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女性活躍や子育て環境、全く関係ないおじさんだけどよりよくしたい

私はアラフォー独身(戸籍はキレイ)なので、タイトルにあるようなキーワードにだいぶ遠いところにいると、日本の社会ではされている。しかしよくなってほしいと本気で願っている。
多分この気持ちは自分の母やおばさんからきている。詳細は省略するが、田舎の男尊女卑の風土の中で損な生き方をしているのを目の当たりにしてきた。その風景が自分には反面教師として映ったのは本当に不幸中の幸いである。

さてそんな私も、会社の中やいろんなワークショップやイベントで「女性活躍」「子育て環境」といったディスカッションの場に出る機会も増えている。そこで思っているのが、参加者が女性ばかりだなということ。なぜだろう。理由を推測するに以下の2点があるのかもしれない。

1.男性が自分に関係ない話と思っている(人もいる、全員じゃない)
2.運営側が女性限定で開催している

これらの問題が起きている社会には男(※アラフォー独身おじさん含む)も女も老人も子供もいるのに。みんなで対話しないと絶対よくならない。

と、言うものの私が実際そういった場で発言をすると「子供もいなければ結婚もしてないじゃん」という声や表情をプレゼントされることがある。空気を読んで発言をしないでおくことがあるのも事実だ。
もっと無関係とされる人が対話に入る場作りのデザインって意識しなければいけないのではないだろうか。イノベーションにはダイバーシティが大切だと言われるが、正直実際の現場でそれを実行するのは難しい。ケアするポイントも立ち上げ労力も大きいだろう。私はこの問題を今度「場の見せ方を変えること」で試験的にデザインする。

それがアート展だ。2020/11/13-15でgallery201@東京で開催する「utsukucii#2」(うつくしい2)展。そのコンセプトは【cawaii(かわいい)が正義だった平成が終わり、新しい時代はutsukucii(美しい)で溢れますように~】とある。
しかしそれだけではなく社会課題やダイバーシティについてしっかり思いを巡らせている。だってそれが新しい時代の美しさだと思うから。

出展者の活動テーマには障がい者、髪に症状を持つ女性、LGBTといった普段関わることの少ない(と思いこんでいる)人々やサスティナブルファッションなどを取り上げている。それらを前面にアピールするような展示ではなく、ただ美しいアートを見る体験の中で自然と会話が生まれるようにしたいと考えている。
宣伝になってはいるが、本当にこの展示を開催したいと思うきっかけについて書いてみた。まずは半径2メートル(ソーシャルディスタンス)にいるあなたと会場で対話を始めることができたらと思う。

▼開催に関する詳細はこちらのページから


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