【2024年最新版】意識低い酒も好きだ~酒コスパランキング付き~
僕のnoteの定番人気記事、意識低い酒も好きだ。
気づいたらもう6年前の記事になっておりました。
6年たったら小学生も卒業。米ドル対円相場でいえば当時大体110円前後です。物価も大分高くなりました…
何より、この記事内で圧倒的コスパを誇ったつくば太郎がamazonでもう取り扱いをやめていたのです!それどころか少なくともネット上には見当たらず、おそらく終売になったのではないでしょうか・・・
※慈悲もない
そんなわけで僕はこの度、最新版の意識低い酒を記そうと、立ち上がったわけです!!!
改めてになりますが、意識低いというのは低品質を意味するのとは違います。親しみやすさとでもいいましょうか。
同クオリティを大量に生産するというのは、高い技術力が必要ですし、その上沢山の人がかかわっており、リスペクトがあることを前提に紹介したいと思います。
また、例によってアルコール1mlあたりいくらかも調べました。
値段 ÷( 容量 × 度数 )
令和でも世も末。
一緒に表記するコスパポイントは
1000 ÷( 値段 ÷( 容量 × 度数 ))
です。
これらは記事の最後にお酒のコスパランキングとして発表します。例によって参考にはしないで欲しいです。
ガンバリマン(都城酒蔵)
容量:180ml×50本・度数:25%・価格:7326円
※完全に”分かってる”販促画像
※ガンバリマン復活!!
何とネットを騒がせたあのガンバリマンが2023/10/26に復活を果たしていたのです!!
比べると「後悔なんて時間の無駄だ 飲んで忘れろ どんなに嫌でも明日はくるんだ!」という悪魔的セリフがなくなっており、大分コンプライアンスを意識した感じになっておりました。
相変わらずブリブリに意識低いながら素材を生かした乙類焼酎ということで、素直にロックでいただきましょう。
がぶがぶ君(都城酒蔵)
容量:5000ml・度数:25%・価格:3197円
以前は1.8Lパックのがぶがぶ君を載せましたが、さらに破壊力を増した5Lを発見!!果たして我々はこれを注ぐことができるのか??
そんな疑問すらも吹っ飛ばす、うら若き乙女のセリフ「毎日、晩酌するがぶ様にぴったりね!」と言うセリフで、この眼がパッキパキの侍風の男が「がぶ様」だと判明。ていうか乙女も目がパッキパキなんですけど!!
酒をがぶがぶ飲むだけで「がぶ様~~~♡」と爆モテな世界線・・・選べたら良かった!!とにかく、今後もがぶ様を推していきたい所存です。
ちなみにこちら、ガンバリマンと共にコーンスターチ焼酎とのこと。本格焼酎とは認められていないのですが、単式蒸留焼酎の乙類とは認められているみたいです。細かいことはどうでもいいですね。がぶがぶいきましょう。
ストロングゼロ無糖ドライ(サントリー )
容量:500ml×24本・度数:9%・価格:3879円
6年前はブイブイ言わしていたストロング市場ですが、最近、風当たりも強くなりました。
しかし、悲しい変化だけではありません!あの当時はなかったプレーン系チューハイが増えたということ。
合成甘味料が気になるだとか、味で飲み疲れるだとか、これでそんなストロングの持つ宿命からも解放。
プレーンにレモン汁を垂らして本格レサワにしても良し、様々なストロングチューハイの合間にプレーンを入れて舌をリセットしても良し、勿論そのまま突っ走っても良しです!
