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フランスの田舎でも、私はピンクの服を着る

こんにちは。モトです。

今日はフランスでのファッションの傾向と、それにそぐわないファッションセンスを貫く私のお話です。


フレンチファッションは、基本みんなパンツスタイルです。
カラーは黒や赤、ベージュや緑のような大人っぽい色で、デニムを合わせたりして、落ち着いたシックなファッションが人気です。

フランスでは、「ピンクは子どもの色」というイメージがあるらしく、あまりピンクの服を着ている成人女性を見かけません。
私の姉が初めてフランスへ遊びに来た時に、「フランスって白とかピンク着てる人全然いないんだね!!」と驚いていました。
服屋さんでも、ピンクの服はなかなか見かけません。リボン付きは子供服。

アジア人は結構ワンピースとか、ミニスカートとか、フリルとか、かわいい系ファッションの人も多いと思うのですが、フランスに永く住んでいるアジア人はフレンチファッションに馴染んでいる方が多い印象です。


でも、私は日本にいた時からどちらかと言うとコンサバ系とか、ちょっと原宿系、今でいう量産系みたいな服ばかり買っていて、ピンク!黒!白!リボン!みたいな服が好きでした。今でも好きです。
好きなブランドはToccoとかtitty&co.とかEatmeとかfranche lippee…。
パンツスタイルより断然ワンピース

フランスへ引っ越してきた時も、特にフランスに来たからといって自分のスタイルを変えようとも思わず、今まで日本で買った服や靴、バッグなどもすべてフランスへ運んできました。

フランスの田舎では当然私みたいな服を着ている人はなかなかいないので、よく観光客に間違われたり、街中で珍しがられて声をかけられたりします。

はじめは「やっぱり浮いてる…。好きで着てる服だけど、フランスでは変なのかな?」と思っていました。


ところがある時、学校のクラスメイトでサルバドル人の友達が
「モトのファッションっていつも、すごくジャパニーズスタイルだよね!Kawaiiスタイルっていうの?それ超クールだよ!そういう人、フランスにいないよね!」
と言ってくれたことがありました。

クール!?私が!?

さらに、夫の家族との食事会で、夫の家族が
「モトはいつもオシャレだよね!オリジナリティがあって、フランスの10年先を行ってる!」
「そのスカートは日本で買ったの?素敵!こういうカラフルな服がフランスには無いのが残念。」

などなど、褒め倒してくれたのです。(その日はfranche lippeeの、白とラベンダー色の、ユニコーン柄のスカートを履いていました。)


それまで「かわいい」ということは、下手すると相手から子どもっぽく思われたり、ナメられたりする…と思っていた私には驚きの言葉でした。

それで、私はすごく嬉しくなったと同時に、日本のKawaiiカルチャーに誇りを持ちました。

日本のかわいい服は外国人から見てもかわいいんだ。クールでイケてるんだ!

そう思ったら、フランスの田舎で一人浮いた格好をすることにも余計に抵抗がなくなり、むしろ自分がリアルなジャパニーズカルチャーを発信しよう!という謎の自信まで生まれました。

それは日本人であり、フランスに住んでいる私だからこそできる事だな、と思いました。

まわりの人と違ってもいいんだ。

変なんじゃなくて、これは個性なんだ。

それを好きって言ってくれる人がいるんだ。

それがわかったので、私はこれからもフランスの田舎でピンクを着ます。


このnoteを読んでくださるみなさんが、今日も自分を信じて、我が道を進めますように。
最後までお読みいただきありがとうございました。それではまた!


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