見出し画像

【週間】(04/08 ~ 04/12)週の日本株市場/次週の注目



【軽いまとめ】今週の相場の要点


先週分はこちら。


--- 04/08 (月)
朝note/夕方note --- 
金曜日の米雇用統計は強いになり、米長期金利は上昇。
それでも米国株は前日の下落からの反発としての動きが出たため、全体的に堅調となった。
その流れを受け、同じく前日に株価が大きく下げていた日本株も大きく反発してのスタート
日経平均は高いところで1.6%高まで上昇したが、後場に入ると上げ幅縮小。また、25日移動平均線にも届かず
一方でバリュー株がやや優勢となったなかでTOPIXは同じく後場に失速するも、25日線は上回った。

--- 04/09 (火) 朝note/夕方note --- 
週明けの米国市場の株価は小動き。
一方で火曜日の日経平均は続伸で高値引け。
半導体関連は設備投資拡大を好感、またバフェット氏率いるBerkshire Hathawayが円建て社債発行の計画が報じられ、日本株買い期待が強まる形でまずは商社買い増しの思惑が広がった。

--- 04/10 (水) 朝note/夕方note --- 
CPIの発表を前に米国株は小動き。
日本株も同じく積極的な買いは入らず、プライム市場の売買代金は連日の4兆円割れとなった。
大型株を中心に利益確定売りが進んだが、小型株は上昇。
新興市場もグロース250指数は3日続伸。

--- 04/11 (木) 朝note/夕方note --- 
米3月CPIは市場予想を上回り、さすがに6月利下げの建前が無くなったと感じた市場は利下げ時期の織り込みが後退。📌📌
米長期金利も大きく上昇し、米国株は全体的に軟調。ただ資金力・成長性のある超大型株では底堅さもみせ、指数は大崩れにはならず。
日本株も底堅さをみせ、スタートこそ下落したものの下げ渋る動き。
TOPIXに至ってはプラス圏に浮上。バリュー株を中心に買われた
一方で新興市場ではグロース250指数が大幅安。先週5日間はすべて下落した同指数は、今週に入って3日続伸と反発していたが、その上昇幅をほぼ消した。

--- 04/12 (金) 朝note/夕方note --- 
木曜日の米国市場では米長期金利はやや上下しつつも上げ基調は変わらず。
一方で米国株は全体としてまちまちだった一方、大型ハイテク株に関しては強さがみられ、いわゆる"Magnificent 7"と称される銘柄群、半導体関連などが堅調さをみせた。
米インフレと高金利に負けない成長性の銘柄に資金が集中しそうな雰囲気を出す中、日本株では同じくまずは半導体関連が堅調。
しかし完全なグロース優位とはならず、決算を受けたファーストリテイリングの下げが特に指数を押し下げた。
前日はCPIを受けて市場全体が下落してのスタートだった一方でバリュー株の買い戻しがかなり目立っていたが、利益確定売りに押される。一方で今度は不動産関連に材料を見出し、堅調さがみられた。
結果、バリュー・グロースという観点では大きな強弱は見えず
グロース市場は米長期金利上昇がやはり重しなのか、軟調さが継続。


もう一度軽めに解説、"VIX(ボラティリティ・インデックス)"

(金曜日には"SQについて再度解説"としていましたが、SQよりもVIXについて説明した方が良さそうな地合いなので、また今度に。)

最近はVIX(ボラティリティ・インデックス)がやや大きく動きがち
金融市場において、何か不安要素がでると上昇するというイメージのVIXですが、それがどういった仕組みで動いているのかをもう一度解説します。

ちなみに過去に解説したのは昨年の12月。
(意外と最近でしたね……)

このnoteでは、VIXがどうやって算出されているのかを、算出に使う数式を見たりしながら解説していました。
それでも完璧に数式を追っていくと大変なので、そこはざっくりと省略して要点を取り出しつつ、オプション取引について語ったわけですが、それでも人によってはゴチャゴチャした話に思えたかと思いますので、この内容を再び簡潔にしようという思い📌で書いています。

そのため、より詳細が知りたい方は上の過去のnoteを読んでいただく方が、詳しい内容が分かりやすいかと思います。

ここから先は

3,938字 / 2画像
この記事のみ ¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?