酸化防止剤無添加のおいしいワイン。 ストロング赤(サントリー )
容量:1800ml×6本・度数:14%・価格:5988円
6本セット価格にはなりますが、どうせ飲むならいいじゃないですか。何より凄いのが、あのコスパで有名なボックスチリワインを超える安さを実現しているところ。
しかも酸化防止剤無添加でおいしいと来たら俄然「あり」。
サントリーさんお得意のストロングスタイルではありますが、パックワインの度数が全般低いだけで、赤ワインとしては別段普通のライン。
売上「容量」NO.1の文字が輝いてます!!ガッツリいきましょう。
富士白 65度(中野BC株式会社)
容量:2700ml・度数:65%・価格:5200円
6年前と今では何が違うかって一番はBeforeコロナかAfterコロナかということ。
段々、記憶から薄れがちですが、コロナ禍が一番ひどかった時は消毒液すら買えない状態が続きました。そんな中、各酒造さんたちが高濃度アルコールを作ってくれた恩を忘れてはいけません。
そう、使っても嬉しい、飲んでも嬉しい高濃度アルコールが増えたのです。
今までは高濃度アルコールと言えばスピリタスでした。
度数は唯一無二の96%!!
しかし、値段がだんだん上がってしまったのですよね。コスパレベルで言えば先ほど紹介のサントリーストロングワイン以下。
その点、富士白 65度は頼もしいですよね。この頼もしい2.7Lサイズにギッチギチにアルコールがつまっているわけです。もはや、夢。夢がつまっている。そう、夢芝居。富美男もニッコリ。
果実酒は勿論スピーディーにできますし、何ならウイスキーのカスクストレングス(樽出し加水しないやつ)も60%くらいありますからね、それくらいの感謝の気持ちでもって、適度に割っていただきましょう。
がんばれ父ちゃん
容量:900ml×3本・度数:14%・価格:2500円
パックの日本酒を飲むことに対する世間一般のイメージってどうなんですかね。ザ、酒飲み・くだまきオッサン・酔えれば何でも良さそう・・・
いや、そうなのかもしれませんが、各々「何か」があって飲んでいるのだと思うのですよ。
簡単に単一の言葉で表現できるもんじゃない。そんな背中で語るものを表現してくれるのが「がんばれ父ちゃん」。自分が父ちゃんだろうがそうじゃなかろうが、自分が存在するのはとりあえず父ちゃんがいたからこそ。その郷愁の思いと言うかなんというか…
・・・
とりあえずこれ韓国で流行ってるんですよ!
※詳細は僕の記事へ
もはや韓流アイドルがエンタメ業界を席巻していることは言うまでもありませんが、そんな韓流アイドルも「がんばれ父ちゃん」を飲んでいるのです!
あのBTSだったり他の韓国のアイドルもメディアで度々言ってるほど。若い人こそ飲むべき日本酒、がんばれ父ちゃん。
※これはBTS。左下にいるがんばれ父ちゃん。向こうではがんばれ父さんと呼ぶらしい。
日本の文化の良さを海外で改めて気づくということがあるのだと思います。
今回で言えば、パック酒の文化です!
改めて、曇りなき眼(まなこ)でもってパック酒と向かい合うべきなのかもしれません!
※くもりなきまなこ
とりあえず味の方はスッキリ飲みやすーいな感じです。普通に美味しいですよ。
ビッグマン チューハイの素(合同酒精)
容量:2000ml・度数:42%・価格:2633円
僕みたいなファミコン世代にとってココロオドル言葉があるんです。
それが「ウラ技」。大体がバグを利用した技だったりするんですけど、お酒を飲んでいるとたまにそういうバグのようなウラ技を発見することがあります。
それがビッグマンチューハイの素!
4Lペット焼酎界隈の雄、ビッグマンのチューハイ用商品ですが、まずこちらを見てください。
大体、ペットボトル焼酎は20%か25%なのにまさかの40%!ストロングにもほどがある商品ですが、これ2919円するんですね。
味のついているビッグマンチューハイの素の方が300円近く安い。
し、か、も!!!何と度数は2%高い。
これ、完全にバグでしょう???
