見出し画像

【島根県邑南町】故郷を離れて20年経って思うこと

年末に、故郷である島根県に帰省しました。
私の育った邑智郡邑南町(旧:羽須美地区)は、広島県との県境にある小さな村です。

私は現在福岡で暮らしていますが、昨年、故郷で過ごした歳月を、福岡で過ごした歳月が追い越してしまいました。

中学生の時なんかは、ほんと周りになんにもないのがイヤで
“こんなとこ早く出てってやる!”
なんて超生意気なこと思ったこともありますが、

今となっては、福岡在住歴が故郷を追い抜いてしまったことに少し寂しさすら覚えます。

故郷を心の底から好きになったのも、福岡で暮らし始めたタイミングだったと思います。

「失ってはじめて、その大事さに気がつく」

恋愛系の物語なんかでよく聞きますが、まさにそんな感じです。
故郷から離れて、やっとその価値に気付いたという感じです。

福岡に比べると、お店も家も少ないし、人も少ない。
車がないと生活できないし、仕事も選べるほど多くはないです(お隣の広島県に出稼ぎに行ってる人もいます)

一言でいえば不便です。

でも、福岡には無い何かがあります。

単純に“自然がある”とか“空気が美味い”とかそういう表面的なものではなくて、
言葉では言い表せない何か。
いつか帰ってきたいと思わせてくれる何か。

それは故郷で生まれ育った自分にしかわからない感覚かもしれません。

私は常々、故郷に帰りたい、故郷に貢献したいと思っていますが、
中々その糸口が見つからなくて歯痒い思いをしています。

帰るたびに、空き家が増えていたり、
整備が追い付かない川や山の草木を目にしたり、若干寂しい気持ちになりながらも、

自分自身が就職のタイミングで福岡に残ることを選んだ口なので、理想論を語る資格はありません。


2018年に廃止された三江線

情けないですが、自分にできることはハッキリわかりません。

ですが、SNSをはじめ、インターネット上で
場所を選ばない働き方ができるはずです。

極論、それができれば福岡にとどまる必要もなく、故郷に帰って仕事をして、仕事とは別に何かしらの振興活動はできそうです。

私の職歴だと、PCは無関係(苦手意識から遠ざけていた節もあるが…)なので、実現にはまだまだ時間と学びが必要です。


私一人が何かしたことによって、ことが変わるようなことはないかもしれませんが、いつか何か実を結ぶような行動を続けていこうと思ってます。

とにかく、故郷は最高です。


全国どこにいても学べるセラピスト向けのコンテンツを作成してます↓



#ふるさとを語ろう

この記事が参加している募集

ふるさとを語ろう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?