新感覚!解決しないミステリー小説ロンドの旅Part2.ソナタの旅Chap.3マスカットの事件
3.逸品
タウンの中で人気の料理店がある。店内は小ぢんまりとしているが、提供される食事や酒は絶品で、子供から老人、様々な人種の舌に不思議と合う料理であった。3人は店主を"マスター"と呼び幼少期から慣れ親しんでいる。ランチからディナーの間は店を閉めているので、この時間帯は彼らの溜まり場と化していた。恩師宅と同じくらいの頻度でよく通っていたのである。
マスター、僕はこの店を拡張して従業員も増やすことをお勧めする。そうすれば間違いなくもっと収益が出るよ。
ロンド、前にも言ったがこの店のシェフは俺しかいないんだ。1人で提供できる料理の数には限界があるんだよ。
それについては僕も前にも言ったけど、レシピを作って他の人間に技術伝承をすればいいだけさ。いずれは2号店、3号店も夢じゃない。
分かった、分かった。コンサルタントのロンドさんの意見はちゃんと胸に留めておくよ。
胸に留めておくだけじゃダメなんだ。アクションを起こさないと…。
ロンド、いつも同じ話は聞き飽きたわ。マスターは私たち以上に考えていまのお店のスタイルになっていて十分に成功しているんだから、素人の…しかも小学1年生がそんな偉そうに言うもんじゃないわ。
おっ、今日もお説教タイムが始まったねぇ。
手を後ろに組んで目を瞑りながら座っている椅子を傾けたり戻したりして暇そうにしていた旧友が興味をもつのは"ソナタはのお説教"くらいなのだろうか。
それに俺はこの店以外にも色々やることがあってね。副業みたいなものだからこれ以上手を広げるつもりはないんだよ。
へー…"やること"ねぇ。
タウンの住人は恩師や店主のように秘密を抱える者も多いようだ。その真相は分からないが、表の顔と裏の顔…そんなものが垣間見える場面がたまにある。それはタウンに限ったことではなくすべて人間に当てはまるのかも知れない。
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