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砂谷牧場レポート〜工場見学編〜

RADIO YAMABON で砂谷牧場を訪ねた私たち。podcastでは、牧場をまわりながら、久保宏輔さんの「10年で完全放牧を目指す」というお話を伺いましたが、それ以外にも座学や工場見学、乳搾り体験もさせてもらったのです。

前回の投稿「砂谷牧場レポート〜美味しさの秘密編〜」に続き、ここでは、貴重な工場見学の様子をレポートしたいと思いますっ!

まずは、牛乳工場へ。砂谷牛乳の酪農家たちから搾乳された生乳が工場へ運ばれると、工場内のタンクに集乳されます。まずここで、1回目の検査。それぞれの酪農家ごとに、細菌数や乳脂肪分の検査を行います

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↑工場内はどこもかしかもステンレスだらけ!ピッカピカに磨かれているのにも驚きました

私たちが、座学で色々とお話を聞いてとにかく驚いたのは、検査の数と、厳しさ!!!スーパーに並んでいる牛乳は、いつも同じ商品のようだけど、実はそれは奇跡みたいにすごいことなんだとお話を聞き、現場を見させていただいたことで強く感じました。だって、考えてみれば、牛たちが出すお乳。日々、コンディションも気分も違うだろうし、エサも同じようで微妙に違うかもしれない。季節によっても濃さが違うと言う。それでいて、砂谷牛乳は、生乳の風味をイカしたパスチャライズド牛乳を提供している。実は、すっごくシンプルな工程を経て、食卓までやってきている。そのシンプルさは、日々の洗浄殺菌や厳しい検査の積み重ね、継続によって成り立っている。

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↑天井にはステンレスの管が張り巡らされている。生乳がこの管を通って各工程から工程へと移動していくらしい!想像したらなんだか楽しい!

厳しい検査に合格した生乳は、ストレージタンクで冷却され、処理がされるまで保管、その後、一度68℃まで温められ均質化されたあと、パスチャライズザーという装置で85℃20分間殺菌され、パスチャライズド牛乳が出来上がります。

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↑これがその、パスチャライザーと言う機械。ちょうど、働いている方が、ストップウォッチで時間を測っておられるところだった。全ての工程が、人の目によるチェックを徹底していることも驚きのひとつだった。案内してくれた久保さんも「これは、熟練の職人技です。僕にはできないですー」っておっしゃっていました。いやあ、牛乳へのありがたさが募るつのる。

熱処理を終えた牛乳は再び、冷却。その後、ピッカピカに洗浄殺菌された瓶を、検査員の方がキラリ!目を光らせてチェックしたあと、いよいよ瓶に牛乳が詰められる工程です。瓶に牛乳が入った途端「おー!これこれ!」と一気に親近感。

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↑工場見学って楽しいです。日々お世話になっている食品だとなおさら!

↓なんだか、じーっと見てしまえる光栄。動画でどうぞ。

https://youtu.be/KaAeLfS6yIU


機械たちも当然賢いんだけれど、これを日々チェックし続ける検査員の方には本当脱帽です。すぐボケーとしちゃったりよそ事考えちゃう私には勤まりませぬ。。

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↑いっぱいいっぱいまで牛乳が詰められたら、すぐに蓋がつく工程へ。すごい!本当に、生乳から牛乳への工程がシンプルだった!!

瓶もそして、牛乳パックも同じように詰められると、検査員の方が計量やきちんと不備なく閉まっているかなど、最後の最後まで厳しくチェックをされます。もちろん、製造した当日に、製品検査もしっかり行います。最初に書いたように、日々、微妙に味が違って当然ですもんね!

砂谷牛乳の牛乳は、シンプルだからこそ、美味しい。シンプルだからこそ、手間がかかる。新鮮な牛乳を私たちが楽しめるよう、工場で働いている方が強い思いで携わっておられることを知れて、とっても貴重な工場見学だったのでした。早い人は早朝3時くらいから、お仕事されてるんですって!すごく暑い部屋もあれば、すごい寒い部屋もあり。365日、春も夏も秋も冬も、美味しい牛乳を届けるべく、尽力されている姿にジーンときました。

みなさん、お忙しい中、ありがとうございました!

工場見学の次は・・・

いよいよ、乳搾り体験ですよ!お楽しみに!(テキスト:イワタケカオリ)

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↑産まれて間もない子牛ちゃん。









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