デジタルリスキリングマップのワークショップ


今回は9月11日(月)に実施された、リベコの代表理事・森田昇さんによる「デジタルリスキリングマップのワークショップ」についてご紹介します。

このところ森田さんがずっと話して来ているリスキリングのまとめと、何を学び直し、それをどう発揮すれば良いのかについてのワークショップです。

リスキリングの実践は、自身の強みと興味×デジタルスキルですが、どう実践するかのヒントが得られます。

リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業が始まり、経産省が採択した会社が発表されました。この事業では、転職したい方向けの無料のキャリアコンサルティングの提供、転職に役立つ学び直し講座の受講料の最大40万円補助等4つのことが行われます。

8月30日時点で、38社中30社がデジタル分野の講座を提供しています。

デジタル人材とはIT人材とは違い、業務の知見、デジタル技術の知見とコミュニケーション力を併せ持った人です。必ずしも、プログラム言語を知っている必要はありません。私達はスマホが使えているので、既にデジタル人材と考えられます。

スマホが未来永劫存在するとは限りませんが、インターネットに繋がるデバイスが残るのは確実でしょう。

技術の進展に付いて行くために、自分の強みや求められていることを活かしながら、デジタルスキルを学べるようになって行けば、自分でキャリアデザインもできます。DXとキャリアデザインの間を繋ぐのがリスキリングです。

ここからワークショップで、40代以降のデジタルリスキリングの観点から話を進めます。
Will(希望)、Can(才能)、Must(需要)の重なりがその人の使命と言われます。年代によって、どれから先にやって行くかの順番が違います。20代では、需要⇒希望⇒才能、30代では、才能⇒需要⇒希望の順番ですが、40代では、希望⇒才能⇒需要です。

40代では、放っておくと今持っているスキルがどんどん陳腐化するので、リスキリングが必要になります。そこで、40代の方に、希望、才能、需要を書いて頂きますが、各項目毎の注意事項は以下の通りです。

希望:仕事以外も可
才能:ポータブルスキルを●●力で表現
需要:1年後に自分が必要とされていると期待していること

デジタルリスキリングマップに、才能と希望を入力します。未来に向けてワクワクすること、未来に持って行きたいことが優先です。

マップに書いたものをデジタルに置き換えたらどうなるか、ChatGPTや他の参加者の意見も参考にして記入します。

最後に需要です。こんなデジタル化に対応できている自分になりたいと思ったものを1つ選択します。この1つをデジタルリスキリングの対象として1年間継続するとして、日、週、月、年のアクションプランを立てるのです。

イメージが湧きましたでしょうか? 皆さんもデジタルリスキリングマップを使って、これからのご自分のキャリアデザインを行って頂きたいと思います。

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「リベラルコンサルティング協議会」
自らアップデートでき、豊かで潤いあるキャリアを歩める仲間を募集しています。

@liberal.consulting.association
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(仲井圭二)

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