勿論、味の有無が優劣を決めるものでもなく、それこそお好みなのですが、パーシャルショット(家庭用冷凍庫に入れても凍らずトロットロうまい酒になるやつ)ができてしまうわけです。
例えば、別の容器に分けて冷凍庫に入れておき、グラスもキンッキンに冷やす、そしてこれまた冷やした炭酸水(理想は衝撃を与えると凍る過冷却)を用意し、これを混ぜる。
薄まることなく最後までヒエッヒエのバーで出されるような、レモンサワーができてしまうってことですよ!!
なのに安い!これはもう全国の居酒屋さん要チェックだと思います。
ティーチャーズハイランドクリーム(サントリー)
容量:4000ml・度数:40%・価格:6,248円
正直、これは紹介するか迷いました。端的に角の4Lと同じくらいの値段なんですよね。
以前紹介したブラックニッカクリアや同じサントリーでもトリスもあったりと4000円しないで買える4Lウイスキーは他にもあるんです。
もはや意識低いとは言えない。しかし、先に述べた通りその言葉の真意にある「親しみやすい」に立ち帰った時、こんなにスコッチで親しみやすいお酒って中々ないよなと思い紹介することにしました。
ティーチャーズ ハイランド・クリームは何と言ってもこの値段にして感じられるスモーキーフレーバーが特徴。スコットランドのハイランド地区にあるアードモア蒸溜所のモルト原酒を中心に作られたブレンデッドウイスキーです。
今更僕ごときが紹介するまでもなく各所で高コスパウイスキーとして挙げられています。
僕個人としては、燻香が欲しい食べ物、例えばベーコンだったりソーセージだったりをワンランク上に引き上げてくれるウイスキーとしてお勧めしたいところ。
つまみを食べながら飲む人にとっては、結果として安く満足行くお酒が飲めるのではないでしょうか。
100均のカキや、塩焼き鳥の缶詰なんかと頂いてもグッド。ていうか直接垂らしちゃってOK。
※これ、本当に美味しい。スモーキーなウイスキーでさらにブーストがかかる。
宮崎で炭火焼き鶏を食べたかのようなテンションにもなれますし、そもそも「スコッチ」ですからね?気持ちは海外ってなもんですよ。
※見えてくるー
どうです?自宅にいながらして旅に出られると思えば、とてつもなく安くなった気がしませんか?
ちなみにお酒界隈が阿鼻叫喚となっている2024/04のお酒各種値上げにおいて、ティーチャーズは他容量は値上げなのですが、4Lだけ対象リストに載っていないのです。非常に気になります。これもまたバグ発見となるか??
プレミアム生ビール(イオン)
容量:350ml・度数:5%・価格:184円
これまたプレミアム生ビールって全く意識低くないだろって話になりますよね。プレミアム語ってしまってますしね。
シンプルなアルコール単価で言えば完全にこれまで挙げたものと張り合えはしません。でも、ちょっと考えてみてください。
まず、6年前と比べてビール自体の税金が安くなりました。
77円から2024年現在14円ほど安くなっているわけです。
その証拠に、新ジャンルで僕が一番おいしいと思っている本麒麟の定価は税込み160円に対し、トップバリュのプレミアム生ビールは税込み184円。もはや24円しか差がないのです。
※ジャンプの宣伝文句的な
しかも、製造元はサッポロビール。間違いないですよね。
もはや飲めば飲むほどお得になる。
勿論、それでも第三のビールの方が安いことはわかります。しかし、僕らがビールを飲む時って心構えの問題なのかと思うのですよ。要はハレなんです。
例えば漫画、賭博破戒録カイジで主人公のカイジが地下労働施設(タコ部屋の拘束度が高い版)でなけなしのお金でビールとつまみを買おうとする場面・・・
この場合、「へたっぴ。」と言っている大槻のセリフは後にカイジから金をせしめるための布石ではありますが、真理でもあるのです。
ハレの気分で下手に我慢をすると、却ってストレスがたまります!!このギリギリのせめぎあいをトップバリュのビールはぶち抜いてくれるのですよ!
