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BREWDOGは今だ鮮烈(NEON DREAM・MASH UP IPA感想)

英国スコットランドのBREWDOGが、アサヒビールと共同で新会社『ブリュードック・ジャパン』を設立して2年が経ちました。

出典:アサヒロジ株式会社公式HP

今や日本のコンビニでも見かける存在になり、飲んだことはなくとも見覚えある方も多いのではないでしょうか。

BREWDOGといえばPUNK IPA。世界的なIPAブームを作った歴史的な1本とも言えましょう。僕も最初何らかのイベントで飲んだ時、もはや暴力ともいえるみずみずしくインパクトある香りに驚いたものでした。

その味を通してBREWDOGの理念を確かに感じ取れました。

ブリュードッグは、“PUNK(常識に逆らう)”をキーワードに、 “大量に工場生産されたラガー”か“古臭くて根本的に面白みのないエール” しかない当時のUK市場に“クラフトビール”カテゴリーを作ることを目指して2007年創業。

BREWDOG公式HPより引用

よなよなエールと共に日本における第二次クラフトビールブームの立役者だったと思えます。

そして今、第三次クラフトビールブームともいえる現在、苦み控えめでより飲みやすいIPAであるヘイジーIPAや、フルーツ果汁を使ったサワーエール、バニラやピーナツバターなどやりたい放題入ったスタウトと実に多種多様で個性的なビールがリリースされています。

もはや、PUNK IPAは定番の味でBREW DOGに目新しものはないのでしょうか。

そんなはずなかった。


まずは10/17全国イオン先行発売のNEON DREAM!

プレスリリースにビールが苦手な方にも飲みやすいってありますが、ビール好きはまず警戒する文言なんですね。

ビールを求めているものにとって「イロモノ」であり、もはやビールですらないってこともママあるのです。

デザインは流石のお洒落さ

スタイルはトロピカルウィートビア。ウィートということで小麦が使われております。

大麦麦芽、小麦麦芽、ホップ/香料

小麦使用のビールは良くパインだったり南国系フレイバーになりがち。PUNK IPAはグレープフルーツと南国系の香りが何と言ってもたまらないので、結構期待できる気もします。

さて、飲んでみると・・・

明るめでちょい濁り

ファイブミニ!!!!


ファイブミニですよ。でもビール。ファイブミニがビールになりました。

何言ってるかわからないかもしれませんが、要はグァバの香りってことです。

グァバ=ファイブミニと認識させてしまった大塚製薬も凄いですが、いやはやこれはやられましたね。

最近よくある、果汁を入れてフレーバーを出すという手法でなく、香料はあれどあくまでビールの原料でこの味と香り。とんでもないですよ。

BREW DOGの矜持を感じましたね。まだまだパンキッシュだわ。

お次はMASH UP IPA。

マッシュアップとは複数の好きな曲をミックスして、新しい曲を作る手法なのですが、色々混ぜてるのかと思いきやMAN WITH A MISSIONをインスパイアしたビールとのこと。

出典:BREW DOGブランドページ

割とお酒と音楽って良くコラボしているのですが、これはばっちりイメージにあいますね。

お洒落!

マンウィズメンバーからもコメントをいただいてます。

出典:PRTIMES

サテ僕モ飲ンデミマスカ。

オレンジみが強い

爽快さっぱりエールです。IPAの個性をギリギリ残しつつピルスナーのような飲んだ後のキレをバシッと決めてる感じ。

これ確かにマンウィズっぽさある。バンドの世界観をビールで表現できるって本当に凄い。

メンバーのJean-ken Johnny(ジャンケン・ジョニー)が以下のようなコメントを残しておりますが・・・

今回、バンドヲイメージシテビールヲ造ルト聞イタ時、ドンナモノガ出来ルノカト思ッタガ、実際ニ飲ンデミテシンプルニメチャクチャ美味シイビールニナッテマス!ドンナ食事デモ、食べ物ノ味ヲ邪魔セズニ素晴ラシイ食中酒ニナルト思イマシタ。個人的ナオススメハ、筑前煮!和食ニモキット合イマス。

PRTIMES

僕としてはやっぱりマンウィズの音楽と合わせるのがよいと思います!!!

いやー、同日発売の2本。確り味が異なるながらもバッチリBREW DOGイズムを感じさせてくれました。まだまだ目が離せませんね!


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