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5歳から7歳までのiPadお薦めアプリ

以前、4歳までのiPadお薦めアプリという記事を書きましたが、今回はその続きで、5歳から7歳までのiPadお薦めアプリをご紹介します。

5歳くらいになると、話し方もしっかりし、早い子では文字も書き始めます。
その頃になると、音が鳴る、形が変わるといった単純なアプリでは満たされなくなり、より複雑でカスタマイズ性の高いものを求めるようになります。
また、数的、論理的処理においても高度な処理についていけるようなります。
そういった時期にお薦めのアプリをご紹介します。

Toca Bocaシリーズ

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この時期の娯楽アプリとしては、これに決まりです。
Toca Bocaシリーズはゲーム性が高く、キャラクターもキャッチーなので、子どもに人気があります。

知育という意味では、あまり期待せず、学習アプリの箸休めぐらいで、タブレットに興味を引き付けるために使うのが良いのではないかと思います。
(物理的なおもちゃに比べたらコスパが良いのでそういった使い方もあります。)

トッカ・キッチン(Toca Kitchen)は、このシリーズで最初にインストールしたアプリです。茹でたり、切ったり、焼いたりといった調理のプロセスを楽しむもので、包丁で切るシーンは、なかなか爽快感があります。

トッカ・ヘアサロン2 (Toca Hair Salon 2)Toca Hair Salon Meトッカ・テイラー(Toca Tailor) トッカ・ミニ(Toca Mini) のあたりは、ヘアアレンジや着せ替えを楽しむアプリで、上の娘がトッカ・ヘアサロン2 がハマって、自分の顔を嵌め込んで遊べるToca Hair Salon Meも買うことになりました。やはり女の子ということもあってトッカ・テイラー(Toca Tailor) もよく遊びました。トッカ・ミニ(Toca Mini) は、キャラクターに可愛げがなく、正解が分からないせいかあまり遊びませんでした。

トッカ・ネイチャー(Toca Nature) はゲームとしての完成度が高かった割には、3D の操作が難しかったせいかあまり遊びませんでした。
マインクラフトなどとも似た世界観で、ゴールがないので好き嫌いがあるかもしれません。

トッカ・ラボ (Toca Lab: Elements)は、化学反応を楽しむアプリで、正直、元素記号や化学反応といった知育的要素は期待する程伝わらず、「よく分からないけど、いろいろやるとキャラクターが変わって面白い。」というレベルの使い方でした。

トッカ・ライフ:タウンは、キャラクターが可愛いので、やり始めるがいまいちゲーム性がないのですぐに止めるという繰り返しでした。

Toca Danceは、パラッパラッパー的な世界観でアクションも派手なので、そこそこ楽しめます。やり始めると姉弟で取り合う割には、5分後ぐらいには放置されているというのが我が家のあるあるです。

Toca Bocaシリーズは、本格的なスマホゲームや、NINTENDO SWITCHなどの据え置きゲームに映るまでの繋ぎのゲームといった感じでしょうか。

数学系アプリ3強

4歳までのiPadお薦めアプリの記事でも書きましたが、数を量的に把握したり、図形を空間の中で理解したりといった分野はタブレットの得意分野です。
いくつかの数学系アプリを使った中で、結局この3つが残ったという数学系アプリ3強をご紹介します。

Quick Maths Jr.

Quick Maths Jr.は、ほとんど日本語での説明がないにも関わらず、直感的に求められていることが分かるデザイン性と、小学校入学前に必要な数学的知識が網羅されている点が非常に良いです。
この後、紹介する2つのアプリと違い、買い切り型なのも嬉しいです。
(最初の島は無料で遊べます。島を開放するごとに610円必要です。)
課題をクリアしていくことで、モンスターがデコレーションできるのですが、これが意外とやりがいになります。
強いて言えば、数的処理が中心で図形や時計の部分が少し弱く、コンテンツも小学校1年生くらいまでというレベル設定です。


