見出し画像

38枚の重さとクライマックスに向けて整った。

「こういうのいいですよね」

久しぶりのイベントの空気は明らかに街の空気を変えている。


南国フェス

忘れられない枚数になった。

38枚。

9月10日。私達の始まりの日だ。

宣伝という宣伝はInstagramのみ。その中、Instagramを見て来てくれた方達がいた。

「どの辺の席がよく見えますか?」

「千絵さんは、どちら側で歌いますか?」

「近くで見たいか、全体を見たいか迷う」

「7年振りですよね。チラシ持って帰っていい?母と話したい」

「楽しみです」

人の手に渡ったチケット。

形を作って届けて準備するというまでが、私の企画の一つの区切りとするのなら、一つ一つ区切りがつきはじめた。

ふざけて書く事はいくらでも出来るのだが、そういう事が出来ない時もある。

「Instagram拝見してます」

何人かに言われた。

「全国の方メッセージくれてますよね。どうしてですか?」

「繋がりを一緒に楽しんでくれているんだと思います」

答えのような、答えではないような言葉に自分でも戸惑っているが、これが素直な気持ちなんだと思う。

誰かの目に触れている。これを実感として皆様に伝えたい。それも伊勢原市でだ。間違っていない。

この日、終了間際に25枚をまとめて購入してくれた人がいた。南国フェスの先行販売までに取り纏めていてくれて、購入しに来てくれた。

「皆でお祝いしたいでしょ。何でも協力するから言って。伊勢原市でやってくれる事は嬉しいじゃん。まだまだ拡めるよ」


伝わっている。

自分が発した言葉じゃない、自分が考える事を人の言葉で伝え聞く。

言葉の力を知れる瞬間だ。

こっから、一般販売開始まで約1ヶ月。
本番までは、2ヶ月。

私の言葉じゃなく、携わってくれている愛すべき仲間から言われた言葉。

「もう、結末は最高になるって決まってるんだからあと2ヶ月楽しもう」

楽しいなぁ。その通りだ。

伊勢原で熱は共振し始めている。

昨日、一番プレッシャーを抱えていた清藤くん。
彼はこう見えて真面目な男だ。

律儀オブ清藤。フリガナふるならこの漢字を充てるだろう。

彼は昨日、あの写真、傘を差している写真と一緒にこう告げてきた。


Instagramで指笛を鳴らすために練習しているとさんざん引っ張った彼は、

「もし、指笛が鳴らなかったら飛沫防止の観点からやめてくださいと言われた事にして欲しい」

と、私にちゃんとオチまで用意している事を伝えた。

私が彼を好きな理由がここにある。
実際鳴り響かせた。ドラマな男だ。

その日、私は運転なので呑まずに仲間と軽く呑みに行った。

珍しく酔っ払ってる清藤くんは、

「人の手に渡るのを見て本当に嬉しくなった。不安な気持ちが消された」と伝えた。

本音だ。

愛すべき酔っ払いの仲間がまた繰り返した。

「もう、結末は最高になるって決まってるんだからあと2ヶ月楽しもう」

この日5回くらいループされたこの言葉をさらに今、何度も記し、書いていても悪い気はしないもんだ。

千鳥足の清藤くんは中秋の名月をバックにタコ焼き美味いとずっと話してる。

38枚の重さを知れた。力になった日。

そして、

私達が伊勢原市で企画を御披露目して、チラシを配り始めた翌日の事だった。

南国フェスの終了間際に現れたその方は、

「皆でお祝いしたいでしょ。何でも協力するから言って。伊勢原市でやってくれる事は嬉しいじゃん。まだまだ拡めるよ」

と言ってくれた。本当に私が渡した数枚のチラシを持ち、そして一部は大きくして大関の昭島のイベントに会いに行ってくれた。

「コニシくん。チラシもっともらっとけば良かったよ。問い合わせもいっぱい来たから」

私に、連絡をくれた。昨日一言も大関に会うなんて言わなかったくせに。

なんだよ。これ。

送られて来た写真を見て、まだ泣きたくない我慢しろと思った。

「コニシくん。大関、ステージに看板置いてくれて、さらに告知してくれたよ」


思ってもみない所から、人の愛情が届くと自分は何が出来るだろうと考える。

誰も何も見返りを求めていない。

そういう事は信じないようにしていたけど、
これは無理だ。


毎日、毎日届く色々な方からの激励やメッセージ。

自分の気持ちに収まりがつきません。

これを見て、何とも思わないならそれは嘘になる。

この街伊勢原は誰かのために動く街だ。

良いものが出来上がると思う。

スイッチが入った伊勢原は本気でやりきると思う。

なんのはなしですか

「どっかのドラマみたいな事が現実で起こってるぞ」

はい。皆様、この台詞、来週の課題台詞です。

各自、口コミに励む一週間を。

やります。やりきります。
いよいよ始まる。いよいよ終わる。

気持ちをそのまま残しているのでご勘弁。


良かったらご一緒に最後まで、裏側を楽しんでください。






















この記事が参加している募集

イベントレポ

この街がすき

自分に何が書けるか、何を求めているか、探している途中ですが、サポートいただいたお気持ちは、忘れずに活かしたいと思っています。