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moyami
2020年2月19日 20:43
喉の奥に力を込めて、込み上げてくる熱を目頭で感じ、震える声で、私は「もう、戻れないかもしれない」そう言った。「戻らない」ではなく「戻れない」と自分に甘え、理由を作り、ああ、また、強くなりそこなってしまった、そう思った。「こんな家捨ててしまいたい」何度もそう思った。「早く棺桶に入った自分を見せたい」そんなことだって願った。親に壊されたこの心の治し方を私はまだ知
2019年9月30日 02:04
近日中に、父親のような存在の人がいなくなってしまう。その人は実際に、家庭を持ち、「父親」という役割をこなしている。最近、「父親の存在意義」についてという話題で話すことが多かった。なにが正解でなにが間違いなのか自分の子供を想い、考えている姿を見てそういう「お父さん」が世の中に増えれば良いな、と思いにふけた。幼い頃、色んな家庭を見て酷く羨ましがった。「お父さん」