最近読んだ3冊を紹介したいと思います。

ミッションスクールの女子高生ものの雰囲気にたっぷり浸れました。この年頃の危うい少女さ加減にも。

よくできている。
自分を取り巻く雑事を忘れてどっぷりと物語世界に浸った。
円環状になった世界。

大人がイメージした少女・・・。
ヒリヒリとした感受性を持った危うい存在。
片岡義男の描く少女は『少女時代』もそうでしたが、言葉遣いがとても上品。

     ♦ ♦ ♦ ♦ ♦

自己と他者の境界が曖昧になる・・・、その感情をもしかしたら大人は恋と呼ぶのかもしれません。
そしてその恋情はどこかで死と隣り合っている。


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