ベートーヴェンの第9とは
2020年はルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが誕生して250年周年の記念年である。世界中で彼の曲が沢山演奏され、ここ日本でも、普段でも多いベートーヴェンが、ここぞとばかりに演奏されるはずだった。オケ付き合唱曲、第九や『ミサ・ソレムニス』、ちょっと渋い選曲としては『ハ長調ミサ』、マニアックなところでは、『オリーブ山のキリスト』、そして前プロに『合唱幻想曲』が増えるだろう、そう思っていた。どれもそれぞれに演奏する意義があり、色々な体験になると思っていたが、これらは殆ど全てが消