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新感覚!解決しないミステリー小説ロンドの旅Part2.ソナタの旅Chap.3マスカットの事件

2.胡乱

 先生!ロンドがまた学校をサボってます。

ロンドが何か悪いことをしたら恩師に言い付けるのがソナタの役目だった。ロンドの両親は子供を自由に育てる主義らしく、何も言わない。何をしても、何をしなくても良いも悪いも言わないのだ。両親には考えがあってこんな教育方針をとっているのだろうが、幼いソナタにとってはそんなことはお構いなし。ど正論をど直球でぶつける学級委員タイプである。恩師は学校の教師ではなかったがソナタが信頼に値すると評した人物であった。世界各国で作家として名を馳せており、常に冷静沈着なだけでなく極めて博識で、知識量は見たものをすべて記憶できるソナタですらも到底敵わない。

ロンド、ソナタ、旧友の3人は恩師の家に入り浸ることも多かった。彼らにとって学校は退屈な場所であったが、ここでは見たことのない文献や映像、そして何より恩師から刺激的な体験談を直接いくつも聞くことができた。専ら"タウンの外"の話には興味津々である。早く大人になって自由に"外"を見て回りたい。そんな理想を抱きながら彼らは恩師の話に聞き入ることが多かった。

恩師の家は基本出入り自由なのだが地下室だけは違った。重厚な鍵がかけられていて、もちろん立ち入ることは固く禁じられている。その時は、作家の仕事場で誰にも触れられたくないという理由だと聞いていた。しかしこの年の子供にとってはその状況が冒険心を掻き立てる。何とかして解錠できないかと、手先が器用な旧友を中心に試行錯誤を繰り返す。だが彼らの知能と異能をもってしてもなかなか解くことができない謎であった。3人は、ここまで自宅の一室を堅牢にする理由が他にあるはずだと、一定の期間この謎解きに集中したが結局最後まで突破することは叶わなかったのだ。

 先生が考えた謎はそう簡単には解けないかぁ。

 ああ、そうだな。でも僕は小学校を卒業したら世界中の事件を解決する会社を作る。その頃までには解けない謎なんてなくなっているさ。

 ロンド…理想なら誰でも言えるわよ。きっと私たちが成長しても世の中には解けない謎はいくらでもあると思うわ。ちゃんと現実を見てね。

 ロンドがまたソナタに説教されてるねぇ。

 ははは。やるなソナタ、そういう見方があることも認めるよ。でも卒業まではあと6年もあるからね。僕ならやれるさ。

人間はのキャラクターや立ち位置は、何歳になっても変わらないものである。

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