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選挙結果振り返り(20223 11.26投票)

 今回の選挙結果次第では岸田政権に更なるダメージを与える可能性もありましたが、辛うじてそれは免れたようです。 果たして何が起きたのか、見ていきましょう。

 そして、“選挙ゴロ” の結果と、奴が次に出てくる選挙を予想しているので、合わせてどうぞ。




◎山形県・米沢市長選挙

 2期務めた現職が退任し、自公推薦を受ける元米沢市参与と、吉村知事らの支援を受ける元民主党衆院議員と、元市議の3人で後継を争った選挙は知事派の元衆院議員が勝利。 前回僅か24票差で敗れた雪辱を果たしました。

 退任する現職は市長の任期を「2期8年まで」という条例を決め、それを守り今回退任するとのコトで、自ら決めた任期条例を自ら破るケース(埼玉県の上田元知事とか)が有る中、当然だとはいえキッチリ守って辞めたのは立派だといえるでしょう。

 当選した元衆院議員は選挙事務所に「24票の悔しさを忘れない」と掲げるなどリベンジに燃えており、前述の通り現職の退任が確実な中で4年間じっくり準備を進めて当選しました。 知事及び地元の国民民主国会議員の応援のほかに、自身の父親が自民党の衆院議員なため、保守票の取り込みも成功したようです。

 一方自公推薦の新人は「米沢市SDGs推進参与」だった方で38歳と若く、自民系である山形市長の応援に加え茂木幹事長や石破茂氏も応援に入ったようですが、及びませんでした。

 なお、元「N党」の女性候補は得票率10%に届かず供託金没収となりました。 現在はN党系から離れているようですが “黒歴史” は消えません。 自業自得でしょう。


◎福島県・金山町議会議員選挙(定数8/10人)

 現職6人、元職2人、新人2人が立候補し、政党別では共産が1人立てた選挙は元職と新人1人が落選。 女性候補は1人当選しました。

 共産党候補は元職で前回(定数8/10人)最下位落選しており、返り咲きを狙いましたが、やはり落選。 前回から19票増やしたものの最下位当選候補とは13票差が有り、どうやったって厳しい選挙だったようです。
 また、「さまぁ~ず」のメガネの方と同じ名前の27歳男性が立候補していましたが、3位で当選しています。


◎三重県・いなべ市長選挙

 今回も無投票の可能性が高かった6期目を目指す現職を狙って、またまたまたまたまたまた(6回目)現れた “選挙ゴロ” 小西彦治との一騎打ちは当然ながら現職の当選。 しかしながら小西彦治の得票率は10%を超え、供託金没収とは成りませんでした。

 そりゃ現職に対する批判もマトモな相手候補が出ない批判も有るでしょうから、その意思を示すために相手候補に入れるのはフツーなら当然の行動ですし、「小西彦治に投票するくらいなら選挙行かない方がマシ」という主張が私の活動と矛盾しているのも承知しています。
 でも、供託金が還ってくるコトで小西彦治はまた別の首長選に出る可能性が大きくなってしまうのです。 だから私は “小西彦治監視者” としてコイツの愚業を伝え続けるしか有りません。 微力ですが、誰かに届くと信じて。

 と、いうワケで、次に小西彦治が出られる選挙は「12/10投票」のものです。 そこで行われる首長選は3つ有りますが、ひとつは既に候補予定者が5人程度いて、もうひとつは県庁所在地のもの。“選挙ゴロ” をやり続けるためには目立たないコトが必須なので、それを勘案すると次は、

鹿児島県・南九州市長選

 と予想します。 果たして当たるでしょうか。 勿論、当たるよりも出て来ない方が嬉しいですが。

※追記
 
twitter-Xのリプにて「別の選挙に名前が挙がってる」といただきました。

 12/24投票の「福島県・矢吹町長選」。 どーやらコチラに出てくるようですが、その間に南九州市長選に出るコトも可能です。 さぁ、12月に2件出れば、2023年に10件の選挙に出るという前人未到の大台に乗ります。 果たしてどうなりますか!

・・・って、ふざけんじゃねーぞ、マジで
選挙は遊びじゃねーんだよ!


◎愛媛県・松前町長選挙

 3選を目指す現職に町職員だった新人が挑む一騎打ちは新人が圧勝で初当選を果たしました。

 その差、なんとトリプルスコア! 現職が70歳、新人が40歳と年齢差が有り若い候補に期待したコト。新人の選挙戦略がとても上手かったコト、錚々たる国会議員から為書きが贈られるなど、強いバックが有ったコトなど勝因は多々有りますが、まさかトリプルスコアとは・・・
 一方の現職はSNSの発信も乏しく、予定されていた公開討論会も「公務多忙のため」欠席を表明し中止に。 更にかつて自身を支援していた前町長が新人候補の後援会名誉会長になるなど、不利な要素満載で、しかも、2022年6月に行われた成人式で、式終了後もなかなか帰らなかった新成人に対し腹を立てて、

「おまえら、コロナにかかって死ね!」

 と超ウルトラスーパー大暴言をかましたコトが話題になるなどあり、それらを並べるとトリプルスコアも然るべき、かなぁと。


◎高知県知事選挙

 2期目を目指し立候補し自公推薦を受ける現職に、共産党推薦の元県議と、飲食店経営の新人と、元配管工の新人の4人で争う選挙は、現職が “ゼロ打ち” で当選しました。

 そりゃあ、新人は1人が元N国の人で、もう1人が選挙公報手書きの人。 となると実質、自公推薦の現職と共産推薦の新人の一騎打ちで、この結末は最初から誰もが見えていました。
 投票率は10月の参院補選の投票率(32.16%)を上回りましたが史上最低(40.34%)。 次に紹介する選挙と同日じゃなかったらもっと下がったコトでしょう。


◎高知県・高知市長選挙

 6期目を目指して今回も立候補し、立憲と国民民主と社民が推薦し共産が自主支援する現職に、自公が推薦する元県議が挑む一騎打ちは、新人が現職を破り初当選しました。

 党派性丸出しで高知地方選より注目された選挙。 開票率95%でようやく当確が出る大接戦でした。
 9月の参院補選では立憲出身の非自民候補が当選し、その勢いをこの市長選でも、としたいトコロでしょうが如何せん候補が70歳で既に20年市長を務めた多選候補。  一方新人は、当選の可能性が高い知事選の現職候補と “ニコイチ” で選挙運動をしており、前述の通り投票率が期待できない状況も相まって、現職には厳しい選挙に私は見ていました。 ここまで接戦になったのが “大健闘” と思えますし、元国会議員とか県議とかの経歴を持つ新人を立てていれば非自民系が勝てた選挙なのに、勿体ないコトしましたね。


◎高知県・宿毛市長選挙

 3期目を目指す現職に元市議が挑む一騎打ちは現職が3選を果たしました。

 4期務めた元市議は今年4月の市議選には出馬せず、市長選の準備を進めてきたようですが、2019年の市議選ではトップ当選しており、最強の挑戦者が市長に挑む構図のようでしたが、現職の壁は厚かったようです。
 宿毛市は四国の南西、豊後水道側でマリンレジャーに適した場所ですが、どうしても東隣で足摺岬がある土佐清水市が有名で宿毛市は “穴場スポット”的な場所です。 その魅力を発信できれば良いのでしょうが、交通の便が良くないので、厳しいかな・・・


以上となります。
当選された皆様の御健闘をお祈り申し上げます。



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