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白球と野菜に追われた僕の青春、、、⑦

3年生も抜けて新チームになり、周作がキャプテンとなった。そして、セカンドを守っていた僕はここからサードへコンバートとなった。田辺という1つ上の先輩とサードを争うことになる。
夏の大会の思い出があるからポジション争いでは負けるわけにはいかない。レギュラーを勝ち取り絶対夏の大会でモテるんだ。強い覚悟で練習することになる。即、田辺からサードを勝ち取る。あっという間に。すんません。こっちはモテたいんで。

そんな思いとは裏腹に彼女ができる。高校で初めての彼女だ!
中高同じで中学の時に5回くらい告白をしているがずっと振られ続けている、あやみ。高校に入ってからというものの出会いがたくさんあり、あやみどころではない。そんなあやみがおれに気があると。。。そんな情報を裏ルートで入手した。CIAもお手おげの裏ルートだ。モテ期は終わったと言えど、こまめに連絡している子や練習終わりにスーパーでお菓子デートする相手はいる。悩んだ末に8月9日という野球の日に付き合うこととなった!
農業10%、野球50%、恋愛30%、遊び9.5%、ちょっと勤勉0.5%。円グラフ書きたい。今日からこのサイクルで生活をする。
いや待って、勤勉は0かもしれない。どう思い出しても早弁か寝るかPSPのモンスターハンターを仲間内でオンライン繋いでやるしか授業中のことを思い出せない。ラージャン、リオレウス、ティガレックス、授業中に仲間内でやるオンラインほどハラハラするものはない。同じ野球部のマサ、身長が会うたびに伸びていて今は191もある。サッカー部の達彦、彼女が全然やらしてくれないかららんま2分の1を見せて雰囲気を作ろうとするがムリと言われ撃沈する強者。剣道部の白井、平成のオナリスト。この4人でいつもモンスターを討伐していた。村がモンスターに襲われそうになり村の人々はいつも怯えている、中には農家さんが仕事にならないとまでいう、倒しても倒しても村の人は困っている。授業とか言っている場合ではない。正義感の強い僕たち4人は人ごとではないといつも村のために立ち上がっていた。そして僕らのチームプレーをかなりのモノ。誰かが先生にバレたら「先生、彼は自分に迷惑をかけてます、その代償が返ってくるのも自分です、そういう奴はほっといて授業進めてもらえます?この時間無駄じゃないですか?とっとと進めてもらえますか?」半ギレでこの固定文をよく言っていたノートも開いてない自分が。かなりうざい。笑 
どの先生も、自分が注意しているのに横から急に授業熱がすごい生徒に半ギレでこんなのを言われたらあたふたして進めてくれた。次第に先生の中で諸星の授業への姿勢がすごい。と広まる。それはそうさ、60分と限られた授業時間の中で何度も村を救わないといけないのだから。
農業10%、野球50%、恋愛30%、遊び9.5%、村救い0.5%
選ばれたのはこの割合でした。

授業も終われば練習へ向かうために走る。ついて即着替え。グランドに出て本日のメニュー確認をし全体でアップ開始。
サードの守備になれず練習中に個人ノックを死ぬほど受けた。ユニフォームはいつも真っ黒。母ちゃんごめん、赤ちゃんの時から18歳までずっと洋服を汚し続けてきた。練習が終わり、自主練も終わり体はヘロヘロで顔面まで真っ黒。この後の楽しみがある。水道シャワーだ。普通の水道で全身を洗う。これをしなきゃ帰れない、相棒はLUXのシャンプーとリンスだ。一つだけ確認したい、、みんなマルコメ坊主ちゃんであることを。そもそもリンスなんて絶対必要ない。しかしリンスをして歯磨いてリンスを落とす、馴染ます毛なんかないのに馴染まそうとまでする。すごいよね笑 
さっぱりになり、あやみと家路へ、元々家も近いが練習終わるのを待つ彼女もすごい。俺だったら無理。青春の恋って考えられないこと多いですよね。

さあ、来週は修学旅行。楽しみです。

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