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トドさんすう

トドさんすうは、圧倒的なコンテンツ量で他を圧倒しています。

・数字と数え
・足し算、引き算
・掛け算
・数的考え
・カレンダー、時計の基礎
・幾何学
・測定とデータ

といった小学校3年生くらいまでに必要な内容が揃っており、定期的に追加されています。ストーリーモードで、自分の年齢に合わせて、進捗することも出来ますし、苦手な部分を選んで実施することもできます。
こちらもある程度課題をクリアすると、プレゼントとしてモンスターが手に入ります。
個人的に優れていると感じるのが、そのビジュアル表現です。
数を文字として認識するのではなく、ボリューム、塊としてイメージできるよう数同士が手を繋いでいるものを引き離したり、差分が分かるよう直線上に並べてみたりと、足し引きの概念を教えるためだけでも何通りもの表現で、いろんな角度から数の特性を魅せようとしている点が素晴らしいと思います。
上の娘も下の息子もやり始めると結構集中して取り組みます。
ある程度、進めると規則性が見えて、考えずに処理することもできますが、それも要領ですので、咎めず先に進めさせています。
唯一、残念な点を挙げるとすると、値段が高いことです。
1年間で8,500円、2年間で11,000円という設定になっており、お試しでやるには、ハードルが高いです(無料でいくつかのアプリは使えます)。
我が家は2年間使い倒す決意で小学校入学前の2年間契約しています。

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Think!Think!シンクシンク 思考力が育つ教育アプリ

Think!Think!シンクシンク 思考力が育つ教育アプリは、有名学習塾「はなまる学習会」からリリースされている「立体図形や論理思考に強くなる知育アプリ」です。
もともとはなまる学習会から「なぞぺ〜」という迷路や空間図形をテーマにしたドリルが出ており、それを使っていたのですが、それがアプリになったという事で使ってみたところ、かなりの完成度に驚きました。
1日1回しか出来ないという設定も興味がある時にやり過ぎて飽きないようにする工夫と感じます。定期的に参加者全員での共通テストのようなイベントがあり、全国的な順位が分かるのも面白いです。
子供だけでなく、大人も楽しめるようになっているため、子どもと競争しながらやるにはちょうど良いです。

ただ、リリース当初、こんなに遊べていいんだろうか?と思うような作りだったのが、やはり途中でマネタイズに舵を切ったようで、無料で遊べる範囲がかなり制約された印象です。
トドさんすうではカバーできない空間認識能力などを養うには、打ってつけのアプリではないかと思います。
サブスクリプション型で、プレミアムコースが980円、スタンダードコースが300円という価格設定になっています。

個人的に少し思うところとしては、これと据え置きゲームの違いはなんだろうという疑問です。学習塾が監修しているので、知育的な印象を持っていますが、立体の図形の中を移動したり、パズル的にものを動かしたりといった事は、据え置き型ゲームでやっていることとあまり変わり無いのではとも感じます。
私自身はゲームにそんなに否定的な印象も持っていませんので、これが知育と呼べるのであれば、据え置き型ゲームの中でも養えるものはあるのでは無いかと感じます(Think!Think!を否定するのではなく、据え置き型ゲームをもう少しポジティブに捉えても良いのかなと)。

少し話がそれましたが、パズルゲーム感覚で空間認識能力を高められるという点で、非常に優れたアプリだと思います。
毎回、時間制限がついているのも能力向上には有効かと思います。

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アプリ選びより大事なこと

今回、いくつかお薦めのアプリを紹介してきましたが、どのアプリを選ぶにしても一番大事なのは、

子どもと一緒に大人も楽しむ(取り組む)

という事ではないかと思います。
子どもに「やらせよう」「やらせよう」と思っても、なかなか思うようにいかないものです。でも、親が自らタブレットを手に取って遊び出すと、子どもたちは、自分にもやらせろと近づいてきます。

また、子どもが触っている状況を隣や後ろから覗いていると、今どこでつまづいているのかがよく分かります。
例えば、1から20まで数えられても、10と10がくっついて20になるという塊での処理が出来ない時もあります。そういった時は、カリキュラムを戻したり、飛ばしたりしながら一緒に10を塊で処理することを学ぶのも一つかなと思います。
5歳から7歳ぐらいの時期は、そういったつまづきポイントでうまくテコ入れしてあげると、親の思い通りにコロコロと転がり始める年頃では無いかと思います。

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