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【HERBIN エルバン 万年筆】 万年筆を普段使いする。

エルバンはパリ生まれのシーリングワックス(封蝋)とインクのメーカー
今回はそのエルバンが出しているリーズナブルな万年筆の紹介と活用。


エルバンというメーカーを知ったのは4年ほど前。
万年筆やインクにハマり始めていた。当時はブルーブラックの沼に足を突っ込んでいた。ブルーブラックはただ黒っぽい青ではなかった。ブルーブラックの本当の意味を知った時から僕の実用万年筆を求める道が始まった。

インク沼とインクを扱えるボールペン繋がりでエルバンのローラーボールを愛用していた。

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ある時か万年筆のペン先を研ぐようになった。
その時に気付いたのが安いい万年筆でも十分納得のいく書き味になる事。

流石にニブの素材や形による弾力などはっどうにもできないが線幅やフロー、滑らかさなどはスチール製の安いペン先でも最大限ポテンシャルを引き出してやればいい。元々はプロの研ぎを見てどこまで自分で実現できるか気になって中華製やラミーサファリなど取り返しのつくペンで練習しているうちに安っすいペンにも確かな魅力があることに気がついた。

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外国のペン先は基本国産より太い。
コンバーターの入るサイズのペン先はMだがショート軸(カートリッジのみ使用可能)のペン先がFであることを知り購入しコンバーター軸に付け替えた。

ただ、やはり手帳やメモで繊細な線を使いたかったのでさらに研ぎ上げた。

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最初から考えるとかなり細くなり概ね満足である。

極細を求めた経緯はプラチナ万年筆のショートという古い万年筆のペン先が驚くほど気持ちのいいペン先で憧れを持ったから。ただあの弾力感やフローはさいgんできない。素材や形状、研ぎにペン芯など様々な要素が絡み合った結果っだからだ。

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使用インクはダイアミンのレジストラーズインク。
ブルーブラックや古典インクを探し歩いた人にはよく知られたインクかと思う。
(この写真のピントより手前の色は正しくない。乾いてから数日経つのでほとんど黒の部分が正しい。)

よく古典インクはペン先のサビなど恐れられるが普段から使う人間には関係のない話のような気がする。詰まることもないし錆びることもない。

むしろ乾きが早くインクの色が変わるのも早く面白い。
耐水性もあり買いた時青く鮮やかで黒く変色するからお陰で書類にも使える。
この特別感がたまらない。

古典インクによるペンの劣化を恐れる人間もいるが基本的に普通にメンテナンスをしながら使っていて壊れるならペンが悪いというが道具として未完か既に壊れている気がする。歴史的な遺産として保存したいペンに入れないという選択肢はもちろん理解できるが趣味と実用を兼ね備えるペンとしては古典インクを存分に使いたいと思う。


万年筆が実用的でないというつまらないことは言ってはいけない。
いつしか最高に実用的で信頼のおける万年筆を開発したいなんて密かに妄想にふける。


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青く飛び散ったインクもまた面白い。

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