見出し画像

未来永劫必要とされる人材とは

ITやロボット開発事業の発達により今ある仕事はそのうちなくなっていく…
というのはよく聞く話です。

銀行員や販売員、タクシードライバーなんかも10年後にはなくなる職業といわれています。
実際に、コンビニやスーパーなど小売店のレジはセルフ化が進み、
「人でなくてもいい仕事」が徐々に明確化されてきています。

では、「人じゃなければいけないこと」ってなんだろう。

今日はそんなお話です。


人が人たらしめるもの。

それはやはりシンプルに「心」だと思います。

あなたの周りで、「この人は心ない人だなあ」と思う人はいないでしょうか。
そういう人と、長くずっと良い関係を保ちたいと本心から思うでしょうか。

答えはおそらくNOです。

人を蔑んだり、陥れたり、悪口を言ったり、損得感情でしか物事を考えない人とあえて一緒にいたいと思う人はいません。

逆に、思いやりがあり、相手のことを考えて行動し、面と向かって真剣に話を聞いてくれて、自分のことを大切にしてくれていると感じる人とは一緒にいたいと感じるはずです。
家族や恋人、親身に話を聞いてくれる先輩や友人など、あなたの周りにもきっと1人はいることでしょう。

ここでビジネスに話を戻します。

仕事がどんどんロボットや技術に奪われていき、人がお金を稼ぐことが難しくなっていく近い将来。

今一度、「お金を稼ぐ」とはどういうことかを考え直す必要があります。

肉体労働、知的労働、投資など形態を問わずすべからく共通すること。

それは、

お金が動く時は人も動いている!

ということです。

小売や物流などは図式がわかりやすいですが、
「お金に働かせる」と言われる株式投資であっても、投資がうまくいくかどうかは投資した会社や景気に左右され、その会社や景気を動かしているのはその社会で動く「人」です。

また、「技術」を売りにしているスポーツの世界であっても、ただ人より運動ができるだけではお金を稼ぐことはできません。
それを見てもらう人がいて、感動を与えられて初めて稼ぐことができます。
その人数に比例して金額が大きくなるため、同じスポーツでも大金を稼ぐことのできる種目とそうでないものが存在します。

いくらイチローが野球が上手でも、もし地元の草野球チームで試合しているだけでは彼が日本やアメリカで築いた生涯年収を稼ぐことはできません。

ロボットが台頭する仕事も、その技術を作る人・買う人・使う人がいなければただの鉄の塊になってしまいます。

そう、お金の先には必ず人がいるのです。

ということは、お金を稼ごうと思った時に一番大切なことは、
「お金」ではなく「人」と関わることだということです。

ここがロボットと人間の大きな違いです。

冒頭で述べた「人に嫌われる人」と「人から好かれる人」

どちらがより人から感謝され、その対価としてお金をいただくことができそうか、なんとなく感じることができると思います。

ロボットやIT云々と言われていますが、計算能力や効率だけでない、
人間だからこその価値・本質を今一度考えてみてほしいと思います。

人に思いやりを持って接し、相手のことを本気で考え、心を砕いて人と関わり合うことができる人が、今後未来永劫職を失うことのない大事な「人財」になると思います。

当たり前のことすぎて普段意識もしないことですが、とっても大事なことだと思います。


・・・ということを、職場のロボットみたいな上司の心無い発言を聞いて考えさせられました。(笑)
きっかけを与えてくれた上司に感謝。

どんな世界になろうとも人の心を大切にして生きていきたいものです。

そんな人で世界が溢れたらいいな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?