さらに、二杯目以降もビールを飲みたければ、同じくイオンPBトップバリュを買い込めばいいわけです。例えば第三のビール、バーリアルであれば税抜き108円と、PBの優位を活かして安く買えます。
※滅茶苦茶種類がある
タイパにまで言及できてしまうトップバリュ。十分チョイスされるに値すると思いませんか!?
甲類焼酎 スーパーセイカ(東亜酒造)
容量:4000ml・度数:25%・価格:2434円
最後を飾るのはやはり4L焼酎。親の顔よりみたこの形と言う方も中にはいるのではないでしょうか。
しかし、本記事発端の理由の一つである、今は亡きつくば太郎と比べるとやはり物価の上昇を感じずにはいられません。
楽天、Amazonで色々調べましたが、送料込みで2000円をきる焼酎は見当たりませんでした。
我々はこの物価の波にのまれてしまうのか・・・
しかし、ディグを深めるとまだまだ希望はあります。
例えば「イッポンカラピンポーン」の酒のカクヤスでは税込み1958円
ホームセンターのカインズPBの4L焼酎は税込み1780円!
さらにもっと全国規模のトップバリュでも4L焼酎は2000円を切っておりました。
きっとまだまだローカルに即した4L焼酎は存在するはず。
ワクワクを胸に探す旅にでるのも良さそうです。
世はまさに大焼酎時代!!!
ありったけーの酒をーーー!
・・・手間を考えて気軽に買うならネットでも全然ありだと思います。
コスパランキング発表
さて、ある程度ご紹介したところでコスパランキングを発表したいと思います。
コスパと言うのは、安いというのではなく、費用対効果が高いと理解しつつ、ここではあえてド直球の純アルコール量単価が安い順にしました。
おさらいすると
アルコール単価=値段 ÷( 容量 × 度数 )
コスパポイント=1000 ÷( 値段 ÷( 容量 × 度数 ))
になります。
コスパポイント・アルコール単価・容量・度数・値段
1位 スーパーセイカ
410.85点 2.43円/ml(4000ml, 25%, 2434円)
2位 がぶがぶ君
390.99点 2.56円/ml(5000ml, 25%, 3197円)
3位 富士白
337.50点 2.96円/ml(2700ml,65%, 5200円)
4位 ビッグマンチューハイの素
319.03点 3.13円/ml(2000ml, 42%, 2633円)
5位 ガンバリマン
307.13点 3.26円/ml(9000ml, 25% ,7326円)
6位 ストロングゼロ
278.42点 3.59円/ml(12000ml, 9%, 3879円)
7位 ティーチャーズ
256.08点 3.91円/ml(4000ml, 40%, 6248円)
8位 酸化防止剤無添加の美味しいワイン ストロング赤
252.08点 3.97 円/ml(10800ml, 14%, 5998円)
9位 がんばれ父ちゃん
151.20点 6.61円/ml(2500ml, 14%, 2700円)
10位 プレミアム生ビール
95.11点 10.51円/ml(350ml, 5%, 184円)
時は流れど、圧倒的な戦闘力(コスパポイント)を持つのはやはり4L焼酎でした!
それでもがぶがぶ君はかなりひっ迫しておりますし、より癖の少ないスピリッツである富士白やビッグマンチューハイの素など6年前にはなかったニューエイジャーも実力を発揮していて久々に本記事を書いた甲斐がありました。
醸造酒はどうしてもランクが低くなるので、サントリーワイン、がんばれ父ちゃん、プレミアム生ビールが低いのは致し方なし。
本来の意味での「コスパ」で楽しみましょう。
個人的には「味のあるお酒」でハイコストパフォーマンスを発揮したビッグマンチューハイの素に健闘賞をささげたいと思います。
それでは、充実した飲酒ライフを。
※過去の意識低いお酒の記事はこちら
※本記事は過剰な飲酒を勧めるものではございません。お酒は適度に楽しく。
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